2020年12月27日
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続いてはSHIORI




まずは今シーズンも楽天イーグルスへの熱い応援をありがとうございました。
新型コロナウイルスの流行により何もかもが手探りな状況の中、どんなときでも応援をしてくださっていたファンの皆さまのおかげで、なんとか1年走り抜けることができたと感じております。

私事ではございますが、今シーズンをもってエンジェルスを卒業することとなりました。
東北に楽天イーグルスが生まれた16年前、ファーストシーズンからエンジェルスのJr.チアリーダーとして、2017年からはエンジェルスの一員として活動させていただきました。人生の半分以上をイーグルスと共に歩んで来たのだなあと、感慨深い気持ちでいっぱいです。

1年目の2017年。
ルーキーイヤーが一番大変だったと今でも思うのですが、当時は本当に覚えること、やらないといけないことがたくさんあり、レッスンでは事あるごとに泣いていたように感じます。あまりにも泣きすぎて先輩から注意されることもしばしばありました。それでもなんとか開幕までこぎ着け、試合前のステージとフィールドパフォーマンスに立てたときの達成感は忘れられません。
そこからは必死に試合出演をこなしていく日々でした。覚えることもどんどん増え、目まぐるしく季節が過ぎ、シーズン終盤になってからようやく楽しむ余裕ができていったように思います。クライマックスシリーズにも進出し、長くて濃い、充実した1年になりました。

2年目、3年目ではどんどん後輩が増え、責任や自分の立場についてなどを考える機会が多くなったように感じました。大変だったルーキーイヤーの自分を思い返し、初心を忘れないようにしようと気を引き締められたのも後輩の存在があったからこそでした。

4年目となった2020年、新型コロナウイルスの影響によりプロ野球の試合の開催自体が危ぶまれる中、それでも練習を続けていました。
そんな中、初の試みであった配信でのステージパフォーマンスが決まり、ようやく皆さんの前に姿を見せられてとても嬉しかったのを覚えています。
無観客からのスタートにはなりましたが、無事に試合も開幕を迎え、久々に立ったフィールドはとても広かったように思います。お客さまのいないスタジアムで試合応援の様子を配信したこともつい昨日のことのように感じます。
無観客での試合に慣れてきた頃に有観客での試合開催が決まり、客席にファンの皆さまの姿が見えるようになったときは本当に嬉しく思いました。だんだんとスタジアムに人が増え、声は出せなくとも、ファンの皆さまの応援の気持ちを直接肌で感じることができるのがこんなに嬉しいことなのか、と改めて感じることができました。当たり前のことが当たり前じゃないんだと、たくさんの気付きを得た1年でした。

こうして改めて振り返ってみると、これまでの長いチアリーダー生活は、本当に周りの先生方や先輩・後輩、大切な同期達に支えられて成り立っていたのだなと感じます。

たくさんのことを教えてくださった先輩方。
悲しくても嬉しくても悔しくても感動しても泣く私に、エンジェルスのいろはを教えていただきありがとうございました。
私がエンジェルスとしてしっかり立てていたのは先輩方のお陰です。

慕ってくれた後輩のみんな。
自分にはもったいないくらい、とてもかわいい後輩たちに恵まれていたなあと感じます。
頼りない先輩だったと思いますが、「SHIORIさん!」と私のことを慕ってくれて嬉しかったです。
後輩からも学ぶことが多かったのは、今までやってきたダンスも、出身もバラバラの、個性あるメンバーが集まったこのチームだからこそだなと感じました。

一緒に駆け抜けてきた同期のみんな。
どんなに大変なときでも、同期の存在があったからこそここまで続けてくることができました。
甘えることも、迷惑をかけることもたくさんあったと思うけれど、誰よりも信頼できるのはやっぱり同期のみんなだな、と感じます。
大好きです。

偉大なるエンジェルスの先生方。
Jr.チア時代、厳しくも優しくたくさんのことを教えていただきありがとうございました。
どんなときでも凛々しくかっこいい先生たちの姿があったからこそ、私はエンジェルスに憧れ、チアリーダーを職業とすることができました。
エンジェルスとして活動した4年間で、少しでも先生方に近付けたかはわかりませんが、ずっとずっと私の憧れです。

Jr.チアスクールのみんなと保護者の皆さま。
この4年間でたくさんのスクール生のみんなと触れ合うことができて、とても貴重な経験をさせていただきました。
子どもと関わることが苦手だった私を変えてくれた、たくさんの笑顔と元気でぶつかってくれるみんなのことが大好きです。
毎レッスン全力で教えられることを教えようと奮闘してきましたが、何かひとつでも私から伝わったことがあればいいなと思います。
これからも笑顔と元気と感謝の気持ちを忘れずに、素敵なチアリーダーを目指してがんばってくださいね。
保護者の皆さまにおかれましても、頼りないインストラクターだったかもしれませんが、大事なお子さまたちを預けていただきありがとうございました。保護者の皆さまの協力があってこそのJr.チアスクールです。今後とも何卒宜しくお願い致します。

陰でたくさん支えてくださった、球団関係者の皆さま。
直接お会いする機会があった方もなかった方も、たくさんの方の協力があってこそエンジェルスとしての活動ができていたなあと思います。
事務所の方、スタジアムアルバイトの方、ショップのスタッフの皆さま、その他たくさんの関係者の皆さま、本当にありがとうございました。

そして、どんなときでも楽天イーグルスを熱く応援してくださるファンの皆さま。
応援を先導するチアリーダーとして、試合前のステージから試合中のフィールドパフォーマンスまで、どんなときでも全力でやろうと毎試合思えたのも、ファンの皆さまの熱い応援があったからです。
チームがなかなか勝てずに落ち込みそうになるときも、「いつもありがとう!」「明日も応援頑張るから!」と声をかけていただき、ファンの皆さまの温かさにいつもこちらが元気をいただいていました。
フィールドから見た満員の客席、たくさんのジェット風船が飛ぶ空、勝利したときの皆さまの嬉しそうな笑顔、一生忘れません。

最後に、家族のみんな。
こんなに長い間、私にチアを続けさせてくれてありがとう。
家族のみんなの支えがなければ、たくさんの出会いも、素敵な経験をすることも、きっとなかったと思います。
これから少しずつでも恩返しできるように頑張ります。

長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。
色々な思い出を振り返って、こんなに充実した日々を送ってこられた自分は幸せ者だなと感じました。
ここでチアリーダーとして過ごした16年間を胸に、また新たな人生を、笑顔で過ごしていきたいです。

関わってくださった全ての方に感謝を込めて。
本当に本当に、ありがとうございました!






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最終更新日  2020年12月27日 16時18分46秒
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