
ショコタ;
妹のパティコがやってきた土曜日の夜は、我が家ではお馴染みのワイン、
クーヴァン・デ・ジャコバン で乾杯です。
晩ごはんは、厚めにカットした平田牧場の豚ヒレ肉をとんかつにしました。
思い出すだけで、また揚げたくなります♪分厚いお肉を調理する喜び♪
チヨコはダメですが、パティコは脂身も味わえるほうなので、
ヒレ肉を食べ終えたばかりにもかかわらず、
厚めの脂が付いている肩に近いロース肉を揚げちゃいました。
結局、しっかり食べたのは僕なのですが・・・。ご満悦です。
先に3日の日記に書いてしまったとおりなのですが、日曜日は鍋を食べ終えてからの乾杯です。
妹がせっかく来てくれたのですから、昨日と同じジャコバンにするわけにもいかず、
選んだワインは ルネ・ミュレ ピノ・ノワール クロ・サン・ランドラン 2001
です。

背の高い、すらりとしたアルザスのボトルを手にしてグラスへと液体を注ぐ。トクトクトク。
低い位置から香りが迫ってきます。甘くて、ぎゅっと煮詰まった果実の香りが、
その低い位置からのためか、それとも、そよ風に乗って入り込んでくる
ベランダのプランターから放たれる土の匂いと歩調を合わせているのか、
なにやら鉱物的な要素と共に柔らかい湿った土の香りをまとっているようです。
おいしいです。チヨコもパティコも喜んでいます。
じっくりと楽しんでいると香りもさることながら、液体に厚みが出てきました。
ボトルのようなすらりとしたスタイルではないものの、バランスが取れているように感じました。
液体は滑らかに喉を通り過ぎていくというよりも、微小な粒子が優しく舌に乗っかってくる感じ。
口中に残る粒子のためか余韻が長く、好印象でした。
オレンジの皮のコンフィを生地にたっぷりと混ぜ込んだ、
ケーク・オ・ショコラを食べたときのような香りの余韻です。
オレンジとカカオに似た、かすかな苦味が全体にメリハリを与えてくれているようです。
2時間くらいかけて嗜みましたが、最後まで堅実で静けさの漂う魅力的なワインでした。
美味しかった♪
ルネ ミュレ
さん、ありがとうございました♪

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