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2005年09月06日
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カテゴリ: 真宗
今日、月参りをしながら、後ろにお参りして下されている人達との関係を打ち切って、一人世界に入りながら「親鸞はどうして京都に行ったのだろう」っていうことを考えていた。
最初考えていたことはその事ではなく、親鸞が何故真実教として仏説無量寿経を選び取ったのかという話しを思い出していた。
親鸞が真実の教えであるかどうかという判断をした基準は、経典に書かれていることがどんなすばらしいことなのか、というような基準で選んではいない。親鸞の判断基準は誰のためにとかれているのかという基準で選んでいるのだ。立派な人間、頭の良い人間だけが理解できる経典を選んだのでもない、すべての人間に説かれている教典、常識では除外されそうな人に説かれている教典がこそが真実教であると選んでいった。普く衆生のために説かれた教典こそが真実が説かれている教典なのだと選び取っていかれたのである。
そんな話を思い出していた。
そういうことを思い出しているうちに差別ということを考えていた。差別を無くすためには差別されている人は変わる必要が無く、差別している人が変わっていかなければならないのだということを思い出した。差別されている人が差別している人になびいて差別されないために対策をしていっても、その対策通になれる人には差別のほこはむけられないようになるかも知れないが、差別そのものはなくなっていかないのだ。差別を無くすには差別している人がその事が差別であると認識して差別することを辞めるしかない。差別されるものが変わる必要があるとするならば、自分だけ差別の矛先から逃げようとしないことなのではないだろうか。
そんなことを考えていたとき、
親鸞は法難により、遠流にあい、「罪人」という視線を感じていた。そして流罪の治で生きている人達も都の人々から田舎ものと差別されていた。そういう都の人々から見下されている地で、越後関東で生活したのが親鸞である。そしてその差別されている視線を無くすには、越後や関東に住む人が都人なることによって差別されることを無くすのではなく、今日に住む人々の意識を変えるしかないと思い、宗祖親鸞は京都に行って晩年を過ごしたのではないだろうかって思うようになった。
親鸞は関東でであった鹿島神社に従事する人達に、そして善光寺聖(ひじり)として生活していた人達に、今までの生き方を辞めろといわれなかった。念仏宗とになれとはいわれなかった。鹿島神社に従事する中で、善光寺聖として従事しながら念仏に込められた大いなる願いに気付くよう進められているのである。新しく決して「念仏宗」という新しいセクトに入れとは誘われていない。同じように都の人々からさげすまれないように立派に生きなさいとはいわれていないのではないだろうか。そう思う。
田舎の人々が人として生きていくために、宗祖は京に戻られ京の人々がで念仏に込められた大いなる願い、本願に気付いてほしいと願われ、京都で念仏の生活をされたのではないだろうか。

その願いを我々真宗門徒と自負するものの課題として相続しなければいけないのではないだろうか。
現代経済大国となった日本、日本国民に中流意識が蔓延する中、善人として生きる我々の生活の中に、善人に念仏の願いを伝えるという大きな課題が私達に託されているのではないだろうか。善人である私に念仏の願いが届くよう、私に先立って念仏の生活をされている先輩方が私達に願われているのではないだろうか。

なんていうことを午前中、月参りをしながら思っていました。
この思いはこれが正解というわけではない。今わたしがそう思っているだけです。もしかすると時間がたつと思いが割るかも知れません。
今生きている証として先ほど考えていたことをここに記す。





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最終更新日  2005年09月06日 13時08分40秒
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