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March 13, 2015
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カテゴリ: 映画
『2001年宇宙の旅』を彷彿とさせるラストシーンでした。かぐや姫が月へ帰り、赤子の姿になって終わる。
2001年宇宙の旅のテーマ曲は『ツァラトゥストラはかく語りき』。フリードリヒ・ニーチェの同名書でツァラトゥストラは人間には三段階の変化があると説いた。最初はラクダ。ひたすら神を畏怖しモラルを背負わされた状態。次はライオン。自我に目覚め、自由意志で神に立ち向かう状態。最終段階は幼子。神を倒したあと、それに代わる新しい価値を自分で生み出さなければならない。2001年宇宙の旅の主人公ボーマンが最後に赤子の姿になる理由はこれだと言われている。「幼子は無垢だ。ひとつの新しい始まりだ」とツァラトゥストラは言う。かぐや姫が作中で何度も歌う歌も、季節の移り変わり・自然の植物や生き物たちの輪廻転生を表現している。
かぐや姫が唯一愛した男性も「捨てられていた子」だから職人の夫婦が捨丸と名付けたようでいて、実はドイツ語の sterben(ステルベン:死)から来ているのでは。捨丸もかぐや姫も元々この世の人間ではないから、世間に違和感を感じた二人は惹かれあったんじゃないか、二人が空を飛んだりするシーンもセックスのメタファーのようでいて実は本当に飛んでたんじゃないか......などと思いながら観てました。「捨丸=ステルベン説」まで読んで「あーあ、この人は...」と思った人はもう読んでないと思うから書くけど、私がかぐや姫を見てて一番思ったのは、雅子様のことです。小和田雅子さま、独身時代は自由に生きていられたのに、皇太子さまから熱烈な求婚(雅子以外の人とは結婚しない、と言われて宮内庁はてんやわんや...と当時報道されていた)を受けて、これまでの人生とは全くの別世界に嫁いだわけですよね。ご病気をされるのも仕方がないと思う。雅子さまの周りに媼や女童のような人がいて、彼女を支えてくれますように。





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Last updated  March 14, 2015 12:50:39 AM
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