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2009.10.06
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カテゴリ: ちょっと思うこと
アメリカでは精子バンクという会社が多数あり、年間200億円以上の市場規模になっているらしいが、データが数年前のものなので、現在はどれくらいの規模であるか良く解らない。

元々は不妊治療のために高められた医療技術であったが、昨今は我が子をもうける上でその母親がより優秀な遺伝的形質を持った男性精子を求める傾向が強い。

勿論不妊の原因が男性の伴侶にあって、人工授精ののように、結婚相手ではない男性の精子を購入して妊娠に至るケースも多いが、シングルマザーと呼ばれる、未婚の女性が子供を欲して精子バンクを利用するケースが増加していると言う。

そうした、シングルマザー達が求める遺伝子は、白人の長身で高IQ、金髪碧眼の特徴を持つ男性の精子に人気があるとか聞いたことが有る。

アメリカ人の女性の内、年間数十万人はそうして、遺伝子を選んで好みの特徴を持つ精子を購入しているという事に、皆さんは少しは驚くでしょうか?

デザイナー・ベイビーと言う言葉があり、SF小説ではかなり多く扱われているがご存知だろうか?( ガタカ という映画はそうした社会とそこで起きる問題を描いていた。)

現在では確立された医療として体外受精卵の着床前遺伝子診断と言う技術があるが、此れは子宮に着床する前に受精卵の遺伝子を調べて、将来病変を起こすと判っているような遺伝子を持つ受精卵を排除した後に子宮へ戻し、また男女の産み分けも同時に行える技術なのである。

少なくとも、医療技術の可能性から言えば、自分以外の女性から卵子提供を受け精子バンクから好みの男性の精子を購入し、体外受精を行い、将来危険な遺伝子を持つ受精卵を排除した後に、自分の子宮に着床させる事や、そうした処理を経た自分の受精卵を代理出産させることが現実レベルになっていると言えるので、すでにデザイナー・ベイビーは実在していると言えるのではないだろうか・・・。



例えばエイズウイルスに感染しても発病しない遺伝子を持つ人が1%居ることが解っており、その遺伝子を我が子に組み込めるという時に、それを望まない親がどれだけいるのだろう・・・・・。あらゆるケースでそうした操作が行われるようになって行くことは容易に想像できはしないだろうか・・・・?。

ジーンリッチという新たなミュータントがやがて出現することはもう10年以上前に予言されていて、富裕層の中には遺伝子操作で危険な因子を取り除くだけでなく、自分の遺伝子には無い優れた形質を遺伝子組み換えによって獲得し、自己の子孫の潜在能力を高めようとする者が現れる可能性があり、その技術が利用できるレベルになればそれはビジネスとして機能するだろう事は疑いも無いのです。

やがてジーンリッチグループ間で遺伝子操作を行いながら世代を繋いで行くことで、少なからず異なった特徴の人種が誕生し、ナチュラルな遺伝子継承をするグループとの間で軋轢が起こることが想像されるのです。

どこかの国の誰かが遺伝子操作を人間に行う可能性は排除できないものの、各国とも倫理観の問題ではそれを容認しては居ないし、現在はまだ充分な技術には達しては居ないのだが、動物レベルではすでに実用化されていることも有り、公にされずにすでに始まっていると考えても良いのかも知れないのです。

私は・・・人類はそうした行為をやがて行う様になるだろうという確信があり、時間の問題だろうと考えている。

地球環境の悪化で人類が完全に滅亡する事は無いにしても、遺伝子操作の結果として種の多様性を失った末に永く生き続けられるかどうかは疑問に思う。
そして、人類がセックスによって自分の子孫を作るという行為がやがて衰退して行くことは避けられないことのように感じている。

それは、現在アメリカの精子バンクに持ち込まれる精子は厳しく検査され、ウイルスなどによる汚染だけでなく遺伝病に関する検査が行われるようになったことで、最終的に合格する精子は5%に満たないという事実があり、多くの人の遺伝子は何らかの短命をもたらす遺伝子を持っている可能性がある事がすでにわかっているわけで、偶発的な卵子と精子の出会いで子供の持つ遺伝子を決めるという行為が、やがて乱暴極まりない行為とされる時代がやって来ると考えられるからなのです・・・・。

つまり現在では多くの病気が或る特定の遺伝子を持つことや、ある遺伝子が欠損していることで発現することがわかっている為、卵子や精子、受精卵を調べて、将来の危険を未然に防ごうとする行為が常識的になるとも考えられ、それをしないでナチュラルなセックスによって子供を身篭ると言うことは、避け得る危険をあえて犯し、ハンディキャップの或る子供を誕生させるかもしれないリスクに目をつぶってしまうことと同じである・・・という世論が出来上がって行くだろうという事なのです。

したがって、危険な遺伝子を取り除き、安全な遺伝子に組み替える日が、いずれやって来るであろうと考えられるのです。

そんな時代はあと100年も待つことはないであろう・・・・・・。





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最終更新日  2013.11.04 18:08:08
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