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July 27, 2004

形容マン～ソムリエに憧れて～

(4)

カテゴリ：カテゴリ未分類

わりと欧米にいると人のファッションなんかを誉めたりする事に

私の場合はもっぱら女性は苦手なので（といってもゲイではない。笑）
慣れた子にしか話なんかしないんですが、最近それでも
とっさに髪や服等を誉めている自分がいる事に気付く。

まあこれはあまりにも歳が離れていて、話す事がないからってのが理由で

「いいね、その服。何処で買ったの？」

なんて言ったりしているだけで、実は本当に良いと思っているわけではない。（かなり本音）

実際日本の女の子の方がおしゃれで、｢Ｅ｣服着ていると思うし。

まあたまにおしゃれな子もいたりするんですが、聞けばフランス人
だったりするんですね。（英語の出来るフランス人）

話は飛びましたが、相手を誉めるって事です。

これは女性に対してだけではなく

男→男

ってのもありで。
私は良くネクタイなんかは誉められる。
っていうか君たちのネクタイはいったい何処で買ったの？
みたいなのをしているから、私みたいのでも誉める対象に
なってるだけでしょ？って思いますが。

でも厳しい話をしに行ったのに、頭から誉められちゃうと

逆に言えば、これは使える手かもって思っています。

まあなんにしたって、人を誉めるって言うのは話の導入には便利なわけで、使わない手はないんだなあって思う。

日本は今どんな感じか知らないけど、まだそんな事言うと

「お世辞だろ？」とか

「キャーセクハラよ！」

で、本題

その誉める際に最も必要な物それは形容詞です。

例えば

「髪型変えたんだ、いいんじゃない？」

よりも

「その髪型、今流行の枯れ葉色だし、今の季節にも君の顔の輪郭にも合っててすごく良いね。何処でそんな髪にしてくるの？」

なんて言われる方が嬉しかったりするのでしょう？女性は
（笑・・・本当か？ここでYESでないと話が続かないので、そういう事にしてください。）

とにかく誉めべたな日本人はどうしたら良いか！
良い案を思い付いたのです。今さっき。

「ワインを学べ！」

先日フランス会社の社長が英国に来た時に夜会食をしたんです。
その際、お約束のようにワインを注文したんですよ。
彼はまあもちろんプロではないんだけど、ワインに詳しいのです。
で彼が食事の際に同席すると、大抵ワインは彼に任せている訳です。

そんな彼が注文したマスカットのワインを私は

「美味しいですね、梅酒に似ている。」

と誉めたら

「NO NO NO NO MR.gota101、梅酒とは全然違うだろ。」
「梅酒は口当たりがさらっとしていて、飲んだ瞬間香りが舌からすっと抜けて行くけど、このワインは長い間舌に天使が幸せな時間を置いて行ってくれる。」

とのたもうたからビックリした。
ワインの味ひとつにこの形容！
そうだった！ソムリエはこの形容が上手く出来なければなれない
とも言われているんだった！（本当か？）

フランス人おそるべし！

って事は田崎真也を代表する日本のソムリエは、たいそう誉め上手な事が予想される。

きっと女性にとってはくらっと来るような誉め言葉が口から
否応無しにそして湯水のように湧き出て来るのだろう、そうそれは
フランスの山々が長い時間かけて作り出した、命の水の様に・・・

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