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「第3の教育」炭谷俊樹さんのメルマガにより抜粋。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ 60兆個の遺伝子をオンにする!━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 最近私が気に入っている言葉は「遺伝子をオン!」です。きっかけは友人に勧められて読んだ本、村上和雄著「生命の暗号」(サンマーク文庫)でした。印象に残ったことは、人間の体は60キロの大人ならば約60兆個の細胞から構成されており、その一つ一つに遺伝子が入っている。この遺伝子には人間の様々な能力の情報が書き込まれているのだが、人間はその多くの能力を使いこなしていないのだそうです。遺伝子の能力を使いこなしている状態を「遺伝子がオン」と筆者は呼んでいます。遺伝子にオンとオフの状態があることは学説的にも認められていることだそうです。さらにここからは筆者の仮説だそうですが、「遺伝子がオンになるかオフになるかはその人の気持ちの持ちようによるのではないか?」ということです。自分が「苦手、できない」と思ってしまうと本来持っている能力であるにも拘わらず、それが発揮されない。一方「よしやってみよう」と奮起すると遺伝子がオンになり、結構できるようになることがある。 この話に私は結構「我が意を得たり!」と思ったのですが、とくに面白いと思ったのは、全身の60兆個の細胞全部に遺伝子が入っているということです。以前より、「○○○!」という気持ちは、脳や心で感じているというよりも全身で感じているという感覚がありました。たとえば、昨年ミスチルのコンサートに行ったとき、桜井和寿さんの声や詩、そして音楽の音が全身の細胞にずしんと突き刺さってくる感覚がありました。彼が「掌」や「タガタメ」を歌うとき、そのメッセージは声から発せられているというより、全身から発せられており、それをこちらも全身で受け取ると言う感じです。これはCDやDVDではなかなか感じることのできない、コンサート会場ならではのものだと思います。 そして、それ以来私の「音楽の遺伝子」がずっとオンの状態です。音楽を聴きたい、あるいは歌いたいということを全身が求めているような感覚があります。音楽の例で書きましたが、それ以外にもいろいろあり、例えばとれたてのおいしい食べ物を食べたときもおいしいというのは、口で感じるというより、全身で感じるように思います。あるいは自然の中で思い切りきれいな空気をすったときの「気持ちいい!」という感覚も全身で感じるもの。 皆さんもそういう感覚ってないでしょうか? この遺伝子オン、の観点で自分の子ども時代を振り返ってみると、物理やバドミントンなど好きで打ち込んだこと以外の遺伝子をどんどんオフにしていってしまったように思います。例えば、「人前で話すのは苦手」とか「絵を描くのは苦手」とか。絵は未だに描けませんが、人前で話す方はオンになりました。それ以外のことも車の運転とかいろんなことを大人になってからオンにしていっているようです。以前は同じことを「感性の扉が開く」と呼んでいたこともあります。 こういう観点からもう一度教育とか人の成長ということを考え直してみると、「遺伝子をオンにすること」が最も大事なことではないかと思えて来ます。人と比べて自分が苦手と思ってしまうと、オフになってしまう。でもいろいろな人と出会ったり、刺激を受けたりすると、オンになる。ラーンネットでやっていきたいことも、端的に言ってしまえば、子どもたちのもっている沢山の可能性である遺伝子をオンにすることではないかと。子どもの間は感受性も鋭く、いろいろなことにどんどん反応できる時期。このころに塾等で時間をつぶしていろいろな遺伝子をオフにしてしまうのではなく、いろいろな体験をし、いろいろな人と出会い、遺伝子をオンにしていってほしい!私自身、今までオフにしてきた遺伝子が数多くあるように思います。私には子供がいますが、遺伝子をいっぱい、いっぱいオンにしてあげたいです。
2005年06月24日
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