つきのわ王国(四畳半分)

つきのわ王国(四畳半分)

2006年01月25日
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カテゴリ: fair
あれ。

こんなときには、いつも、
誰に相談していたんだっけ?

あるいは、

どうやって消化していたんだっけ?


サッパリオモイダセナイ。

ソレトモ、

コレハ初メテノ経験ナノカシラ。






言葉にならない もやもやとか
伝えそびれた いろいろや
おさまりきらない ぐるぐるとか
忘れてられない こまごまも

もう過ぎてった ことごとも
待ちかまえている あれこれも
まだここにある それも これも

あとから あとから
あとから あとから
あとから あとから

雨のように滴り落ちる
雪のように降り積もる
風のように吹き荒れる
陽のように照り続ける

空のように はてしなく
海のように そこふかく
星のように さまよって

まるで

あの夢のように 消えない

どうか

あの夢のように 消えてほしい


*

異常気象、と言われるほど世界は変なお天気らしい。

強く風が吹いたり、雨が降りすぎたり降らなすぎたり、
氷が融けたり、予想してない時期に予定と違う天気だったり。

異常ったって… 誰が決めたのさ。人間が決めただけさ。

涙が、雨が、いつもより多いか少ないかだ。
今までじゃないタイミングで、口をついてしまうとか、
今までじゃない方角っから、風が吹いただけさ。

世界はただ、あるがままだ。

*

前から…相談する人は選んでいる。

相談して相手を困らせたくないし、困られても困るし。
あるいは、ぼくにとっての「相談する」ということは時に、
欲しい答えを間違いなく他人の言葉で欲しいだけなのかもしれない。

相談相手が見つからない悩みは、いつもある。
相談したくない悩みも、常にある。

他人から受けたアドバイスを含めて答えにしてしまうと、
あとから他人のせいにするずるい自分を知っているからだ。

他人にほんとうに困っていることを説明して答えを求めるときに、
知ってほしい地点まで確実に導けないことに苛立ってしまうからだ。

「悩み」と「不安」は区別がむつかしい。
たぶんそれすら、ぼくには悩みなんだと思う。
悩みは解決するけれど、
不安は解消なんかしない。


夜、眠るのが怖い。

暗闇が、怖い。

…そんな感情は、とてもとても、ひさしぶりだ。
(だけどちっとも懐かしさを感じない)
CDを流しっぱなしにして、灯りをつけっぱなしにして、
それでも怖くて寝返りすらうてなかった夜には、
幼いぼくは
一体なにを怖がっていたんだっけ?

涙には意味が無い。
それは代謝で、それは反応でしかない。

それらに意味を持たせるのは、
いつだってぼくか、あるいは人間だ。

…なんて。

ぼくはいろいろなことを言って、
ぼくはいろいろなことを考えて、
解釈したつもりになって笑うのだけれど、
解決した気に必死になろうとするのだけれど、

それでも
泣いてるぼくは確実に夜に居るのだ。

たぶん、今夜も。

きっと、明晩にも。





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最終更新日  2006年01月25日 11時36分56秒
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