マイプライベートBL

マイプライベートBL

谷崎泉

谷崎泉

書籍名: しあわせにできる(1) しあわせにできる(2) しあわせにできる(3) しあわせにできる(4)
出版社:二見書房 シャレード出版
しあわせにできる(1) しあわせにできる(2) しあわせにできる(3) しあわせにできる(4)
感想:
本田は自覚している通り、仕事中毒です。よく働くな、と感心。読むだけで仕事気分になり、疲れてしまいました。それに彼の会社には有能な社員は少ないらしい。私だったらあまり有能でない上司の下では働きたくないな。
まあ、本田が多忙な最大の理由は久遠寺のせいではありますが。
久遠寺の金持ちぶりは羨ましいが、攻めクンは金持ちでスタイルヨシ、顔ヨシというのは、やはり定番なのでしょうか?
やめて、と言いつつ久遠寺にしがみついてしまう本田はかわいいです。久遠寺に同感票。
作品としては、そこそこ面白かったけど、ずば抜けた面白さはないです。理由は、4巻も出されておりそこから派生する各人の過去とかしがらみとか、キャラの個性とか、そういった枝葉の部分が多様になったためだと思われます。
巻数が多い作品は、よほどキャラに魅力がないと惰性のように感じてしまうのであまり好きじゃないんだよな。
ただ、久遠寺は謎の部分が多く、次回巻期待といった感じなので新刊が出たら買うでしょう。 

評価:B
エッチ度  ☆☆★★★
感動度   ☆★★★★
ワクワク度 ☆☆★★★

書籍名: しあわせにできる(5)
出版社:二見書房 シャレード出版
しあわせにできる(5)
感想:
私の読むBL本の中でも一番のワーカホリックな本田くんは、今回も多忙でした。今回は映さんに襲われそうになったり、奇妙な6人でのお食事会。その中で鈍感ぶりを発揮したり、そして久遠寺との流されるようなエッチ。うーん、本田くん、めちゃめちゃ色っぽいー(@^O^@)
それからお部屋の汚い各務くんも、チョコで満足できるあたりお子ちゃまですが、可愛かったです。以前は本田くん1人が孤軍奮闘のように働いていたので彼にすごく同情しましたが、今は各務くんも同じように働いてるようなので、道連れが出来てよかったね、と言った感じです。各務くん、本田くんに付きあってね。
それから「社長のしあわせ」、笑わせてもらいました。映さんのアホぶりと森田さんの苦悩。森田さん、ファイトです。
評価など必要ないと思いますので、今回はナシです。前巻の分でやめにしときます。ま、あえて言うなら、Bです。
あとがきで、折り返し地点に到達しているのかはわかりませんが、というコメント読んで、まださらに5巻以上続くのか、と気が遠くなってしまいました。
そりゃ読みたいけど、ちと長くないけぇ?

書籍名: しあわせにできる(6)
しあわせにできる(6)
久遠寺が去ってしまったと思い違いをして涙を流す本田がいじらしい。もう、自分の心に嘘をつけなくなってることを知らず知らず自認してます。そのように仕向ける久遠寺、してやったりです。
どこに住むようになるんだろう、と興味を持ってたら、なんと本田の母の家。そこへ堂々と乗り込んで押しかけ同居する久遠寺。本田も安心したし、私も安堵。
積極的な本田の言葉は聞けなかったけど、久遠寺のことを認めざるを得ない状況になりつつある本田の心の葛藤に、乞うご期待、といったところでしょうか。
次回からは久遠寺長兄が登場するらしいし。
ますます楽しみだなー。

書籍名:  しあわせにできる(7)
 しあわせにできる(7)
この本を読める私はしあわせ者です。
もう、本屋さんまでダッシュしました。エスカレーターを走りあがり、ハアハアいいながらBLコーナーでこの本を手に取るとき、手がぶれて周囲の本をなぎ倒してしまった。一目散に家に帰って、一気読みです。

感想:
表紙は誰だろうと思ったら、久遠寺昴さん。こわーいおじさま。
ひゅう~
映の方がかわいい。森田がうわ手なのがまたいいのだよね。

なんだかんだと言いながらお祭り騒ぎが好きな久遠寺。今回の花見も満喫してたね。楽しそうだったな。どんちゃんさわぎ。
考えてみれば彼は仲間でワイワイするのが好きなんだね。「等分のしあわせ」でも年上の知り合いの方々とバーベキューやったり、釣りしたりとけっこうアウトドアでイベント好きのよう。そこら辺、本田の方が内向的なのかもしれない。
今回、本田の仕事はわりとスムーズで土日も休暇が取れた模様だったので、私も安心だった。私の知るBLで1、2を争う多忙者だもん。
んん。。。1位は「許可証」の前原で2位が本田かなぁ。同位くらい?
どーでもいいか。職種、全然違うし。

久遠寺のことを否定できなくなってる本田。もうすぐかなぁ。言葉に出して認めることが出来るようになるのは。でも、今のままでもいいのかな。久遠寺も自分を厭われなくなったって気付いてるし。それに、本田も心の中では久遠寺のことを認めざるを得なくなってる。
でもさ、エッチの最中に「す・・・き・・」とか言って欲しいな(もちろん、本田が久遠寺にだよ)。

昴なのだよ。今回の問題児は。何で彼が本田にこだわるのかがわからなかった。手に入れるってさ、そんなに接点もないのに、昴がそこまで本田に夢中になる理由がわからん。それがね、「等分のしあわせ」を読んだら、何となくわかった。なるほど。そういうことか。皇のせいかな?

あー、もう、辛抱たまらん!!
シャレード3月号、買いに行く!ないかもしれないけど。明日、買いに行くもんねー。

書籍名: エンジェルノイズ
出版社:ハイランド ラキアノベルズ
エンジェルノイズ
感想:
かわいいお話です。谷崎さんの小説ってこれで2つ目なのですが、今回もお仕事もの。ま、成人した男性のお話なのでお仕事ものが中心になるのは仕方ないですが。

松岡は輸入食材中心のスーパーマーケットで働いている。そこへ去年、大手商社から出向という形で松岡の働くスーパーマーケットに入社したての遠藤がやってきた。最初、遠藤は出向が気に食わないのか、態度がひどく悪かった。そんな遠藤を松岡は根気強く教育する。しだいに遠藤も松岡に懐き、2人はお互いの家に行き来するようになる。ある日酒で意識が半分しかなかったが、松岡は遠藤に強引に抱かれる。強引だったが、それは嫌なことではなかった。そのことがきっかけで松岡は遠藤を好きなことを自覚するが、ギクシャクしてしまう。自分の本当の気持ちを言えない松岡。しかしスーパーマーケットで季節物のフェアの催しがあったのだが、2人で催しを成功させるべく努力するうちに、2人のの距離は縮まっていく。

ま、お仕事関係で紆余曲折はあります。残業もバリバリあるし、お仕事気分満喫です。年下攻めです。遠藤くん、かっこいい。松岡くんの遠藤くんを好きになっていく気持ちや素直になれない気持ちが詳細にか書かれていて、わかりやすいです。読後感は、2人ともかわいくってボワ~ンとしました。また、先輩の尾原さんの演出もいい感じでした。

評価:C
エッチ度  ☆☆★★★
感動度   ☆☆☆☆★
ワクワク度 ☆☆☆★★

書籍名:: エスケープ
出版社:クリスタル文庫

感想:
BLとは思えないくらいシリアス調でした。どちらかというと、一般書籍のサスペンス刑事物といった感じです。
警察官から刑事になりたての榎本はいわくつきの部署である通称・バラ、11係に配属された。バラとはバラバラ殺人事件のバラである。11係の実態は、事情を抱え扱いに困った刑事たちの集まる左遷組の部署で、捜査も十分には行えない。榎本はそこでかつて兄の友人だった国枝と再会する。兄は12年前にバラバラ死体で発見され、いまだに犯人は捕らえられていない。2人が刑事になった目的は同じだった。そして2人には2年間だけ肉体関係があった。複数のバラバラ殺人事件が起こり、榎本は先輩刑事である久保と一緒に捜査する。犯人逮捕の手がかりを求めて捜査するがなかなか進展しない。そんな中、国枝と久保はそれぞれに単独の動きをみせていた。
エッチシーンはないです。最後にキスシーンがある程度。でも、この雰囲気、私は好きです。特に久保というおじさん刑事がいい感じです。
11係に左遷された刑事にはそれぞれ理由があるのですが、それをきちんと書いてなかったのが痛いです。国枝は仕方ないとして、久保だけでもあやふやな書き方ではなく、もっと具体的にどういった事件がらみでどのようなミスを起こしたことによって、ここへ来る破目になった、ということを書いてくれたら、もっと久保という人物について掘り下げられるし、奥行きが出ると思いました。それは新田という同僚についても同じです。ちょっとだけいいんです。「複雑で悲哀を含んでいた」ではなく、どのような複雑な事情かを具体的に書くほうが中身が濃くなる。
暗い印象はぬぐえません。大人の物語とでもいいましょうか。サスペンス好きで、エッチナシでもかまわないわという方にはおすすめです。

評価:C
エッチ度  ★★★★★
感動度   ☆☆☆☆★
ワクワク度 ☆☆★★★

書籍名: 目眩 目眩 出版社:二見書房 シャレード文庫
目眩 目眩(2)
内容:
【目眩】
香原光一は最高学府を卒業しながら普通の企業に就職し、住んでるアパートはボロ。それでも満足だった。その見てくれのお陰で望みもしないのに様々な男たちの性的な標的にされている。そんなことに慣れてしまってる自分にも嫌気がさす。サラリーマンとして地味に生きていこうとしながら、愛人関係を強いるヤクザの遠峰から身を隠す日々。そんな光一を放っておく男はいないのか、過去の男、現在の上司にまで追われる始末。そして最後には遠峰まで現れ、監禁されたような生活が始まるのだった。

【目眩2】
遠峯から逃れられずに光一は、遠峰の拠点を置く香港に連れられてきた。そこでも監禁生活。気まぐれのように遠峰に連れらて来たパーティーで李という男から名刺をもらう。
光一はエリックから中国語を習うことになった。自分のことを性的対象としないエリックに心を許す光一。塞ぎがちだった心が明るくなった。
そんなある日、遠峰が窮地に立たされる。そして遠峰の元から光一は拉致された。相手は李。遠峯を排除しようとする香港最大組織の一人だった。李の目的は遠峰の持つネットワークで、その交換条件が光一だったのだ。その条件をのむという遠峰。光一はこころざわめく。遠峯とのセックスは我を忘れてしまう。でも遠峯のことを愛してるとは思わない・・・しかし。
李の監禁生活を救ったのはエリックだった。しかし、エリックも実は李の異母兄弟で、実の名を孝賢といった・・・

感想:
最初は、「ラヴィアンローズ」「レザナンスコネクション」「ひそやかな情熱」の複合体のようなお話だと思ったねぇ。いやだいやだと言いながら、エッチするとノリノリ・・・痛いのはいやだと言う理由でエッチは合意。おまけに刺青だし、借金の形だし。
遠峰の執着といいますか、強引さも最初はイヤだったです。年の設定もわかんなかったし。ただ、その執着が途中から好きになって行きましたけどね。
絵が、私の好みでなかったんです。それが原因で最初に好きになれなかったのかもしれない。

光一が自殺しようとするシーンは、「この人はこうするしかないな」とへんに納得しました。BL本でなかったら、きっと光一はあそこで自殺だね。きっと。
でも笑ったのが、香港かアメリカかドイツに行かねばらない選択。そりゃあ光一だって絶望するわね。目眩もしましょうとも。だってそのどこへ行っても結果は同じ、男娼のように体開いて、監禁生活だもん。

「目眩2」の方が面白かったな。遠峰、李、エリック(孝賢)と監禁する人が次々に現れ、光一の人生も波乱万丈です。よく耐えられるもんだ。監禁生活って、ヒマだろうなぁ。時間がわからなかったり、何もない部屋ですごしたり。待って待って、監禁相手がきたら食事かエッチ。

光一は李に拉致されてから遠峰の存在の大きさに気付きます。それは光一の人生の最大の収穫かもしれません。李が死に、エリックも自殺し、だけど光一は遠峰の元には帰りません。遠峯を排除しようとした相手、エリックの義父である老爺子の元に行きます。それは、かなり切ない設定です。相思相愛であるにもかかわらず、2人は離れ離れになるのですから。
しかし、それは光一の成長のために必要なことなのですね。
ラストで久しぶりに再会した遠峰に光一は「ただいま」と言うんです。なんて素敵なんでしょうね。そこでお話は終わりです。もっと読みたい気もするけど、そこで終わるからこそ良いのかも。

ただね、全編、光一の1人称で書かれていたにもかかわらず、ラストの7年後は、3人称なんですよ。それってどうよ、って感じです。文の構成から言ってもヘンだと思う。1人称で書いたら、最後まで1人称だと思います。
何であそこであんな文になったんだろう?成長した光一を読者に見せたかったから?
でも、それは光一視点でも書けるはず。むしろ光一視点で久しぶりの東京の変遷、変わってしまった自分変わらなかった自分、変わらない遠峰の愛情を表現した方がよかったと思うのですけど・・・どうかな?

評価:B
エッチ度  ☆☆☆☆★
感動度   ☆☆☆☆★
ワクワク度 ☆☆☆★★

書籍名: 君が好きなのさ
出版社:二見書房 シャレード文庫
君が好きなのさ
なんとも、近所の店でも古本屋でも見つけられなかった2巻目。楽天でもコミコミでも売り切れか。10巻以上もあるから、買わなくてもいいかな、と思ってしまった。

内容:
加納つぐみは出版社のエレベーターの中で男に見つめられ、キスまでされてしまう。驚いて思わず手に持っていた大事なマンガの原稿を落としてしまった。あくる日、原稿を探して出版社に舞い戻ったつぐみはその編集者・広瀬から、原稿はカメラマンの浅井青士のところにあると聞かされさらに「行ったら、必ずあいつに犯られる」と忠告を受ける。しかしつぐみは原稿のためどうしても行かざるを得ない。そして忠告どおり浅井にレイプされ、挙句に「カミさんにする」と宣言されてしまった。
家に戻ったつぐみに待っていた仕打ちはアパートの家事。行き場を失ったつぐみは浅井のところに居候させてもらうことになった。

感想:
「しあわせにできる」と似てるよな、と思ったけど、よく考えたらこちらが先なので「しあわせ」が似てるんだと思った。シチュエーションが違うだけで、根本は同じ展開。でも登場人物が個性的なのでそれぞれに面白い。魅力的だと思う。それは筆力のなせる業?それとも単なる贔屓目かも。
ただ、私の好き度は「しあわせ」の方に軍配が上がる。やっぱ本田君は好きだなぁ。それと久遠寺もいい。計算高い行動とか、リーマンなところとか、ワーカホリックなところ。

つぐみという名前が好きじゃないな。男らしい名前がいいと、思ったけど、つぐみの父親の話を読んだら、いい名前に思えてきた。調子いいかも、私。
浅井がつぐみに執着する理由がよくわからなかったな。ピーンと直感が働いたらしいが、そこまで好きなる理由が見えないだけに、わからん。つぐみも嫌だと言いながら断れないし、好きだかどうか自分でも理解不能だと言っていた。嫌いじゃないのだからこれからの展開は目に見えてる。そこに日常がどうかかわってくるか、ということだけだ。
それだったら好きな「しあわせ」を読むだけでいいかな、なんて思ってしまう。

登場人物の書き分けがすごくお上手だ。特に広瀬と吉田はいいキャラ。
浅井のお仕事にも少し興味がある。真剣に写真を撮るシーンを読んでみたい。多分そういうお話もこれからあるのかもしれないけど、ま、あれば読むし、なければこのまま。それはそれでいいや。

評価:C
エッチ度  ☆☆☆★★
感動度   ☆★★★★
ワクワク度 ☆☆☆★★



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