日記

バレ絵「くるみ割り人形」一幕より”フランツ”

バレエイラスト「くるみ割り人形」一幕より”フランツ”くるみ割り人形のイラストで、フランツ君を取り上げる方は、そうはおられますまい。たいていは、主人公の少女”クララ”（ロシア版では、”マーシャ”）あるいは、”くるみ割り人形”か”王子”それとも、金平糖の精をはじめとしたお菓子の国で出会う、各国をイメージしたお菓子の妖精たち？コールドに果敢に挑戦するのなら雪の精か、花のワルツ。あるいは。一幕で子供達を驚かせる、精巧な機械人形３種のうちから…？かな～りマニアックな方のイラスト・ネタなら不思議な魔術を使う紳士、”ドロッセルマイヤー”！でも今日は、…フランツ（笑）。---------------------------------------＜おおまかなストーリー＞バレエ『くるみ割り人形』はクリスマス・イブの夜、雪の舞う中をシュタリバウム家に集まってくる人々。お客様を笑顔で出迎える父母、そしてマーシャ（クララ）とフランツの兄妹。楽しいパーティで披露されるドロッセルマイヤーの手品や、等身大の機械人形の踊り。そこで手渡されたくるみ割り人形に、マーシャは首ったけ。いたずらっ子のフランツは、マーシャのくるみ割り人形を無理やり取り上げ、壊してしまい…悲しむマーシャに、ドロッセルマイヤーはあっという間にくるみ割り人形を治してみせるのでした。楽しいパーティもお開きに。マーシャはくるみ割り人形を抱いて眠るのでした。その夜。マーシャが目を覚ますとねずみが現れ、ねずみを追い払おうと兵隊人形が動き出し…マーシャはみるみる身体が小さくなってしまいます。ねずみと勇敢に戦う兵隊を指揮するのはくるみ割り人形！ねずみの王様と戦うくるみ割り人形を助けようと、マーシャは思わずスリッパを投げつけ、くるみ割り人形を救うのでした。くるみ割り人形は美しい王子に変わり、マーシャも素敵なお姫様に。助けてくれたお礼に、くるみ割り人形の王子はマーシャをお菓子の国へと誘うのでした。雪の妖精が舞い踊る森を抜け、お菓子の国へ。お菓子の国ではさまざまな国のお菓子の精が踊りを披露してくれるのでした。スペインの踊り、中国の踊り、ロシアの踊り、フランスの踊り、花のワルツ、お菓子の国の王女、金平糖と王子の踊り…ベッドでくるみ割り人形を胸に、目覚めるマーシャ。（いわゆる、夢オチ）---------------------------------------実は勤労感謝の日にご招待していただいたバレエ公演くるみ割り人形＜全幕＞で招待してくださった方のお嬢様（中学一年生）が”フランツ”を踊られたのでございます。コンクールでも度々入賞されておられる非常にこれからが楽しみな方で、ハツラツと美しく伸びやかなフランツ君を演じてくださいました。まぶたにのこる彼女のフランツを元に（主に衣裳とカツラを拝借）男の子のフランツ君を描いてみました。ふなふな。