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テーマ: お勧めの本(8116)
カテゴリ: 大人の読書感想文



何冊目だろう?とりあえず、文庫本で出ているものは
全て読んでいることになりますね。

「死んでるみたいにいきたくない」

この本の帯にも入っているこのメッセージが物語りの軸に
なっています。妻を殺され、犯罪集団に潜り込んで復讐を
狙っている元教師の鈴木。ある種の催眠術のようなマインド
コントロールで、ターゲットを自殺に追い込む殺し屋の「鯨」。
そして俊敏な動きと、余計な慈悲を持たずにターゲットを

そしてある事件をきっかけに三人の人生が交錯していく。
この物語で共通しているのは、「死」が日常になっている
ような登場人物達が、死から逃げるのではなく、現状の
しがらみを打破するために、流されながらも自力でもがいて
いくという部分。そこらへんに「死んでるみたいにいきたく
ない」というメッセージが重なるのであろう。

相変わらずの絶妙な会話のテンポと、言葉の選び方は秀逸。
そして物語が入り組んで交錯していく構成も絶妙。だけど、
正直なところ、今まで読んだ作品と比べると、特別に優れた
部分はあまり感じなかった。今までは何か一つでも心に残る
強烈なメッセージがあった(神様に悩みを打ち明けたら、

今回の小説では、まぁ上手な言い回しは多いのだが、それほど
胸に響いてこなかったという感じである。

とは言え、現状を打破するための、それぞれの生き方という
部分においては、何となく今の自分を重ねて見てしまう部分が
あったりして、何となく深く考えてしまう部分もあったりした。


もう少し軽めのストーリーで、ハードなメッセージがあるような
小説の方が好みだったりします。伊坂幸太郎だからこそ、期待
しすぎているのかもしれませんけどね。

今日のところは以上。


あ、飲みに誘ってと昨日のエントリーで書いたにも関わらず、
誘ってくれているのはこのブログを知らない人ばかり。
来週、まだ予定が空いてたりするので、早く僕を誘うように!


GOLA





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最終更新日  2007年08月30日 21時33分05秒
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