ウォーク・オン・ザ・ワイルドサイド

PR

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

舎路人

舎路人

お気に入りブログ

奇跡の高市政権 New! alex99さん

ざわざわ日記 野沢菜々子さん
一人ぼっち日記改め… じゅんじゅん73さん
東京狛江の行政書士… 迷走行政書士そうまさん
特許屋 の    … 特許屋さん
■ 気づき販促実践論… 『販促ソムリエ』ホリマガさん
見たまま、感じたま… Dr.悠々さん
育児日記 クマとの… クマママ68さん
マンハッタンで考え… ひまわり娘!さん
ちゃと・まっし~ぐ… ちゃと0508さん

コメント新着

舎路人 @ Re[1]:今年最初の(01/23) Dr.悠々さん 仕事は多少変わりましたね…
Dr.悠々 @ Re:今年最初の(01/23) お久しぶりです。 またお仕事が変わった…
舎路人 @ Re[1]:今年最初の(01/23) かずめさんさん ワタシにとってのツイ…
舎路人 @ Re[1]:今年最初の(01/23) のどまる。さん あけましておめでとう…
舎路人 @ Re:あけましておめでとうございます。(01/23) カマタアキヨシさん お待ちいただいて…

バックナンバー

2025年12月
2025年11月
2025年10月
2025年09月
2025年08月
2008年05月02日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類

連休明けに予定されているイベントの司会者に2人の著名な
タレントを使うのですが、人選は早いうちに決定したものの
直前のこの段階でいろいろな調整事が噴出し、担当者は
走りまわっているようです。

いちばん困るのが、ここにきての「クライアントの事情」。
クライアントというのは今回のイベントの主催者ですが、
もう3か月以上前にタイムスケジュールなどを打ち合わせ、
タレント側にはそれを前提にしてギャラを交渉し、OKを
もらっているのに、「当日の打合せをちょっと前倒しして
もらえませんか」と。

そのまんま書いてしまうと守秘義務に反しますのでいくぶん
脚色して書きますが、今回タレントに依頼した仕事の本番は
10時~17時で、直前リハを9時から予定していたわけです。
要するに9時~17時の拘束です。
それを今になって「不安だからもう30分早く来て欲しい」と。
おそらく担当者が会社のエライさんに社内でスケジュールを
説明したら、「キミ、直前の打ち合わせが1時間では少ない
だろう。もう少し早くできんのかね」みたいなことを言われた
んじゃないですか。
ちなみにこのクライアント、誰でも知ってる大手メーカーで
役員なんて「雲の上の存在」の会社。担当者が「もう決まって
いるので動かせません」なんて逆らうことなどできるはずも
ありません。

それとやはりクライアントには「カネを出すのはこっち」
という意識があるし、「どうせ9時~17時の仕事ならその日は
他の仕事は入れていないだろうし、30分くらいオマケしてよ」
みたいなところでしょう。

ですが、大手のタレント事務所はそう簡単にスケジュールの
変更を飲んではくれません。キャスティング側の関係者が
この要望にどう答えるか打合せしたところ、今回のタレントの
口利き役の某氏は「そんなことをタレントのマネージャーに
言ったら、その時点でキャンセルされる」。

そうなんですよ。大手事務所はいとも簡単に「キャンセル」を
ちらつかせてくるんです。しかも本当にキャンセルされたら、
ブッキングした日の直前ならギャラの半額を請求されます。
言い分としては「すでに決めたスケジュールは何だったのか」
であって、間違いなく正しいことを言っています。

事務所の肩を持つようですが、これは「ウチをだれだと思って
いるのよ」みたいな横柄な態度ではなく、それだけ契約と
いうものを厳密にとらえているということです。
「ちょっとオマケしてよ」を聞いているときりがないし、
一つ予定外の要望を聞くと他に何か頼まれた時に断れない、
というきわめてビジネス上の都合です。
もちろんこういうことが言えるのは大手事務所ですけどね。
大阪の中小事務所なら「しゃあないですなあ」で聞いて
もらえることもあるんですが、さすが東京の大手事務所は
ビジネスライクです。

こういうときにキャスティング側の人間はどうするべきか
というと、もう完全に事務所の側につくしかないんです。
クライアントの要望にこたえるのがサービス業ではないのか?
という考えはもちろん分かるのですが、「力関係」という、
いかんともしがたいものがありまして…。
前にも書きましたが、著名タレントを使うというのは、
「お金を払って仕事をしていただく」くらいに思わなければ
なりません。
そのことを打合せの段階できっちりクライアントさんに
理解してもらうというのが「良いサービス」なんですよ。

ほうぼうの手を借りて今回の件は収まりそうですが、
ここ数日の関係者間のメールのやりとりを見ていると、
直前の緊迫感が伝わってきます。
何でもプロの演出家もつくそうで、運営は秒単位の細かい
動きと連携が求められますし、失敗したらやり直しが
きかないですからねえ。運営側の関係者のメールの文面も
「立会は構わんが、俺らの邪魔だけはするんじゃねえぜ」
みたいなニュアンスが読み取れて、大金のかかったイベント
というのはこういうものなのかと勉強になります。
ザッツエンターテインメント。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008年05月04日 08時18分00秒
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: