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11時30分。ル・マン式スタートで決勝戦が始まる。予選でポールポジションを制した#12ヨシムラスズキwith ENEOSの酒井大作が走り出すと続いて#634MuSASHi RT HARC-PRO.高橋巧。#11F.C.C. TSR Honda秋吉耕佑が続く。ところが秋吉がストップ&ゴーペナルティ。酒井大作の転倒などアクシデント続出。#634MuSASHi RT HARC-PRO.清成龍一が安定した走りをみせトップを維持。おちおち席も立てないと言いながら、やはり飲むものは飲まねばならず、鈴たこは外せないなどと欲望が渦巻く。今回本当に助かったのがコカ・コーラ社のドリンク飲み放題。片手にビール、片手にソフトドリンクで快適な8時間を過ごした。レースは#634MuSASHi RT HARC-PRO.清成・高橋・中上組が逃げ切って優勝。2位は1周遅れの#33 Keihin Kohara Racing Team伊藤/玉田組。伊藤真一のラストランは素晴らしかった。3位は猛烈な追い上げを見せた#11秋吉/レイ。過酷なレースに耐えてきたすべてのライダーを称えたい。サーキット場で見る花火はことのほか美しかった。
2010年07月25日
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ポールポジション争いの興奮冷めやらぬまま、サーキット場を後にする。7月26日が土用丑の日ということもあり、明日の決勝観戦に向け精をつけようと鰻屋へ。津市大門にある「はし家」へ向かった。さすがに人が多く順番待ち。漂う匂いに胃が刺激される。座敷に通され仲間と共に鰻三昧。蒸さずにじっくり備長炭で焼く鰻は独特の香ばしさ。タレの味も手伝って箸が進む。うざくも申し分ないが、辛子和えがさっぱりとして美味しかった。ビールも気持ちよく喉を通って行く。今日一日だけでいったいどれくらいのビールを飲んだのか。量の割りに酔わないのは暑さで抜けて行くためだろうか。それとも体の中にブラックホールがあるのか。
2010年07月24日
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鈴鹿サーキットに着くと仲間との再会。まずはRIDEミーティングにに参加。「RIDE」はバイク雑誌だが、東元昌平さんのイラストがいい味を出している。実際にはバイクに乗らない私でも楽しめる内容だ。そのRIDE主催の大抽選会でK-FACTORYのストラップ、RIDEステッカー諸々手のひら一杯のお土産を頂いた。ステッカーには「I'M PROUD THAT I CONTINUE RIDING A MOTORCYCLE(バイクに乗り続けることを誇りに思う」と記されている。早速携帯電話に貼ると妙に馴染んだ。今回のポールポジション争いはスーパーポール方式を採用。3度のスーパーポールでポールポジションから20番グリッドまでが決定される。15時45分。スーパーポール1がスタート。F.C.C. TSR Honda秋吉耕佑がトップ。続いてMuSASHi HARC-PRO.高橋巧とKeihin Kohara Racing Team伊藤真一が2分9秒台を記録。伊藤真一は今年でロードレースを卒業。決勝でどんな走りを見せてくれるのかも楽しみ。スーパーポール2でも秋吉が魅せる。ここでポールポジションがほぼ確定と思われたが、酒井大作が2分7秒905で大逆転。ヨシムラがポールポジションを獲得した。(続く)
2010年07月24日
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今年は一際暑い夏だ。暑い暑いと言いながら、鈴鹿サーキットに8時間耐久ロードレースを見に来た。新横浜から新幹線に乗り、崎陽軒のお弁当夏バージョンを頂きながらビールを飲む。ここまでは良かった。名古屋駅に降り立った瞬間足が止まった。連日体温を超える暑さだと聞いてはいたが、横浜とは暑さの度合いが違う。勇気を振り絞って近鉄線に乗り換え、鈴鹿サーキット最寄駅の平田町へ。ここでお昼を食べようと駅前を見回すと一軒のうどん屋。するりと入店すると気持ち良さそうに生ビールを飲む方々。当然ながら生ビールを注文。なんと¥199。鯒の刺身は¥380だ。相席となった女性がレースを見に行くのかと話しかけて来る。これから予選を見に行くというと、暑いのに物好きだと笑われた。さらに生ビールと〆鯖を頂き気持ち良く出発。サーキットが近づいて来るとテンションが上がる。(続く)
2010年07月24日
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まだ電車の動いていない時間、片原町から高松築港駅まで歩き始発を待つ。琴電は朝焼けの空の下を走る。空気は澄んで冷たい。陶駅から町営バスに乗り20分、さらにバス停から徒歩20分。お墓参りを済ませて役場まで戻る。羽床上までてくてく歩き、最初の1杯は「池内」。麺はうどんと蕎麦があり、ここでもミックスが出来る。1玉¥200。温かいうどんを頼むと、少量の出汁をかけたうどんが出てきた。麺は見た目がつるりとしてもちもち感があり喉越しがいい。出汁はやわらかい甘味のある出汁だった。そして「山越」。かけ1玉¥150。庭でのどかに頂く。再び徒歩で役場に戻り演歌のかかる町営バスで陶駅へ。陶駅前の「田中」。女将さんの元気な姿が見られて嬉しかった。高松から松山行きの特急に乗り丸亀へ。「おめん」で今日4杯目となるうどん。小料理屋「おばちゃん」が開くのを待って入店。女将さんの横浜時代の話などを聞きながらゆるゆると飲んだ。最後は「将八」のうどんで〆。うどんに始まりうどんで終わった一日である。
2008年10月16日
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身体からアルコールが抜けないので浴槽にお湯をはって浸かることにした。何しろ蛇口を捻れば温泉である。しんじこ温泉は侮れない。チェックアウト後ゆるゆる堀端を散歩。当然ながらお昼は出雲そば。「岡本」の暖簾をくぐった。自宅の居間のような座敷に6卓。きちんと座布団が並べられている。割子にするか釜揚げにするか迷っていると、女将さんが釜揚げに割子を1枚つけたらいいと提案してくれた。静かで落ち着く空間で寛ぐ贅沢。岡山行き高速バスももたろうエクスプレスで松江をあとにする。岡山から在来線瀬戸大橋線快速マリンライナー43号に飛び乗る。瀬戸大橋からの景色はいつ見ても美しい。高松に着くともう胃袋はうどんモード。琴電で片原町に移動し、ホテルにチェックイン。姉妹ホテルの温泉が利用出来るというので早速行ってみる。四肢を伸ばせる温泉でマッタリ。ゆったりとした気分で夜の街へと繰り出す。まずは「こんぴらや」でかけうどん。ライオン通りの「蛇の目寿司」に吸い込まれるように入店。約半世紀になるという店内は驚くほど磨き上げられている。まずは軽い刺身盛り。しゃこ、鯛、貝柱。さらに蛸と穴子焼きを頂き、升酒を3つ。握りは細魚と鮪赤身を頂いて〆。瀬戸内海の味を堪能した。
2008年10月15日
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一転して雨雲が空を覆っている朝。天気予報は雨。身支度を整えて西舞鶴駅前の高速バスの待合室へ。ここから梅田行きのバスに乗る。定刻を少し遅れて出発。約2時間乗って宝塚インターで下車。1時間待機してバスを乗り継ぐ。出雲行き、目指すは松江だ。バスでの移動あわせて6時間。松江駅に到着。早速出雲そばだ。「中国山地蕎麦工房ふなつ」で割子を頂く。蕎麦つゆがなくても充分に蕎麦の香と味が楽しめる。久しぶりの出雲そばを堪能した後、しんじこ温泉駅前の足湯に浸かる。傾いてきた太陽がきらきらと湯面を輝かせている。ホテルにチェックイン後、すぐさま夕日を追いかける。ここで見る夕日は見ていて飽きない。太陽が見えなくなるまで佇んでいた。そしておでんの「庄助」。川を眺めながら春菊、せり、鱚団子。ビールから日本酒へと気持ち良さが増していく。その気持ちそのままに最愛のバーへ。ギムレット、ホワイトレディ、ジンライム、ギブソン。最後はマティーニ、マティーニ、マティーニ。素敵な夜に乾杯。この恵みに感謝。
2008年10月14日
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走り続けるバスの中、カーテンを僅かに開けて外を見るとひどい霧で景色がわからない。それでも目的地に着くと嘘のように霧が晴れ、爽やかな青空が広がった。東舞鶴駅から目抜き通りを海に向かって真っ直ぐ歩く。大門三条の交差点を越えると『このさき海』と看板のある「しおじプラザ」。左手には舞鶴総合庁舎があり、赤れんが博物館へと続く。博物館のエントランス脇には大阪麦酒会社吹田村醸造所の外壁の一部が飾られている。さらに左手に海側を行くと赤煉瓦倉庫群が姿を現す。草刈りをしている方に声をかけ、フェンスの中の倉庫群の撮影許可を得る。朝の眩しい光りを受けた蔦の絡まる赤煉瓦倉庫は時を越えて輝きを放つ。街中に戻りぶらぶらしながら見つけた「芝はら」という定食屋で生ビールを飲みながら魚フライを頂いた。JR舞鶴線福知山行きは一時間に一本あるかないかで、時間を見ながら勘定をして駅に向かう。隣の西舞鶴駅に降り立つと照り付ける陽射しが痛いほどで、チェックインまでの時間を過ごすべく、商店街の中の「丸糸食堂」の暖簾をくぐる。瓶ビールと餃子。食堂のはしご。ゴーヤの夏休みの始まりである。
2008年10月13日
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週末を利用して鈴鹿で行われた8時間耐久レースを観戦。新横浜から名古屋を経由して約3時間の旅だ。暑い暑いとは聞いていたが、鈴鹿は灼熱地獄。それでもタイムトライアルが始まると気分が高揚してくるから不思議だ。チェッカーフラグが振られる度に一喜一憂。伊藤真一がポールポジションを取った。ホテルにチェックインして汗を流し、興奮さめやらぬまま夕食。しびの刺身、鰻、松阪牛など三重のウマイものづくし。まさに味わい尽くした。2日目の鈴鹿。11:30に決勝がスタート。いきなりデッドヒートが展開される。序盤戦が終わる頃ミストエリアでクールダウン。最終コーナーからヘアピンまで歩き、ヘアピンのスタンドで観戦し始めたら夕立。何が起きるかわからない。選手の転倒、エンジントラブル、リタイアなどで順位はどんどん入れ代わった。日が傾きライトアップしての走行。終盤戦はもう目が離せない。このレースを征したのは#11HONDA Dream Racing 11。チェッカーフラグが振られる中、マシンが駆け抜ける。熱い闘いの後、表彰式での選手達は素晴らしい笑顔。夜空に打ち上がる花火を見ながら鈴鹿をあとにした。
2008年07月28日
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仙台を出て仙石線で松島海岸へ向かう。予約しているランチまでには時間があり、遊覧船で島巡りをすることにした。所用時間は50分。船が出港すると餌を求めて鴎が集まってきた。大小の島々が美しく海に浮かぶさまを解説を聴きながらゆらり。下船すると漁協へ向った。本日のランチ会場「かき小屋」は漁協の直営店。牡蠣60分食べ放題、牡蠣ご飯・牡蠣汁付き¥3000のスペシャルランチ。シーズンが終わりを迎える為、明日閉店というところに滑り込んだ。大きな鉄板にスコップで放り込まれる牡蠣を蒸し焼きにして食す。一人30個は軽く食べられるだろう。ご飯も汁も美味しく大満足。もし機会があったら食べて頂きたい。腹ごなしに松島駅まで歩き、東北本線で古川へ。日本酒のラインアップの素晴らしい酒屋でずらりと並ぶ酒瓶をしばし眺め、当然の流れで日本酒を楽しみに居酒屋へ。飲めば飲むほど愉快になり、気がつけば20種類以上の酒を味わっていた。締めはバーでマティーニ。古川の夜に乾杯。
2008年03月08日
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遠足前の子供のようにテンションは上がりっぱなし。朝から旅仕度をするつもりが何故か横浜に来てしまった。天気はよく散歩日和。よし歩こうと岡野の交差点から平沼橋に向かった。梅が可憐に花開いている。戸部まで歩くともう昼に近い。どこかで食事をしようとお店を探すうちに野毛に来てしまった。「萬福」で餃子と葱油叉焼をつまみに大瓶3本。慌てて家に帰り旅仕度をした。東京駅からはやて・こまち89号に乗れば仙台まで2時間もかからない。到着するやいなやずっと行きたいと思っていたお店に向かう。「Pub Canadian Club」だ。ここでカクテルを頂き一息つく。そして予約してあった居酒屋」へ。2階座敷でジンギスカンをこれでもかと食べ、夜の街を散策。国分町は賑やかなお店の並ぶ通りと個性的なお店が並ぶ路地の交差する魅力的な街である。再び「Pub Canadian Club」に戻り、CCを片手に語らいの時を過ごした。
2008年03月07日
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最終日。夜行バスのチケットを購入後、お昼を楽しむために歩く歩くまた歩く。日差しが強く汗ばむ陽気。堀川からの眺めを楽しむ遊覧船が時折視界をよぎる。松江城、塩見縄手を経て、出雲そばの店「神代」へとやって来た。蕎麦打ち風景を通りからも見ることが出来る。すっきりとした店内。窓際の席に座り割子を頂く。繋ぎを使っていないという蕎麦はそのまま噛み締めるとしっかり蕎麦の味がする。はじめから蕎麦湯が出て来るのもこの土地らしい。続いて「きがる」。天麩羅を注文して李白を頂く。昼間から飲むお酒は美味しい。じんわり寛いだ後、再び散歩。町をゆっくり巡ってしんじ湖温泉駅へ出る。足湯につかり体の疲れを癒してから、島根県立美術館でモディリアニ展を見た。美術館のある辺りは夕日を見る絶好のビューポイント。風に吹かれながら夕日を堪能。少し冷えた体をあたためようとおでん屋「庄助」へ。川を眺めながら飲めるのがいい。じゃがいも、大根、春菊、豆腐ハンバーグのおでん。ヨコワの刺身に日本酒で仕上げた。
2007年10月14日
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三日目の朝は快晴。宇多津から坂出を経て岡山に向かう。快速マリンライナーで瀬戸大橋を渡るのだ。隣りのボックス席では老人が足を投げ出し眠る。瀬戸の島々が見えて来た。あまりの美しさに思わず声を上げてしまう。窓に張り付き何度もシャッターを切った。岡山で吉備線に乗り換える。備中高松。ここでどうしても手に入れたい酒があった。その名は「温羅」。生産量が少なく手に入りにくい酒だ。周辺に広がる田園風景。黄金に輝く実りの秋を満喫し意気揚々と吉備線総社へ。総社から伯備線で備中高梁。ここでさらにやくもに乗り換え向かう先は松江。長い道程だったが疲れなどものともせず、夜の街へと繰り出す。「川京」で最初の一杯。おろち火祭りを頂く。花をあしらった粋な演出。お通しはあぶりワカメと枝豆。鰻のたたきをつまめばもういい気分。続いてお気に入りのバーへ。まずははジンライム。おまかせカクテル、ギブソン、マティーニと飲み進み、スケアクロウを試飲。加水すると急に花開く不思議な味わい。最後はマティーニで〆。
2007年10月13日
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東本町の居酒屋「つる」から夜は始まった。酒は簸上正宗。熱燗で頂く。一日歩きまわった体に酒が気持ちよくしみる。お通しは竹の子と蜆の煮物。繊細な味に癒される。続いて昨夜も訪れたバーでマルガリータを頂く。お通しはサンドイッチ。バーテンダーお気に入りのイタリアンサラミが美味しかった。磨き上げられた店内は快適で何度でも通いたくなる。最後にマティーニをお願いした。ノイリープラットでリンスしたグラスにプリマスジンを注ぐ。無駄のない美しい所作。この姿が見られなくなるのは寂しい。決してこれが永遠の別れだとは思っていませんというバーテンダーの言葉が耳に残る。後ろ髪を引かれながら予約を入れていた「川京」へ。月山を冷やで頂き、お目当ての鰻のたたきを待つ。高速バスの出発時刻は20時。松江駅までの移動時間を考えると店にいられる時間は30分。カウンターだけの店内は予約客で一杯。店主は客の一人一人に声をかけながら手を動かしている。なんとか鰻のたたきに辿り着く。実に美味。松江最後の夜を最後の最後まで味わい尽くした。
2007年03月30日
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旅の最終日。ホテルをチェックアウトして朝の散歩に出掛ける。これまで行かなかった駅を挟んでお城とは反対方向に向かう。古い町並みの大正町をぶらぶら歩くと静かでとても心地良い。せっかく晴れているのだからルイス・C・ティファニー庭園美術館へ行ってみようと松江しんじ湖温泉駅から一畑電車に乗る。ちなみに最寄駅のルイス・C・ティファニー庭園美術館前は日本で一番長い駅名のようだ。美術館の前まで来たものの入園料にため息。諦めて付近を散策することにした。途中木製の美しいアーチを描く橋を発見。吸い寄せられるように近づいて行くと、しじみ漁の船着き場に行き着いた。ちょうど漁から船が帰ってくるところに居合わせる格好となったので、水揚げを見学させて頂いた。そこから湖沿いにまた歩き始める。宍道湖に張り出すように造られた「珈琲館」で一服。白潟公園まで5~6キロは歩いただろうか。さらに昼食をとるべく大正町まで1キロほど歩き「後藤」で割子を頂いた。
2007年03月29日
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さあ今日はどんなものに出会えるかと胸をときめかす。しかも今回お店を紹介して下さったのは誰あろう出雲大使ことチバサイさんである。一軒目はおでん屋「庄助」。コの字のカウンターの入口に近い席を選ぶと川が窓の外に広がっているのが見える。対岸のネオンが川面に映るのを見ながら熱燗を頂く。おでんだねが犇めいている姿は圧巻。大振りのロールキャベツに焼売、そして春菊を頂いた。鍋ものの要領で注文を受けてから束ねた春菊を軽く煮て出す。香りもしゃきしゃき感も味わえる。続く「なかはら」は落ち着いた店構えの小料理屋。他のお客さんに詰めて頂きなんとかカウンターに席を確保。メニューにはなかったが棚にある+旭日を頂いた。お通しはあん肝。大皿に盛られた料理の中から好みのものを選ぶことが出来る。どれもが美しく目移りしてしまう。魚の唐揚げを頂いたが骨まで食べられるほどカリカリだった。ふきの煮物をサービスで頂く。これがまた美味。最後はバーへ。明るいうちは背中を丸めて橋を渡ったが、酔いがまわれば夜風も心地いいものだ。
2007年03月28日
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旅の3日目。朝の散歩は昨夜の復習から始める。東本町、白潟から寺町に出て振り出しに戻る。本日のメインイベントは堀川遊覧船ツアー。その前に地元のスーパーを探検してみた。素晴らしい地酒の品揃えにのけ反り、今回の旅の土産はここで購入することにした。堀川地ビール館でさらに土産物(ねずみ男汁や目玉の親父汁、うなぎパイならぬしじみパイなど)を眺めた後、いざ遊覧船に乗船。船の中には火燵があり、豆炭で暖をとりつつ堀を巡る。川からの眺めは予想以上に美しい。途中いくつもの橋をくぐり抜ける。船頭さんは案内の声を止めることなく巧みに舵をとり、時折船の近くに来る鴨に餌をやっている。素晴らし技術である。堀川巡りは1時間弱の行程だが全く飽きることがなく、春の兆しを感じる景色を存分に楽しんだ。少し遅い昼食にと「きがる」を再訪。贅沢な時間を過ごし、夜の街散策に弾みをつけるゴーヤであった。
2007年03月27日
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東本町を歩きながらさて今日はどこで飲もうかと思案する。最初に目に留まった一品料理の店「兜」を覗く。カウンターに座りまずは瓶ビール。壁にはカブトガニのオブジェ。おでんがあるのでを頂いてみることにした。ひらてん、こんにゃく、里芋。甘みのある出汁が具材の持ち味をいかしている。ご近所の方がご夫婦で夕食にいらしていた。ほほえましい光景。続いて焼鳥屋「竹とんぼ」。カウンターの一番奥に座り生ビールを頂く。お通しは御坊サラダ。焼鳥は…と、おかみさんが説明する。『ばばどり』と聞こえ、聞き返すと純けいだという。もう卵を産めなくなった鳥だから婆鳥なんだとか。純粋な婆がいいか若さだけが取り柄なのがいいか等と話しは盛り上がる。私は最初に若鳥を、次に婆鳥を頂いた。シマエビの塩焼きが実に美味。ずりと呼ばれる砂肝、お勧めで鯨のたたきも頂いた。この日の最後は松江大橋南詰、白潟本町の2階にあるジャズバー「ぽえむ」。酒屋のような前掛けで現れたマスターは「ちぐさ」を知っていた。ここで野毛の話になるとは思わずびっくり。川を眺めながら柔らかく酔いしれた。
2007年03月26日
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初めて食べた出雲そばは実に味わい深かいものだった。滞在4日間の間に延べ6軒の蕎麦屋に足を運んだので、ここに纏めておく。【橘屋】(2回)東本町にある蕎麦屋。釜揚そば¥550を頂く。こちらで言う釜揚げそばは、丼の中に蕎麦湯ごと蕎麦が入ってきたものに出汁を足して食べる。初体験に思わずドキドキしてしまった。昼の定食だけでなく、アゴ野焼き、天ぷら盛り合わせなどの一品料理もあり。酒は豊の秋。【いとう】出雲大社前駅の近くにある蕎麦屋。看板はなく、ただ手打そばと書かれた暖簾があるばかり。小さいが手入れの行き届いた庭を眺めながら割子¥700と熱燗¥300を頂く。【きがる】(2回)北堀の奥、石橋町にある蕎麦屋。和紙でくるまれた照明のまるい明かりの下でホッと息をつく。ひきぐるみのざる蕎麦を頂く¥720。酒は李白¥550。香り高い蕎麦を独特のつゆで頂く。薬味はねぎ、大根、山葵。蕎麦湯も酒の器も味わいのある焼き物で出てきた。心遣いがじんわりと染みてくる。二度目は豊の秋¥500を熱燗で頂き、さくさくの天ぷらをつまむ。最後に冬季限定蟹入りあんかけそば¥800を頂いた。【後藤】大正町の住宅街の中にある蕎麦屋。丸椅子に座り割子¥660を注文すると先に蕎麦湯をマグカップに入れて出して下さった。石油ストーブの上に乗せられたヤカン。小上がりからのぞく庭もいい。ここでは割子に乗せる薬味が別盛。削りたての鰹節の香りに包まれながら無言で蕎麦を頂いた。
2007年03月25日
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旅の2日目。白潟公園から松江宍道湖大橋を渡りしんじ湖温泉駅まで歩く。一畑電車の一日乗車券¥1500を購入。出雲大社前までは¥790なので往復するだけでもお得。ただし電車は一時間に一本。出雲大社前までは一時間。先頭車両にはバスに付いているような運賃表と運賃箱がある。乗車券を買わずに乗っても必ず先頭車両から降りるため、ここで精算が出来るシステムになっている。窓外に朝の光りを映したまばゆいばかりの宍道湖を見ながら一畑電車に揺られる。一畑口駅でスイッチバックし、それに伴って運転士も今まで最後尾だった車両に移る。今まで先頭車両に乗っていた私は、そのままで最後尾の車両の乗客となる。出雲大社前はステンドグラスの窓を持つモダンな造りの駅舎。参道をのんびり歩き出雲大社へ。壮厳で美しい社である。青空に日の丸が翻っている。ここでは早くも桜が咲いていた。参道の蕎麦屋「いとう」で割子と熱燗を頂き、旧大社駅に足を運ぶ。実に美しい建物だ。D51があり、思わず目が輝いてしまった。何度もシャッターを押す。松江しんじ湖温泉駅に戻り、塩見縄手を散策。石橋町「きがる」でひきぐるみのざるそばと冷酒李白を頂く。そして夜の街へと向かうゴーヤであった。
2007年03月24日
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「叢雲(むらくも)」は北堀から京橋川通りを歩き東本町に出たところで見つけた居酒屋。赤提灯と店のたたずまいに引き込まれるように扉に手をかけた。カウンター7席。小上がり2席。2階には座敷があるようだ。予約の有無を聞かれ、予約をしていないと告げると7時までならどうぞと言うので店に入った。制限時間は約1時間。カウンターに座り日本酒を頂く。お通しは切り干し大根。目の前のショーケースには鮮度の高い食材が並ぶ。予約客らしいお客さんがコース料理を食べている一方、常連らしきお客さんがゆるゆると飲んでいる。タラの芽の天ぷらをご主人に注文。熱々の天つゆにくぐらせ頂くタラの芽は香り高く春の味がする。季節柄蟹を食べに来るお客さんが多いそうだ。予約が必要なのも頷ける。私は鰯の刺身を追加。口当たりが甘くこくのある醤油で頂く。鰯は口の中でふわりとける。満席で注文が切れることなく入り、食材がどんどん減っていく。ここでしじみ汁を味わえなかったのが心残りである。締めて¥2000也。
2007年03月23日
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旅の初日。14:25松江に到着。まずは駅前の国際観光案内所で松江の資料を入手。「まつえウォーカー」なる一畑バスの一日フリー乗車券でざっくり周辺の観光ポイントがまわれそうだとチケットを購入¥400。散策マップと22の施設、店舗で使える割引券、ワンドリンクサービスなどの特典が付いている。一周約40分。私はとりあえず来たバスに乗ってみた。宍道湖は漣が立ちキラキラと輝いている。松江しんじ湖温泉駅を経て、堀川遊覧船乗り場で下車。すかさず「松江堀川地ビール館」へ。まずは特別本醸造旭天祐真名井(まない)を試飲。続いて松江地ビール縁結麦酒(えんむすび~る)スタウト¥500を頂く。かなりマイルドな黒ビールだ。一旦駅に戻りホテルにチェックイン。再び松江駅前からまつえウォーカーに乗り込む。小泉八雲記念館前で降りて堀端を散策。塩見縄手と呼ばれる武家屋敷の塀の連なりは実に美しいものであった。さて夜の街に繰り出そうと2大飲食店街である伊勢宮と東本町を歩く。川を挟んで対峙する2つの町を結ぶ橋を滞在中幾度となく渡ることになる。
2007年03月22日
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静かなたたずまいの城下町松江から喧騒の街渋谷へ夜行バスで帰ってきた。今回の旅は4月に単身赴任先の松江から横浜に帰ってくることが決まった出雲大使ことチバサイさんに沢山の情報を頂き実現したものである。この場を借りて心からお礼申し上げたい。前日に遅い初雪の降った東京。曇天の新横浜から行きは新幹線で岡山を経由して松江へ向かった。名古屋を過ぎるとぐいぐい晴れ間が広がってきて、駅弁を食べながら一面の菜の花畑など春の景色を楽しんだ。島根県にはたくさんの名所があり、名産品も多い。出雲大社を始め松江城の掘を船で巡る堀川遊覧船、武家屋敷の周辺の塩見縄手の風情ある町並み、出雲そば、宍道湖七珍、地酒、地ビールと観光のみならず飲食に至るまで味わい尽くした4日間だった。※日記は徐々にアップします。
2007年03月21日
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