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随分、時がたっているので金色はなくなりかなりいろあせてしまっているが。
これにはナミダの物語が・・・・
母の実家は裕福だったのかその時代では、かなり大きいおひなさまを飾っていた
雛のお道具もタンスも御所車も漆で金の蒔絵が
それを嫁入り道具といっしょにもってきた
が父に4人の妹がいて戦中戦後なんだかんだと頼ってきて
母が持ってきた着物を売ったりかんざし鼈甲の櫛や、お雛様もお金やお米食料とかに
かわっていったという
そしてやっと私にお雛様をかってやれるようになって買ったのが、
このおひなさま
「私のおひなさまをお前にあげたかったせめてお内裏様だけでも残しておきたかった」といつもこれを飾るとナミダながらに話す
生活も落ち着いてきたころもっといいのを買うといっていたが
わたしはこれが一番気にいっていたし、
どうしてもほかのを買う気が起こらなかったので断っていた
・・そして孫が女の子ふたり
このときもおひなさまを買うといってうるさかったが頑として断っていた
今思うと母がおひなさまをほしかったのでは・・・買う楽しみをわたしが奪ったんだとおもうと心が痛む