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カテゴリ: 大人の読書感想文



それぞれが「富士見線」という架空の私鉄沿線で暮らす
人々の物語という部分で繋がっている。ちなみにこの私鉄は
京王線であることは間違いないだろう。

この短編集、重松清が最も得意としている「家族」「親子」
「生と死」といった基本テーマにファンタジー×ホラーという
エッセンスを加えており、どことなく「 流星ワゴン 」を思い出す
ようなストーリーになっている。


のが「かげぜん」という物語。小学校入学前に病死した一人息子
の両親の物語。亡くなった息子宛てに送られて来る子供向けの
商品を取り扱う業者のダイレクトメール。そのダイレクトメール
を扱っている業者のリストの中では、息子が存在している。
そんな思いを持ち、悲しみの中で暮らす両親の切なく悲しく、
そして、ちょっとジーンとする話。

もうこの設定の時点である意味ズルイと思う。そりゃー泣くよ。
一人息子を持つ親だったら、自分の息子と重ね合わせてしまう。
思えば、ハル宛にDMが届いたとき、すごく嬉しかった。ハルが
我が家の家族であること。その印が出来たような気持ちになった。
単なるDMだし全然必要ないものだけど、そんなDMでさえ、親ばか


重松清の本は、確信を持って読むことをオススメします。
自分にとって、家族とは、息子とは、親とはどんな存在なのか。
その答えが重松清の本にはぎっしり詰まっていて、ちょっと息苦し
くもありますが、「読んで良かった」と思いますよ。

GOLA





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最終更新日  2007年11月23日 00時12分49秒
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