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2009年02月27日
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テーマ: 海外生活(7776)
カテゴリ: アメリカ生活
イミグレーション(=移民局)に今日行ってきた。

永住権を取ったのは1992年。
元々、永住権とは『永久にアメリカに合法的に在住する権利』のはずだったんだが、この年から発行された永住権は全て10年おきに更新がある。作造と結婚した97年に名字を変更する際にあと10年分貰っていたのだが、それの期限が去年の11月だった。
最近は随分便利になったもので、ネットで更新できるので9月に移民局サイトで更新手続きをした。自宅でチャチャっと出来るので便利である。

ネット化される前はというと、結婚した時に名字変更に当時はマイアミに1つしかなかった移民局に行ったときの経験が思い出される。
ちょっと勘弁してくれというエリアに移民局のビルはあり、いつもいつも長蛇の列が続いてるんだが、朝の6時くらいからすでに行列が始まっている。あの時も早朝から車で小1時間飛ばして移民局に辿り着き、僅かしかない駐車場や路上や周辺で勝手に料金を取って駐車させてるショッピングモールなんかをグルグルまわりなんとか車を停める。あ~~~~、この時間に来てコレかよ、と思うような列の最後に並んでみるとアミーゴのおっさんが前の方からやってきた。ところどころ人を選んで声を掛けてるんだが、権造の前で立ち止まり
『セニョリータ、5ドルであの辺り、10ドルだともっと前の方、15ドルだとあんなにあっちの方なんだが、どうだ?』
どうやら、『並び屋』のようだ。5ドル付近には子供の姿。自分のチビを並ばせて場所取りしてるらしい。なんとまぁ、なビジネスなんだが、何時間待たされるか予想不可能の行列の中、コレを利用しない手はない。
『20ドルあげるからもっと前の方へ連れてってくれ。』

カネにモノを言わせ思いっきり割り込みするのは今思うとかなり気が引けるんだが、経済難民政治難民のみなさんに混じってオンナ1人なんとなく危険を感じながら落ち着かない気持ちで何時間もすごすのはイヤなので、全員スマンと心の中で思いながら割り込み。
それでも待ちはしたんだが、気が遠くなる前に建物内に入れた。

中に入ってからも待つ。ひたすら待つ。この辺のイライラは全部削除させてもらうがとにかく待つ。やっとの思いで自分の番になり、コレコレこういう事で、と書類を貰って再び待つ。記入しながらひたすら待つ。再び呼ばれて行くと『グリーンカードは没収ね。パスポート出して。ハイ、おしまい。』 パスポートに1コ判子を押してもらってオシマイ。
このスタンプの有効期限が6ヶ月というので、ほんとにその間に新しいグリーンカード届くんだろうね?と確認すると『あ?こんな簡単な手続き、2ヶ月も掛からないわよ。』と太鼓判を押された。

6ヵ月後。。。
再び移民局前。再び小銭をはたいて列に割り込み再び丸1日移民局で過ごし、有効期限が切れかかってたスタンプの横にまたしても6ヶ月のスタンプを押してもらう。ホントにちゃんとやってんのか?2ヶ月でオッケーって太鼓判押してたぞと文句タラタラ言うものの、大丈夫大丈夫。そのうち来るってば。でオシマイ。
結局、、、、。たかが名字を変えるのにかかった月日は1年以上。後に弁護士に話していたら、『そんなの名字変えたりするからいけないんだよ。結婚証明書を携帯してれば名前違っても大丈夫だよ。書類なくされたり後回しにされたりで時間の無駄なだけだ。』と言われた。

そんな移民局だった。

今回の書き換えはオンライン。コンピューターは間違えたりトロトロ仕事したりしないだろうと、早速出てくる質問に答えて必要な書類を選んでもらいダウンロードする。
最初に支払い画面が出てきて先払い形式になってるので、カードで支払い次の画面へ。
ダウンロードした画面に直接打ち込み、プリントアウトしてサインして、写真をクリップで止め指定された住所へ速達で送った。


移民局から封筒が届いた。お!さすがに早い!!と喜んで封を開けてみると、、。
う、、。送った書類が目に入る。添付されたページには『金額の支払いが行われていません。』 ああぁぁっぁぁぁぁ~~~????
タダで誰がやるかよ、ふざけんなよ、と送り返されてきた書類。写真はどこへ行ったのやら。支払いした次の月のカード会社の明細にはハッキリと金額が表示されていた。だが、移民局から来た書類には『支払額: $0.00』
カネはドコに消えたんだーーー!!!

次の日早速移民局のフリーダイヤルに電話して問い合わせてみることにした。

1時間半以上続く保留及びたらい回し攻撃。。。
何度も何度も最初に戻され、『プリーズ ビーペイシェント。』の録音がアタマの中でグルグルし、途中でスピーカーにして他の事などやってみたりしたんだが、どうやら全く電話でヘルプしようという気がなさそうだ。
アタマに来るとかイライラするとかのレベルを遥かに超えてなんだか哀しくなってきて、結局電話を切る事にした。
メールでの問い合わせにも返事はゼロ。

その後しばらくは書類に触る気力もなく、放置プレーしてたんだが、今年に入って日本帰国の予定を立てようと思うと真っ先に片付けないといけない問題がコレ。
去年やっとマイアミエリアに移民局の支局が5箇所開いたらしいんだが、検索してもやり方が悪いのか出てこない。そんな中、今月同僚が国から子供2人を移住させたので奴から最寄の場所を教えてもらってやっと今日行ってきた。

アポが居るかもしれない、、。と思いつつ、奴も飛び込みで行ってなんとかしたようなので行ってみる。
家から15分くらいの近さでビルも新しいし停まってる車も少ないし行列してる人も居ない。
素晴らしい、、、と大喜びで中に入ってみるといきなりセキュリティゲートがあり、コワモテの愛想もクソもないおっさんが居た。
なるべく滞りなく作業を済まそうと心に誓っていたのでニッコリ笑ってご挨拶し、書類を見せて訪問の趣旨を説明。
『ここでは更新の書類の提出はやっていない。郵送するように。ハイ次っ。』
ちょちょちょちょちょーーーーっと待て!!
すでに過去のイミグレ体験が思いっきり脳裏に蘇り、天国から地獄に突き落とされそうになりながらもおっさんに食らい付く。予約が無いなら帰れというので、予約は無いけどどう手続きしたらそちらの仕事も滞りなく行えるのか、質問に答えるくらいはしてくれても損はしないだろう、と絶対に手ぶらでは帰る意思の無い事を表明。
あーだこーだとやってるうちに向こうも面倒になったのか、じゃー中に通すからそこのインフォメーションまでは行ってもいいからそこで質問したら帰る様に、とセキュリティゲート突破に成功した。

入っちまえはこっちのもの。
インフォメーションのオヤジもこれまた顔の筋肉というものが存在しないんじゃないかと思うような無表情で『ここでは受理しないから帰れ。』の一言。またしてもゴネゴネ攻撃してるうちに横の予約マシーンに気付く権造。じゃあ出直すから予約だけしていい?と、しれっと一旦撤収。
予約マシーンで予約状況を見てみると。むふふふ。やっぱりあるじゃないか。これだけすいてるんだから絶対に今日の予約にも空きがあるはず、と思ってみてみたら5分後に1つ予約の空きがある。勝手にさっさと予約の手続きを済ましちゃって、オヤジの所へ逆戻りして『いや~~ラッキーデーとは今日のような事を言うんだねぇ。たまたま、すぐの時間が空いてたから予約もう取っちゃった。入れてくれる?』とすでにプリントアウトしちゃった予約証をヒラヒラ提示。
こいつめーーーーと言う顔をしながらしぶしぶ業務カウンターのある部屋へ通してくれた。

後は2分ほど座ったところでお呼び出し。
権造の担当になったおじいちゃんはそれはそれは親切な人で、方法はたくさんあるが、おそらくコレが間違いなく一番早く出来るはずだと教えてくれた。アジアびいきなおじいちゃんなようで、『キミは仕事は何してるんだ? 美容師? おおそれは素晴らしい。』と世間話が始まり、その後日本語か中国語を習ってみたいんだがどっちがいいだろうかとか、何で日本食の方が中華より高くて量が少ないのかとか、おお子供が2人いるのか?それは素晴らしい、途中ウヒャヒャガハハハとあまりにもデカイ声で笑いながら世間話する権造達は他の窓口の人に叱られながら20分ほど話し込んだ。
いや~、なんだか楽しかったよ。イミグレにもおじいちゃんみたいなオモシロイ人が居ると知ったのは良かった、とそろそろ帰ろうとすると、
『キミが長い間永住権を持ってるにも関わらず市民権をとってアメリカ国民にならないのは思うところがあるのかどうか分からないが、今回の書き換えで市民権の申請をプッシュされるかもしれないぞ。』
と言っていた。テロから7年半。政府はジワジワと永住権を持つ外国人へのアメリカ帰化のプレッシャーを強めている。
『う~~ん、、、。ウチの場合は政治難民や経済難民と違って国を追われた訳ではなく、自分の住みたいという意思のもと住んでいるのであって、この国で税金もちゃんと納め家も持って人並みの生活を送れている事に感謝してる。アメリカ人として産まれたチビも2人居るしこれからもずっとこの国に住むつもりだけど、人生の最後というのはやっぱり故郷で迎えたいという気もする。まだよく分からないから永住権のまま暮らしている。』
と言うと、オレはウェストバージニアの山奥の田舎で生まれたんだ。オレもやっぱり死ぬ時はこんなのぺっと平らな海の近くじゃなく山の中で死にたいと思うな、としみじみとしていた。

アメリカに来てお役所で初めて遭遇した『親切であったかい』人であった。
その後、じゃーまた、と握手を交わして移民局のビルから外に出てみると、入ったところのセキュリティゲートに居た愛想もクソもないおっさんが居た。休憩してるらしい。いくらムカ付いていたといってもシカトで通過も大人気ないしおじいちゃんとの会話後でご機嫌だったので『サンキューフォーユアヘルプ。』とニコっと笑って声を掛けたら、
『オオ!で、結局どうだったんだ!受理はしないことになってるが何かいい方法でも聞けたのか?』
といきなりフレンドリーに変身。。。。
一体全体、、、、。移民局を始めお役所の人達ってのは威圧的態度で紋切り型に仕事に臨む、という取り決めでもあるんだろうか。本当にあるのかもしれないな。

結局、コワモテフレンドリーのおっさんにも説明したんだが、ベストな方法と言うのは、
* クレジットカードで引き落とされたが移民局には受理されていない行方不明の謎の金はカード会社に交渉してクレジットとして口座に戻してもらう。
* 再度オンラインで手続きをやり直し例え向こうが幾らと提示してこようとも正しい金額の370ドルをカードで支払う。
* オンラインでの支払いと書類受理が確認されたら権造宛てにその旨を記した手紙が来るのでソレを持って再び今日の移民局へ向かう。
* パスポートにスタンプを押してもらい後はグリーンカード到着を待つ。
というものだ。クレジットカードの明細のコピーを取って差額を支払おうと思ってたんだが、こっちの記録にはないからまず無理は話だな、と言われたのでこの方法で行こう。

はぁ。。。。元々違う金額が出てきたのがそもそもの始まりなんだが、、、。
面倒だけどやらないと。。

前に行った移民局は昔と変わったんだろうか。帰化の部門が別機関として独立したらしいから前ほどゴチャゴチャしてないかもしれない。
が、近所に支局が開いたのはありがたい。

作造に経過を電話報告してたら(一緒に手続きした作造も同じ目に遭っている)、『面倒やし市民権でもええのぅ~。』とアッサリ。あれだけ頑なにアメリカ人にはなりたくないと以前権造が市民権取るかどうか相談した時はワレアホか!と怒ってたのに。
チビはアメリカ国籍日本国籍2つある。
考えるとよく分からない。
なのでもうしばらく放っておく。





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最終更新日  2009年02月27日 11時53分01秒
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