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July 26, 2015
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テーマ: TVドラマ(110)
カテゴリ: ドラマ
American Horror Story (Freak Show)
アメリカンホラーストーリー シーズン4

第9話「神への目覚め」(原題:Tupperware Party Massacre)





あらすじ





最愛の母グロリアを殺害したダンディは、その後訪れた化粧品販売の女性を燭台で殴り頭部を切断、それをグロリアの首の付け根に縫い合わせる作業を鼻歌交じりに行った。母はドット役、訪問販売の女性はベットの役だ。つなぎ合わされた遺体はピンクのリボンで吊るされ、たった一人の観客ダンディを恨みがましい目でいつまでも見つめていた。

「大切な女性を傷つけてしまって」とのダンディの悩みに、占い師エスメラルダとして働くマギーは、「あなたの行いは許される。黒い雲が追ってきて雨になるが通り過ぎる。今まで通り続けられる」と告げる。ダンディは「あなたは救世主だ」と感激し、マギーの手を握った。この美しい占い師のおかげで自分は神であることを改めて感得できたのだから。

一方、母を亡くしたばかりのジミーはその欠落を埋め合わせるかのように酒に溺れ、巨体のアイマを名乗るバーバラと人目もはばからず淫らな関係を続けた。

マギーのテントを出るダンディ。それを見たジミーは「双子をどこへやった! 殺人鬼め」と詰め寄りパンチを浴びせようとしたが、ダンディがいきなり体を横に反転させて避けたので、酔っていたジミーはバランスを崩して倒れた。地面に横たわるジミーにダンディは「君に双子を奪われたせいで、僕は幸せをつかむ最後のチャンスを失った。僕は神だ。君を苦しめて復讐することに決めたよ」と告げその場から立ち去る。

定例の主婦たちによるタッパーウエアパーティに呼ばれたジミーだったが、この日もまっすぐ立つことさえできないほど泥酔していた。ジミーが亡き母だと思って抱きついていたのは客として招かれていた見たこともない主婦だった。とうとうジミーはパーティの主催者から「出て行って」と言い渡される。この仕事でジミーは初めて蹉跌をきたした。ひどいざまだった。

帰宅した夫が見たものは、助けを求めるように窓ガラスにべったりと張り付いた無数の赤い手形と、血の色に染まったプール、そこに浮かぶ妻たちの死体だった。
その頃ダンディはタッパーに入れて持ち帰った主婦たちの血液を一つずつ眺め、それを自宅の浴槽に入れていた。「僕こそが神だ。人間の世界で暮らすことを定められた神なんだ」その恐るべき姿を目撃したレジーナは刑事を一人伴ってモット家に戻った。刑事コルクイット(P・J・マーシャル)はダンディの提示した100万ドルという額に目がくらみ、ダンディに向けていた銃口をレジーナに向け、発砲した。レジーナは頭部を撃ち抜かれ仰け反るように倒れた。

ドットとベットはエセルの計らいにより、危険を避けるため安全な場所に避難していた。エセルの遺書を読んだスタンレーとエルサは双子を確保、「分離手術が受けられる」と嘘をつき、姉妹を小屋に移動させた。二人きりになった姉妹は話し合う。無事に分離などできるわけがない。助かるのは一人だろう。それでも、ドットは自由がほしい。そんな彼女にベットは言う。愛とは自らを捧げるもの。あなたが誰かと結ばれることで私たち姉妹は報われる。もし手術でどちらかが死なねばならなくなったときは、私が犠牲になる。「私の命を捧げるからあなたは生きて」というベットの言葉に、ドットの目からも涙があふれ出ていた。愛してるわベット。私もよ、ドット。

デジレを一人の黒人男性が訪ねてきた。男性の名はアンガス・T・ジェファーソン。「世界一の美女に会いたくて、我慢できなくて来てしまった」と語る彼は、デジレのボーイフレンドだという。それを聞いたデジレもまんざらではない様子。

自身が同性愛者であることを隠そうとするあまり、仲間を殺してしまった罪の意識に耐えきれなくなったデルは遺書を書いた。「ジミーへ」と書きかけては破り、「息子へ」と書き直した。......「後悔」......「俺は生きていけない」......。デルに殺されたマ・ペティトの亡霊が彼に命令した。「サインして!」遺書をしたためたノートの、一番下の余白に署名する。エセルの亡霊の横を通って椅子を引きずり、ロープの下に移動した。「俺は臆病者だ。恥を重ねたくない」「フリークだからね」エセルが言う。「私たちは隠すことなく外面に恥をさらしている。でもあんたは内側に恥ずかしい部分をずっと閉じ込めた。それは生き物のようにあんたをむさぼり、くさらせてしまったんだ」
吸い込まれるようにデルはロープの輪に首を通した。椅子を蹴って転がす。心臓の音が耳元で大きく脈打つのが聞こえる。苦しさのあまり手は宙をかいた。視界が白くかすみ、薄れゆく意識のなかで、デル、と呼ぶ声を聞いた気がした。
何かを切り裂く金属音。床に頭を強く打ち、デルが目にしたものは涙を浮かべて駆け寄る妻デジレの姿だった。「すまない、許してくれ」デルも泣いていた。

酒浸りのジミーのトレーラーに双子が現れた。ドットはベットとの分離手術を取りやめることにしたと言う。ドットにとってベットは自分の最も純粋な部分。今後も家族として一緒にいる。「家族だって去る。何も残らない」とつぶやくジミーの手にドットは自分の手を重ねた。「ジミー・ダーリング、一目見たときから愛してた。あなたは優しくて、私を見てもたじろがなかった。その時思った。あなたと一緒なら何もこわくない」ドットはジミーの前で裸になり、彼にキスをした。ジミーは戸惑ったような表情でしばらく黙っていたが、「二人とも大事な人だ。でもごめん」と言い双子に服を着せた。「好きな子がいる」
トレーラーを去るとき、ベットはドットの手を握った。

怪奇劇場へ警察の車が入ってきた。「ジミー・ダーリング。ミルズ、オースティン、ミラー、シーモアの殺害容疑だ。殺害現場にお前の手袋があったぞ。主婦の家へ行ったのはタッパーを買うためか?」





次回予告 第10話 Orphans












双子に見立ててフランシス・コンロイ(今期グロリア役)と縫い合わされていた女性、アレクサンドラ・ブリッケンリッジかな? と一瞬思ったのですが違いました。アレクサンドラ・ブリッケンリッジはシーズン1で若いほうのメイド役をしていた人です。(フランシス・コンロイ演じる老メイドが、家の主人にだけは若くセクシーなアレクサンドラに見える、という内容)

このアメリカンホラーストーリーでは毎シーズン、エヴァン・ピーターズ(今期ジミー役)が尻を出している気がするが、シーズン4では今回、第9話がそれに該当する回となりました。巨体のアイマとの情事をデジレとマギーに目撃され、「大変だけど柔らかい」とアイマの片乳を揉みながら逆ギレしていた。最低。尻といえば、フィン・ウィトロック(今期ダンディ役)も出していた。幼なじみのレジーナを血の風呂に誘い、断られると「君は退屈な人間だな!」と怒り出すシーン。「......そして僕はいま、こうなった」と言いながら全裸になり、嫌がるレジーナに近づいていっていた。

ダンディの乗ってる車がかっこよくて、見た瞬間ちょっと息が止まりそうになりました。この車はダンディが頭をハンドルに打ちつけるシーン等で前も出ていたはずですがちゃんと見ていなかった。本当に素敵。50年代のアメリカ車はどれもこれも素晴らしい。
昔、「発明将軍ダウンタウン」(→ 各放送回の内容を記録している方のサイト 。すごく参考になる)で、渋滞対策グッドアイデアとして「ごっつい手」が出ていたのですが、このごっつい手さえあれば私が運転する50年代のポンコツ車であってもスムーズに合流できるだろうし、何も問題はない気がする。(「ごっつい手」は、道を譲らないドライバーなんて人を見て態度を変えるような奴だろうから、相手がごっつい男ならば平身低頭で道を譲るであろう。という発明者の世の中に対するシニカルな視点が具現化された究極の発明品だと私は思う)









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Last updated  July 26, 2015 03:30:39 PM
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