太陽とひまわり~ポルトガルにて~
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久しぶりの更新です。皆さん、ご無沙汰しております。 東北地方太平洋沖地震から1ヶ月以上が過ぎました。地震や津波で亡くなられた方々のご冥福をお祈りすると共に、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。当日は、早朝、義妹からの電話で地震のことを知りました。日本で割と大きな地震が起こると、夫の家族は心配して、必ずといっていい程、電話をくれます。今回も、確認のため、テレビをつけてみると、その日のテレビに映し出されているニュース映像は、今までに見たことの無い衝撃的なものでした。それが映画などではなく、現実に起きたもので、しかも、自分の故郷である日本で起こったという事実を、頭の中で理解し、整理するのにしばらく時間がかかりました。ただただ呆然とテレビを見ている状態・・・自然とは、美しく素晴らしいものであると同時に、本当に時として恐ろしく残酷な存在であることを痛感させられました。パソコンを開ければ地震のニュース、テレビをつけても地震のニュース・・・そんな日がかなり続きました。そんなに画面と睨めっこしていても、誰の役にもたたないのに、そうしていないと自分が落ち着かないのです。しばらくすると、ネットの配信ニュースも終了し、こちらでも見られるNHKワールドテレビも、最近は、普通のプログラムに戻りました。日本や世界でのいろいろな援助活動や、被災者の方々が、がんばっていらっしゃる姿を見ていると、こちらの方が勇気づけられ、「自分は、遠い外国で、何も傷ついていないのに、逆に勇気づけられどうするんだ・・・」なんて、いい年して自己反省してみたり・・・あたりまえに普通の毎日を送れることが、どんなにありがたく、幸せなのかを強く感じると同時に、それがある日突然失われた時の恐怖や不安を考えて眠れなくなってみたり・・・年ばかりとって、本当に、まだまだ修行が足りません。 日本は本当に大変な状況なのですが、第二の故郷であるポルトガルの経済も、いよいよEUに金融支援を求める状況になってしまいました。どんな経済政策がとられるのか、国民にもしわよせが来るのか・・・、まだ先が見えない状態です。落ちた信用を回復するには、それなりに国をあげて努力しないといけないでしょう・・・ 二つの故郷、状況は、それぞれ違うけれど、大変な時期を乗り越えて、立ち直って欲しい。心から、そう思います。 自分で、まずできること・・・ 日々、キチンと生きること。まずは、自分の周りの人達を思いやり大切にすること。普通の毎日に感謝すること。小さな幸せを大事にすること。・・・・・・・・・・ 写真は、バラ窓の美しい、リスボンの大聖堂です。1755年のリスボン大地震をはじめ、幾度の地震にも耐えてきました。パワーがもらえそうな気がします。 私の二つの大切な故郷に、心からエールを、大好きなこの曲と一緒に送ります。何度でも
2011.04.15
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