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未練を持って死んだ者が「屍」となり、生きた人間を襲う。そんな世界での「屍姫」とその契約僧たちと「屍」との戦いを描いたホラーアクション漫画の「屍姫」第14巻。 前巻では、総本山に進行してきた屍の軍団を、屍姫の原点ともいえる「輝背男(カガセオ)」により撃退せんとした光言宗側だが、この巻でもまだまだ戦いは続く。輝背男を使って優勢に戦っているかに見えた光言宗大僧正だが、最後の最後で、屍の「王」がまたまた進化したようで、果たしてこの戦いどのような決着がつくのだろう。 一方マキナたちは、敵が他の教主の一人リオン・リンと戦う。リオンの不意打ちによりまっ二つにされたリカを救うために早季に起こった変化がすごい。マキナも以前よりパワーアップしているし、この戦いは見逃せない。○関連過去記事・屍姫 13○面白かったらポチっと1票! ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」
January 27, 2011
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高田崇史によるQEDシリーズは、桑原崇、棚旗奈々、小松崎良平が中心となって活躍する、蘊蓄系の人気ミステリーである。現在の事件に、歴史上の謎を掛けて、解き明かしていくというのがこのシリーズの魅力だ。このシリーズの本来の主人公は、やたら蘊蓄を語る薬剤師の桑原崇である。これもなかなか変わりもので印象に残る人物なのだが、11作目の「QED 神器封殺」から、もっと変わりもので強烈な個性の人物が登場してくる。その名を「毒草師」御名形史紋という。あまりの個性で、完全に他の登場人物を食ってしまったかのようで、とうとう彼を主人公にした作品までできてしまった。それが今日紹介する「毒草師 QED Another Story」だ。「毒草師」(高田崇史 :講談社) どのような人物か、作品中に書かれていることを要約してみよう。「長身で漆黒の黒髪が肩まで垂れ、白い顔は、能面か蝋人形のように無表情。広い額に細い眉、冷やかな目と赤く薄い唇。顔立ちは整っているが、不気味なほど表情がない。」 ファッションについてもこんな感じだ。「長めの白衣のようなオフ・ホワイトのコート、その下には真っ黒なタートルネックと黒いパンツ。両手に真紅の手袋。」 もちろん、性格の方も、とびっきりの変人である。しかし、彼の名誉のため、間違っても変態ではないことだけは付け加えておこう。でも、こんな人物が、近くにいたら、ちょっと怖い。 今回の舞台は、浅草にある旧家の鬼田山家。この家では、先先代の当主であった俊春が、一つ目の山羊を見て以来、いまわしい出来事に見舞われている。俊春の妻香苗が最初に死産した子は、一つ目であった。そして、先代当主壮次郎と後妻の久乃との間にできた子供もやはり一つ目で、死産であった。 その、壮次郎は、後妻とした久乃との浮気が原因で、先妻の志麻子と離婚していたが、12年前に、「一つ目の山羊を見た」と言って、鬼山田家の離れに立てこもってしまった。その挙句行方不明になり、隅田川で死体となって発見されている。そして、数年前、先妻の志麻子が亡くなった後、こんどは、壮次郎と志麻子の間に生まれた、志子が、「一つ目の鬼を見た」といって、離れに籠ったまま行方不明に。その数日後には、志子の妹の麻子も失踪。さらに、久乃も離れに籠ったまま行方不明になり、家政婦の間宮静子が、「一つ目の生き物を見た」と証言する。離れは密室である。そこから忽然と行方が知れなくなったのだ。鬼にでもさらわれたか、なんとも、不気味な話である。 医療専門の出版社であるファーマメディカルに勤める西田真規は、会社ぐるみで親しい女医の一関先生が、鬼田山家の主治医であったことから、 編集長名で、鬼田山家の事件を調べ始める。同じ職場のフリー編集者篠原朝美もこの事件に興味があるらしく、西田に協力してくれる。しかし、今度は、久乃の子供で鬼田山家長男の柊也が毒殺された。どんどん困惑を深めていく事件を、御名形史紋が、見事に解決する。謎解きで披露される、毒草についての知識がすごい。作者もよくここまで取材したものだ。 このシリーズのほかの作品のように、本作でももちろん、現在の事件に絡めて、歴史上の謎も解き明かされる。解き明かされるのは、伊勢物語の謎。なぜ、題名が、内容に関係のない「伊勢」なのか。そして在原業平の次の歌の謎。「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」 こちらの方も、なかなか興味深い論を展開している。 それにしても、御名形史紋の強烈な個性の前に、これまでに登場人物も霞んでしまった。次の「白蛇の洗礼」も御名形が主人公だし、このまま主役の位置に座ってしまうのか。 ○応援クリックお願いします。 「自家製薬秘辞典」風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
October 3, 2008
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仕事で旅に出ていたため、遅くなってしまったが、今日は月曜日にTBS系の月曜ゴールデンで放映された「浅見光彦シリーズ26 津和野殺人事件」のレビューである。先般紹介した「箱庭」はフジテレビ系で中村俊介が主演のシリーズだが、こちらは沢村一樹が主人公のシリーズとなっている。山陰地方は、民放が3局しか入らないので、行く前は観られるかと心配していたが、無事に観ることができた。このドラマは、山陰の小京都と呼ばれる津和野の、古き因習に囚われた旧家に起こった悲しい事件を描いた、旅情サスペンスだ。○原作の「津和野殺人事件」(内田康夫) 津和野のシンボルと言えば、なんといっても太鼓谷稲成神社である。ちなみにここの「いなり」は「稲荷」ではなく、「稲成」と書き、日本五大稲荷の一つとも称されている。赤い鳥居の並ぶ参道はなかなかの趣であるが、夕暮れ時以降は、少し不気味な感じを受けるかもしれない。 このドラマは、この太鼓谷稲成の参道の光景から始まる。風車で遊ぶ幼い少女と、立ち並ぶ赤い鳥居との対比が、これから始まるドラマに十分な期待を持たしてくれる。 一方、ルポライター浅見光彦の母・雪江は、訪れた巣鴨の霊園で、男が死んでいるのを見つける。男の名は朱鷺勝蔵。津和野で絶大な影響力を持つ、朱鷺家の分家の当主であった。勝蔵は、なぜか神津家の墓を開けようとしていたところを殺されたようだ。更に、墓の持ち主である神津洋二が津和野で毒殺される。光彦は、雪江が急に萩に行くと言い出したことから、同行して事件を調べ始める。○津和野太鼓谷稲成参道 光彦たちは、萩で、今回の物語の中心となる樋口実加代、久美の母娘、そして土岐家の現当主である慶四郎らと知り合う。久美には、なぜか訪れたはずのない太鼓谷稲成の記憶があった。そこには、旧家の因習ゆえに起こった悲しい出来事があったのだ。 このドラマの原作となった同名の小説「津和野殺人事件」は、浅見光彦シリーズの中でも上位に列せられる作品であろう。津和野の美しい風景と、醜い旧家の跡目争いの対比。そのあたりは、ドラマでもよく表現されていた。(原作)・内田康夫:「津和野殺人事件」(出演)・沢村一樹(浅見光彦)・村井国夫(浅見陽一郎)・加藤夏希(樋口実加代) ・いしのようこ(樋口久美)・加藤治子 (浅見雪江) ほか●今回ドラマに出てきた観光地 ・萩:明治維新発祥の地 ・津和野:小京都の代表格●原作「津和野殺人事件庭」の記事はこちら○応援クリックお願いします。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら*** 追伸 *** 本日の貴賓館「本の宇宙(そら)」には、貴賓館オリジナル記事として樋口有介の「不良少女」のレビューを掲載しています。併せてご覧ください。→こちら
October 4, 2008
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24日にフジテレビ系列の「金曜プレステージ」で放映されていた「浅見光彦シリーズ第38弾 十三の冥府」。内田康夫による同名の旅情ミステリーを原作に映像化したものである。○原作「十三の冥府」:内田康夫 このドラマでモチーフに使われているのは「東日流外三郡誌」。青森県五所川原市の民家の屋根裏から突如見つかった膨大な文書類には、日本の歴史を書き換えるような驚くべき内容が書かれており、その真贋をめぐって大きな論争が巻き起こった。もっとも、ドラマでは、「東日流外三郡誌」は、「都賀留三郡史」と変えられ、発見されたのも民家ではなく八荒神社の蔵の天井裏となっているのだが。 この事件についてまとめたのが、「偽書「東日流外三郡誌」事件」(斉藤光政:新人物往来社)であるが、これを読む限りどう考えても偽書説に軍配を上げざるを得ない。 さてドラマの方だが、この「都賀留三郡史」を巡って、八荒神社の改修工事を請け負った大工の棟梁、巡礼の女性、偽書説を発表しようとしていた学者が次々と殺され、光彦が大石神ピラミッドで知り合った女子大生の神尾容子と事件の真相を追求しようとするもの。光彦は、藤田編集長から、「旅と歴史」の存続の危機だとして、真贋論争の取材を押し付けられていたのだ。 このシリーズの最大の魅力は、光彦が訪れた先々の名所・旧跡や風物などがふんだんにドラマに織り込まれているということだ。今回の舞台は青森だが、いつにも増して、見どころがたくさん紹介されていた。気がついたものを列挙してみよう。・蕪嶋神社(かぶしまじんじゃ)・大石神ピラミッド・種差海岸・三内丸山遺跡・斜陽館・十三湊・十三湖・千畳敷・ねぶた・津軽三味線 青森県は、まだ行ったことがないが、これだけ見どころが多いと、旅情を大いに掻き立て、ぜひ訪れてみたい気にさせる。 ところで、ドラマ中で、津軽三十三か所巡りをしている巡礼のことを、お遍路さんと呼んでいたのは気になった。お遍路さんとは、巡礼の中でも特に四国八十八か所を廻る人のことを言うのであり、それ以外はやはり巡礼と呼ぶべきだろう。○ランキング今何位? ○関連過去記事・偽書「東日流外三郡誌」事件・十三の冥府(内田康夫 浅見光彦シリーズ)○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」
September 26, 2010
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饒津神社を出て少し歩くと、「鶴羽根神社」という、いかにも縁起の良さそうな名前の神社がある。椎の木八幡宮という鎌倉時代創建の神社がその前進であり、1868年(明治1)に12代藩主浅野長勲により、「鶴羽根神社」に改名された。祭神は、妹背二柱の神( 伊邪那岐命、伊邪那美命)と八幡三神(仲哀天皇、応神天皇、神功皇后)である。「鶴羽根神社」 鶴羽根神社の境内に、「山縣豊太郎飛行士の像」がある。私も初めて聞いた名前であるが、広島市出身の天才飛行士で、民間人として初めて宙返り飛行をした人のようである。知らないところを歩くと、色々発見があり楽しいものである。「山縣豊太郎飛行士の像」 そこから少し歩くと、広島市の表玄関である「広島駅」の新幹線口に出る。広島の街は反対側の在来線口の方に広がっている。「広島駅新幹線口」 広島市を歩く(その1)はこちら 広島市を歩く(その2)はこちら 広島市を歩く(その3)はこちら ← ランキング参加中(今何位?)風と雲の郷 別館(gooブログ)はこちら
January 19, 2007
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「今のあなたは、そのままで素晴らしいのです。他の人になろうとしないでください。」(ティク・ナット・ハンの抱擁) 先日、現文メディア社さんから、本を数冊献本していただいた。この場を借りてお礼申し上げます。 その中の1冊がこの「ティク・ナット・ハンの抱擁」(ティク・ナット・ハン/高橋宣壽:現文メディア/理論社 )だ。ティク・ナット・ハン(Thich Nhat Hanh:釈一行)は、ヴェトナム禅の老子で、平和活動に従事する代表的な仏教者である。ベトナム戦争のさなかの1966年にアメリカで和平提案のスピーチをしたことにより、ベトナム政府から帰国を拒否され、現在はフランスで亡命生活を送っている。この本は、そのティク・ナット・ハン氏による珠玉の言葉を集めたものである。 ページをめくってみると、美しい写真と、そこに記された数行の味わい深い言葉が、見開きで、目に飛び込んでくる。そして、その次の見開きの2ページには、写真のページに記された短い言葉について、補足的な解説が加えられているという構成だ。これが、ワンセットで、1週間分という見立てであり、1年分、合計53週分もの心を洗われるような言葉が収録されているのである。 それにしても、こんなに短い言葉がどうして、心に沁み込んでくるのだろう。私たちの周りには、あまりに飾り言葉にまみれた表現が多い。そのような生活を送っていると、短い言葉でストレートに本質をついた言葉はとても新鮮に思えるのかもしれない。 心が苦しい時、何かに悩んでいるとき、パラパラと、この本をめくってみるといいだろう。きっと何か示唆となる言葉が見つかるに違いない。特に悩みが無い人でも、読んでいけば、心が豊かになる何か得られだろう。 最後にもう一つ本文から引用して終わろう。「あなたは人生という奇跡に、'まさにここ、今、この瞬間’でのみ出会えるのです。」 (参考) 松岡正剛「千夜千冊」の記事「ティク・ナット・ハン『禅への鍵』」○応援クリックお願いします。 ○「ティク・ナット・ハンの抱擁」(ティク・ナット・ハン/高橋宣壽:現文メディア/理論社 ) 風と雲の郷 別館「文理両道」(gooブログ)はこちら
July 27, 2008
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5月31日に、環境計量士試験の合格者が、経済産業省のホームページに発表されていたことは、6月1日のブログで書いたが、昨日家に合格証が届いていた。「環境計量士(騒音・振動)合格証」 無事に、合格証を受け取ったので、約束通り合格体験記を書こう。 まず、受けようと思ったきっかけであるが、私は公害防止管理者の騒音関係と振動関係の資格を持っていたので、これらの知識の延長で、少し勉強すれば取れそうだと思ったからである。 試験勉強に使ったのは、次の2冊だけである。「よくわかる!環境計量士試験騒音・振動関係」「環境計量士(騒音・振動関係)国家試験問題解答と解説」 試験科目は、「環境関係法規と物理基礎」、「音響・振動概論」、「計量関係法規」、「計量管理概論」の4科目である。 最初は、4科目とも、「よくわかる!環境計量士試験騒音・振動関係」だけで勉強していた。何しろ高い本(なんと4,500円)なので、できればこれ以上投資をしたくなかったのであるが、持っているのが古い版であるためか、載っている問題、特に計算問題が、最近の出題傾向から離れているようであった。しかたがないので、別に「環境計量士(騒音・振動関係)国家試験問題解答と解説」を買って、「環境関係法規と物理基礎」および「音響・振動概論」の2科目はこれにより、過去問中心に勉強することにした。 試験科目のうち、「物理基礎」と「計量管理概論」はだいたい分かるのでざっと流し、その他の部分を中心に勉強を進めた。 勉強のやり方は、単純明快。空いている時間を利用して、テキストに載っている練習問題や過去問を繰り返して数回やっただけである。その際大切なことは、単に答えが合っていたとか違っていたとかいうだけではなく、どうしてそのような答えになるのかを、解説などを読んでよく理解していくということだ。 本番では、計量関係法規の出来が悪かったので、心配していたが、何とか初受験で合格することができた。資格としては、中堅位の位置付けにあるものであるが、とりあえず、今年度まず1勝である。 (実録環境計量士試験・・・完)
June 3, 2006
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10月7日に実施された公害防止管理者試験の解答が、(社)産業環境管理協会のHPに出ていた。⇒続き【送料無料】公害防止管理者等国家試験問題正解とヒント水質関係・主任管理者(平成20年度〜22年)価格:3,570円(税込、送料別)
October 18, 2012
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【送料無料】質量はどのように生まれるのか [ 橋本省二 ]価格:1,092円(税込、送料込) 質量という言葉を聞いたことの無い人はまずいないと思うが、それではどうして質量というものが発生するのかとなるとこれはなかなかの難問である。「質量はどのように生まれるのか」(橋本省二:ブルーバックス)は、質量が生まれる仕組みについて、素粒子論の立場から解説したものである。⇒続き
May 15, 2013
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【送料無料】【お買得品】酔拳2価格:1,350円(税込、送料別) ジャッキー・チェンによる香港カンフー映画のひとつ「ドランクモンキー 酔拳」。 ⇒記事はこちら
January 26, 2012
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オロチの郷、奥出雲 古事記異聞 (講談社文庫) [ 高田 崇史 ]価格:715円(税込、送料無料) (2025/2/3時点)楽天で購入 本書は、「鬼棲む国出雲」から続く「古事記異聞シリーズ」の2冊目にあたる。主人公は橘樹雅(たちばなみやび)という日枝山王大学に通う女子学生。大学4年で某一流企業への就職を希望していたが、彼女の就職活動は全廃。新学期から大学院へ通うことになった。研究テーマは「出雲」。 興味があった水野史比古教授の主宰する民俗学研究室に所属することになっているが、肝心の水野教授は1年間のサバティカル・イヤーということで留守中。 この水野研究室の面々が変人だらけなのだ。教授の水野も変わっているといえばいえるのだが、准教授の御子神伶二と助教の波木祥子のコンビは雅の目からは最悪である。なにしろ御子神は見てくれはいいが、口を開けば棘だらけの言葉が飛び出すのである。波木の方は一日中資料に目を通していて、用事があって声をかけても。挨拶をしても完全に無視されてしまう。この二人、大学でこそ生きていけるが、普通の社会人にはなれないだろうなと思うのは私だけだろうか。 さて本書の内容だが前回出雲の神社を回った雅は、出雲に関する見識を深めるため、今回は奥出雲まで足を延ばしている。奥出雲というのはヤマタノオロチ伝説の舞台となった地である。 高田ミステリーの特徴は、古代の出来事と現代の事件がクロスオーバーしていることだろう。今回も雅は奥出雲で起きた事件に巻き込まれる。しかし他の作品にも言えることだが、こういう原因で殺人事件を起こすのならもう狂信者としか言いようがない。極めて特殊な人しか事件を起こすまでには行かないだろうと思うのだが。まあ事実は小説より奇なりというので、もしかしたら結構いるのかな。☆☆☆
February 3, 2025
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【中古】 クリスティ・ハイテンション 6 / 新谷 かおる / メディアファクトリー [コミック]【メール便送料無料】【最短翌日配達対応】価格:344円(税込、送料別) (2025/4/28時点)楽天で購入 本書は、伯爵令嬢(父親が公爵家の後継者だが、まだ当主ではなく現在伯爵のため今は伯爵令嬢だが、未来の公爵令嬢はほぼ確定)のクリスティが様々な難事件に挑むというもの。時代は19世紀のビクトリア朝で、母方の伯父があの有名なシャーロック・ホームズという設定である。だからモチーフになっているのはシャーロックホームズの事件。もちろんあちらの方にはクリスティというキャラは出てこないので、くまでモチーフに使っているというだけだ。その血のせいか、クリスティは利発な少女で、なにかにつけ事件に首をつっこむところがある。 デビューが少女漫画雑誌の「りぼん」ということもあり、絵柄からは女性漫画家のようだが、男性漫画家であるが、クリスティの美幼女ぶりにはやられる人も結構多いと思う。実は私は新谷さんの作品に結構ハマっているのだが、最近はお歳のせいか新作を眼にしないので、若干寂しい思いをしている。 さて、本作で謎解きをするのは次の2編。高利貸しの女性が殺された事件と有名なカナリアトレーナーに関する事件。最初の事件ではクリスティは初めてサーカスを見にいき感動している。夜の部も観たいというクリスティに、メイドのノーラはやめた方がいいと言う。その理由は、連続して観ると感動が薄くなりアラばっかり目に入るので、こういった現実ばなれしたイベントは年に1回くらい観るのがいいというということらしい。クリスティはこれに対して「信じられない。ノーラが哲学者に見える」という反応。なにしろノーラは、今はクリスティのメイドをしているが、その前は浮浪児でガサツな性格の鞭使いなのだ。 もう一つの話は、カナリア専門店に関する話だ。実はその専門店は犯罪の温床となっている。これを解き明かすのがホームズとクリスティというわけだ。☆☆☆☆クリスティ・ハイテンション 6
April 28, 2025
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