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2004年04月18日
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父をからかったり、母の話をきいたりして、一晩実家ですごしました。母の手料理がうれしかったなあ。料理もそうなんだけど、「娘の好物をつくってあげよう」という母の気持ちがうれしかった。わたしも、少しでも親孝行のまねごとができたかしら。

さて、本日は、なんと「懐石料理」のいただき方のお稽古へ!

今日の着物はねずみ色の地に紅型のちりめん、帯はオレンジで、前と後に一ヶ所ずつ蝶がとんでいます。季節にあってると思うんだけど、どうかしら。しゃっしゃっと、歩くたびに衣擦れの音が、おんなごころをくすぐります。師匠もお稽古仲間も、今日は気合が入ってるみたい?

にじり口から、いいえ、もうその前に手を清めるつくばいのところから、胸がどきどき。ご亭主がかけてくださった今日の掛け軸は、
「四海生春風」(あたり一面春爛漫、という意味かな)でした。ホントのこというと、「四阿生姜風」(あずまやに生姜のようなさわやかな風・・・?!)と読んでしまいました。とほほっ。お花はけまん草とおだまきです。お道具も一見しただけで春らしさが伝わってくるものばかり。ご亭主の気持ちが伝わってきます。

初めての懐石料理のお稽古は、感動の連続でした。
懐石料理、って、お茶事で一番最初にだされるお食事なんだけど、こんなにも美しく、こんなにも細やかなものだったのね。

たとえば、最初にだされるご飯は「お客様がおみえになってから炊き始めたもの」。だから、お茶碗の蓋をあけたときはまだ半透明で、露をおびています。それが焼き物・煮物とお料理がすすみ、合間合間でお代わりをいただくうちに、だんだんに蒸らされていき、味の変化を楽しめるようになっています。

器ももちろん、食材も蕗・たけのこ・鯛などと季節のものを彩り豊かに盛り合わせ、心憎いばかりのタイミングで運んでくれるんです。汁物もお味噌汁とお吸い物とをいただくのですが、お味噌も季節によって赤味噌と白味噌の混ぜる量を変えているとか。



でもね、目にもごちそうとよくいうけれど、一番ごちそうをいただいているのはこころかもしれません。

こうした日本の文化のすごいところは、もてなす側ももてなされる側も、一同相和してひとつの場をつくりあげていくところ。お客も皆、亭主と呼吸をあわせてひとときの場をつくっていくんです。

本当のやまとなでしことは、季節のみずみずしさを感じ取って、伝えられるひと、ひととひととのつながりを、言葉だけにたよらず大事にできるひと、なんでしょうね。

精進して、いつかご亭主としてお茶事をやりたいな。
17年後、五十賀の祝いなんてどう?

そのときは、あなたもいらしていただけますか?





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最終更新日  2004年04月19日 01時32分37秒
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