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今日のAUTOSPORTWebの記事から、マス・ダンパーの謎が少しわかってきた。
私が考えていたよりもずっと、シンプルな、ビルの制震ダンパーに近いもののようだ。
今のところの報道からの理解では、何らかの方法で半ば上下には宙吊りのオモリにオイルダンパーの一端をを取り付け、もう一端をボディーに取り付けた構造と考えられそうで。
こうした場合、ほぼリソリッドマウントにに近い取り付けのF1のフロントサスペンションは縁石などの乗り上げ時に、路面からの突入的入力があるとき、軽量なF1マシンは大きくボディーを弾ませることになりやすいのだが、このマス・ダンパーと呼ばれる仕組みがあると、慣性で上下動しにくいオモリに対してボディーの振動がダンパーを介して吸収し、なだらかに動くことで、ボディーの振動や、ジャンプを抑制していると考えられ、ブレーキング時のノーズダイブにも効果が期待できる。
これに使われるオモリの重量がいかほどかは判らないが、ルノーでは、ノーズカウル内部にに仕込まれていた、とあるので、そんなに重いものである可能性は低い。たぶん10Kg前後ではないだろうか?
このオモリは重いほど効果が出るのでZ軸回りの慣性モーメントという面で少し問題となるかもしれないが、リアヘビーになりがちなF1のこと、バラストを前方におくことが多いことから、どうせ置くなら、有効に使おう、ということでこうしたマス・ダンパーのアイデアに繋がった可能性が高い。
つまり、重いほど効果的だが、操縦性に悪影響が出ない程度の重量で成立させていると言うことだろう。
このシーズン途中で、こうした規則でもめると言うのは、やはりFIAの不手際と言えそうで、もう少し何とかしていただきたいし、危険への影響度を検証できる部門のグレードアップを図り、権威ある裁定を迅速にしてもらいたいと思う。
そして、こうした工夫で機能を向上させるコンストラクターにはもう少し敬意を払ってしかるべきと考える。