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カメラバックのレインカバー。殆ど使わない機能の一つでした。だって山とか行かないし、晴耕雨読を心情とするから雨を突いて撮影など絶対しない。移動時の雨ならわざわざレインカバーするの面倒でしょ。今日は既に予約済みのスタジオ撮影があって台風14号の影響あるなか都内に向かうのだ。でバックだが最近多用してるメッセンジャータイプにしようと思ったけど直前に何となくレインカバーの有るリュックタイプに変更。行き帰りと殆ど雨も降らなかった(まぁこんなものでしょ)。最後の最後、駅からの帰り道にたまたま来たバスに乗る。せっかくだからレインカバーでも被せてみる事にしたらこれが大正解。あっと言う間に外が前の見えない滝のような豪雨になり、バス停から自宅までの数分で傘をさしてるのにずぶ濡れになった。しかしさすがはレインカバー。使った事もないからポンポンと叩くと雨粒が落ち、当然カメラバックは全く濡れてない。保険って大事だわ。
2022.09.18
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前回のブログでクランプラーEUのメッセンジャーをお迎えした理由にディフューザーが入るバックが欲しかったと書いたので今回はそのディフューザーについて書くのだ。それはLastoLite 社のEZYBOX SpeedLite2だ。ストロボ撮影でもっとも気を使うのがストロボ光の処理だ。ダイレクトに照射すれば顔にテカリが出てしまう。そこで光を拡散させて柔らかくするデフューザーの登場だ。強者はその場でスタンドとアンブレラを設営し撮影する。手慣れた感じでてきぱきと設営する姿には感心するんだが、機材の量が半端でなくとても真似できない。なので多くのカメラマンはバックにハンディタイプのディフューザーを忍ばせる。物欲魔神の私もご多分に漏れず多くのディフューザーに手を出した。結論からするとサイズが大きいほど拡散の効果が高いという当然の帰結になる。アンブレラみたいな反射式がベストだが、これはもう先に述べたセルフスタジオという大掛かりなものになる。最近では右手にカメラ左手にライトボックスを付けたストロボを持ち撮影するカメラマンも見るがミラーレスならまだしも昔ながらのデジイチではちょっと無理だわ。ストロボ直付け式の場合はいかに拡散板を発光面から離せるかが肝だ。要するにライトボックスにどれだけ近づけるかだ。しかしカメラ直付けの場合カメラとストロボの距離が近いのでサイズアップには限界がある。今まで手に入れたものは大体大きさが似たり寄ったりだった。今回見つけたEZYBOXは多分ハンディタイプでは最大のサイズだと思う。特筆すべきは発光面からの距離が普通のディフューザーの倍近いということだ。右にあるのが良く見かけるディフューザー。まさに大人と子供だ。更に中間辺りに拡散布がもう1枚入っている。インナーとアウターの二段拡散。これもサイズが大きいからこそ出来たのだ。もうスタジオ照明用ディフューザーをスケールダウンさせたスタイルなのだ。実際海外での動画を見ると簡易ライトボックスという使い方がされている。ハンディタイプでもきちんと考えて作られているのだ。本当に素晴らしい。本体は折り畳み式で畳むとボックス部はぺったんこになりかさばらない。またEZYBOXは装着が簡単で確実という事でも他の追随を許さない。とかくディフューザーはゴムやベルトでストロボに付けるタイプがほとんどでこいつがなんだがこれが取付にくかったり外れやすかったりと気を使う。イージーボックスはシリコンバンドを大型のノブを回し締め付ける方式で非常に簡単、更にシリコンバンドなので外れにくい。締めやすく外れにくいという相反する目的をきちんと解決してくれている。この取り付け方式を知ってしまうと他のディフューザーには行けなくなる。さてと良いことばかり述べてきたが弱点もある。それは折り畳んだときのサイズだ。こればかりは本体をギリギリまで大きくすることとのトレードオフなので仕方ないが、普通のカメラバックやリュックには入らないのだ。専用の袋があるからカバンに入れず持ち歩くという手もあるができればバックに入れたい。もう一つ、それは価格だ。国内では大体1万4千円前後で販売されている。一般的なディフューザーの数倍するのだ。高いから売れないのか売れないから高いのか鶏と卵だがとにかく強い意志がなければ躊躇する値段であることは間違いない。たまたま私は中古で見つけたので良かったがめったに中古を見かけることもないと思う。見つけたら買いだ。LastoLite社はマンフロットの傘下みたいね。製品的には優れた逸品なので何とか価格を下げてもらいたいものだ。
2022.09.13
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最近お迎えしたカメラバックについて書くのだ。それはクランプラーのメッセンジャーカメラバック。クランプラーと言えば少し昔にブレイクしたメッセンジャーバックメーカーなのだ。銀一が代理店として販売したのも大きい。ヤナセが扱う車のように銀一が扱うカメラ機材は「良いものだけを世界から。ただし暴利はいただきます」というのが通り相場だった時代だ。それまで見たこともないような派手なカラーリングにポップなデザインはカメラバックイコールダサいというイメージを払拭するに充分だった。機能的にはメッセンジャータイプのカメラバックを世間に認知させた。それまでのリュックかショルダーかのニ択にもう一つの選択肢を加えたのだ。しかしファッショナブルなカラーが仇となった。そう、日本人には派手でお洒落なカメラバックを身に纏えるほどセンスの良いカメラマンはいないのだ。地味でアースカラーを基調とする親父ファッションにバックだけが異様に目立つスタイルとなる、これはかなり格好悪い。機能的にはベルクロが不評だった。このベルクロ、とにかく大きく強力でフラップを開けるときにベリベリと大きな音を発しサッと開けることができないのだ。そのため消音パッチなるベルクロ使えなくするという本末転倒な機能も装備するのだ。もともとメッセンジャーは自転車使いが使用するバックなのでフラップはスタートとゴールでしか開けることはない。むしろ走行中にフラップが開く方が問題なのだ。だから本来の使い方ならフラップの固定は非常に大切なのだ。でもこちとらただのカメラ親父だからね。何度かデザインに惹かれたが購入まで至らなかったのだ。今回お迎えしたのはドイツに拠点を持つクランプラーEU社の製品。そしてこのモデルの最大の特徴は「地味」。そうクランプラーの売りである派手な色使いは跡形もなくなり、よく言えば華美な装飾を嫌った実利優先、早い話がカメラ店の店頭に山積みされるバーゲン品みたいな出来映えになった。素材は撥水加工の1000デニールナイロンに底部はターポリンを使用しており強度は充分ある。だたし往年のミリオンダラーのような厚いクッションは使用されず申し訳程度の薄いクッションとなっている。カメラバックといえばソフトバックでも型くずれしないのが普通だがこのバックはペナペナのクタクタである。しかしそのおかげで15インチノートPCが入る大きさで重さが1キロを切っている。カメラバックで軽さは絶対正義なのだ。ペナペナでも問題ない。こと街中で使用する分には外部からの衝撃対策はそれほど重要ではないのだ。そしてこのバック、クランプラー伝統のベルクロが廃止されている。カメラマンは自転車より徒歩と交通機関で移動する事が多いうえにバックからすぐに機材を取り出したいから強力なベルクロがないのは素晴らしい。このベルクロなしモデルはクランプラーでも異色の存在でもある。筒上の上部を折り返してフラップを閉じる仕組みなので雨水が入り込む事もない。更にバックの形が逆台形をしているため、折り返しをせず開口部を目一杯開けることで容量をカサ増しすることができる。ショルダーベルトはクランプラー伝統のワンタッチで長さが調節できるタイプ。これは本当によくできている。ピークデザインもワンタッチで調節できるんだがクランプラーの方が一日の長があると思う。メッセンジャーで名を売っただけのことはある。そしてバックルが珍しいマグネット式なのだ。知ってる範囲では有名なのでピークデザインのもの。それとテンバDNAにも使用されてる(最新モデルでは従来のバックルに戻ったみたい)。個人的にはこのマグネット式バックルは大好きなのだ。何と言っても差し込み式に比べて格段に楽なのだ。無論弱点はある。差し込み式に比べると万全なロックとは言い難い。一番良いのはピークデザインの二段式マグネットなんだがコストかかりすぎから無理でしょう。それに外れると言っても滅多なことでは外れません。外れてもそれほど支障ないし(笑)。マグネット式が不評だったのかこのモデルが不評だったのかは分からないか、後継モデル(?)のMuli8000では従来の差し込み式に戻っている。個人的にはマグネット式がなくなるのは残念なのだ。このバック、見た目の安っぽさと裏腹に本国ではそれなりのポジションだったようで拡張機能を持ってる。フリップを開くとベルトが縫いつけられておりオプションでアクセサリーを収納する専用ポーチを取り付けられる。面白いのは正面下部にある謎の穴。何とここにオプションでLEDライトをセットできるのだ。メッセンジャーの名残なのかな。そしてサイドに縫い付けられるマジで謎のベルト。調べたら自分のバックと分かるようアルファベットやマークを付けんですって。これらのアクセサリーはどれも興味深いんだが当然日本で売られることはなかった。だって本体のバックがそもそも売れなかった。ポケットは背面にジッパーポケット。フリップ裏にメッシュポケット。内側正面にジッパーポケット、内部後部にノートPC用大型ポケット。最近流行の「ポケットいっぱい」ではないけどどれも容量が大きくて必要充分。特に背面ポケットはスマホ、財布、定期、小銭などをポンポン放り込めるし開口部が大きいので使い勝手が大変よろしい。ワンアクションでバックを体の正面に持ってこれるメッセンジャーバックでは背面ポケットは使い勝手に支障をきたさないのよ。このバックをお迎えしたのはLastoLiteなるディフューザーが入るサイズのバックを探していたからなのだ。このディフューザー、軽くて拡散性も抜群なんだがネックが畳んだときのサイズでこれを収納するには20リットルクラスのリュックでもかなり厳しかったからなのだ。15インチPCを飲み込むこの軽いバックはベストチョイスだった。更にペナペナな外観は全くカメラバックに見えない。カメラバックに見えないといえばドンケが有名だがこっちの方が更にカメラバックに見えません(笑)。クランプラーのアイコンもEUはデザインが異なるのでぱっと見は気が付き難い(はず)。更に更に売れなかったモデルだからまず他者と被ることがないのだ。まぁ注目を浴びるバックでは全くないですね。クランプラー社は本家の経営が悪化し現在はクランプラーEUに吸収されたようだ。そのせいか最近のクランプラー製品は昔よりデザイン性で劣るというか早い話「ダサい」デザインになった。そして安くなったみたい。
2022.08.13
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松屋春の聖戦レポートを提出しないまま月日は流れ暦の上では夏なのだ。先の大戦で甚大な被害を被ったので暫くは隠遁生活を送る私。それでもついつい手が出ちゃう悪い癖、にゃはは。今回の獲物はローライに対抗すべく天下のツァイスが世に問うた二眼レフ「イコフレックス」なのだ。発掘現場はカメラ屋ではなくセコハンショップ。さすがにガラスケースにコンデジと一緒くたに並んでいたのには驚いたわ。そして値段は何とニッキュッパ。隣に並んでるサイバーショットモデルTより安いとは、とほほ。で、ケースから出してもらう。ありゃりゃフォーカシングノブは固くて動かない、巻き上げノブも動かない。これで程度Bってなんなん?とはいえ、完動品よりジャンク品が身上の私には魅力的。それでもその日はスルーして後日またお店に立ち寄るとサイバーショットが売れててイコフレは売れ残ってた。これはもう保護するしかないっしょ。イコフレックスで一番好きなのはそのデザイン。カメラの顔ともいうべき正面、ツインレンズ回りの処理が直線と曲線を組み合わせたモダンなもの。これと似たデザインではフレクサレットが有名だよね。手に取って初めて知ったのが三脚穴回り、なんと三角形。まさかこんなところをデザインしてるとは憎いねツァイス!機能で有名なのがシャッターの位置とレリーズロック。ピントフード脇にシャッターレリーズがあるなんてイコフレくらいじゃない?シャッターのすぐ近くに設けたローライに比べて非合理的だわね。これでは追随者は現れないよね。で、ピントフードを開けないとレリーズロックが解除できない仕掛けについてはこれも手に取って分かった。ピントフードにシャッタボタンを下せなくするよう板がついてたんだ。なるほどね。普通シャッターロックというとシャッター外周リングを回すというのが一般的だと思うけど、イコフレはフードを閉じれば勝手にロックされる。シンプルだけどよくできてる。それとこのシャッターボタンの位置だけど、手にするまでは絶対ダメだと思ってたけど、いざカメラを構えてシャッターを切るとこれが安定しているのに気が付く私。やはりシャッターは上から押すのがベストなんだね。見た目は変だけどこの場所を選んだツアイスは単にローライの真似をしたくないという意地だけで選んだわけではないというのが分かりました。この2型はIIとこのIIaが存在するんだけど、両者の違いはオートマットか否かみたいね。IIは巻き上げとシャッターチャージが非連動なのに対し、今回お迎えしたブツは最初だけ赤窓を使うけど、それ以降は巻き上げとシャッターチャージが連動するいわゆるセミオートマット方式なのよね。最初は飾りにお迎えするから動かなくて良いやと思っていたけど、あちこち弄ってるうちにすっかり気に入ってしまった私。それでもフォーカシングノブが固いというこの個体では撮影テストは絶対無理だわ。で、ブログにアップしようと写真撮ってたらプライスタグの下にもう一枚タグがあるのに気づいたのだ。めくってみると、あははは。
2020.05.07
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久しぶりの聖地巡礼である。といってもジャンク館が移動してからはそこまで足を延ばすのも億劫になってる軟弱ものだ。銀塩からデジタルへの大移動が起こった頃は水揚げが盛んだったが、今は漁獲高も減少の一途で動きが少ない。目ざといバイヤーはキタムラなどに漁場を求めたのか、店内は静かなものである。目的のリアキャップ(中古カメラ店が減ったので、こういった小物を探すには聖地まで行かにゃならんのだ)をいくつか買い求めたついでに生けすを眺めるのだ。?でっかいレンズだにゃ。12-60で2.8-4か、使えそうだな。値段も3千円は良いんじゃね?でも?ってフォーサイズかい!ボディないよう。と、一度は戻そうと思ったら同じ生けすの中にE-520が泳いでるじゃん。げ!1500円って、棚に並んでる銀塩カメラと大差ないわ。動くのかな?あれれ、バッテリー入ってるし。早速くだんのレンズを装着してスイッチオン。問題なく動く、というかAFメッチャ早いんでないかい!自宅にあるミラーレスカメラより断然早いじゃん。さしたる不都合も見られず当然セットでお買い上げ。1000万画素のデジイチが明るめのレンズ込みで4500円ですぜ旦那。実は一番最初に買ったデジイチはオリンパスだったのだ。それもあってフォーサーズではいずれE-3を使ってみたいなと思ってたんだが、ボディに見合うレンズがなかった。転がってるのは安普請のものばかり、でっかいレンズは売れた数が少ないから遊びで手を出せる価格じゃない。このレンズならE-3にも見劣りしないわ。35mm換算で24-120というのも使いやすいレンジ。それにしてもこのE-520のデザインも好きだなぁ。大きなグリップが格好良い。遠目だとOM-Dに似てるし、今の世代はマイクロじゃないフォーサーズなんて知らんだろうから「何それ!ニューモデル?」と思われるかもしれないぞ、うししし。帰ってから気づいたんだが、バッテリーがBLM1だった。実はかなり前にキャメディアC5060というコンデジを500円で買い求めたのだがバッテリーがなく500円のデジカメにバッテリー買うのも如何なものかと言うことでカメラ塚に埋もれていたのだ。確か同じバッテリーのはずだ。早速掘り返して1年以上ぶりに稼働テスト実施。ばっちり動きました。デジイチもある程度以下には値段が下がらずというのが相場なんだが、あっさり限界突破してのもフォーサーズだからでしょうかね。確かにレンズの確保が困難などメインで使うにはかなり厳しいものがありますが、サブで使うには全然ありですね。
2020.03.03
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先日のことだが、帝都はデススターの攻撃を受けた。敵は宣戦布告を変更する裏をかき聖地を急襲した。トラトラトラである。翌日はわずか1時間ほどで主要な基地を次々と攻略。嵐のごとくデススターは去っていった。で(何のこっちゃ)、小生は二日目の殲滅作戦に同行したのだが、すでにリタイア同然の身としてはただただデススターの攻撃を見ているだけであった。別れ際にも「これからディスクユニオンでCD見てくるわ」という体たらく。しかし何だかんだで久しぶりにカメラへの物欲が沸き上がったので、ちかくのミヤマ商会まで足を延ばすのだ。するとウィンドウの奥に大好きな「保証なし現状」のD700が置いてあった。このデジカメ、6万円を切った頃、何度か聖地で品定めをしたんだが、踏ん切りがつくと売れてしまうという状態が続いていたのだ。その後、キタムラで4万円台のが出てきた。ほとんど落ちかけたのだが、珍しくダイヤルが滑る状態だった。これで値引きしてくれれば訳アリ物件ウエルカムなので買ったんだが値引きなし。迷ってたら売れてしまった。そして見つけた品は3万5千円。保証なしがなんぼのもんじゃい!フルサイズも気が付けば3機種目。最初はアルファだったわね。これはフランジの関係でレンジファインダーレンズが使えるなど一番遊んだわね。でも電源を入れなければ使えないEVFがやっぱり面白くなくて、次にお迎えしたのが初代EOS5。やっぱし、光学ファインダーは良いねぇ。それでも一番多いのがマニュアルニコンレンズなんだよね。EOSでも使えることは使えるけど、絞り込みなんだよね。だから本当はD700が欲しかったのよ。でも中古の価格が倍だったから遊びでホイホイ買えません。早速、AiNikkorを装着。やっぱしNikkorにはニコンのボディがよくに合う。フォーカスエイドが使えるのもうれしいわね。そしてお迎えしたかったもうひとつの理由がこれ。AF Nikkor18-35。このレンズはD100時代に広角28mmを使うために結構多くのユーザーが使用したと思う。そう、まだこのころはDXレンズのラインナップが確立していなかったんだよね。んで、いずれフルサイズニコンデジカメが出ると信じて、このレンズだけは手放さなかったんだよね。結構ボリューミーなレンズはD100ではアンバランスだったけど、D700と実にバランスの良い組み合わせ。AF-SでもVRでもないけれど、広角ズームならそれほどハンディにならないよね。それにしても、18-35をフルサイズでという野望達成への道のりのなんと長かったことよ。
2018.07.28
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んー、結局渋谷まで足を運んだ。土曜日と言う事もあり、ガラガラという悲惨な状況じゃなくてよかった。 ここの会場は他よりデジ率が低いのが特徴。だからといって他よりレアな物がある訳でもない。要するにデジ在庫が少ないお店が多いということなのだ。 ジャンクコーナーは、墓場屋と同じくらいの品揃え。うわ!レベル低すぎるでしょ。つーか、流通自体がなくなってるんでしょうね。 そしてショーケースを見る自分が他人みたいなのにも驚く。結局、何も手にすることなく会場を後にしました。
2018.05.26
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なんとカシオがコンデジ事業を止めるというニュースが入ってきた。もっともこれはかなり前から言われていたようで、事業中止のタイミングが何時になるかだけのことなんだそうだ。アララ、知らぬは私だけだったのね。もっとも映像事業は継続するらしいみたいね。 まぁそんな世間から脱線してる私は今日も墓場屋で化石の発掘作業にいそしむのだ。 今日発掘したのはクーピー4500。いやぁスイバルクーピーも近頃はほとんど見かけなくなりました。 レンズ回転式コンデジはこのあとも出るんだか、一応光学ファインダー内蔵のラストモデルだったかな。スイベルと光学ファインダーくらい相性の悪いものはない。だってさフリーアングルとは水と油だもん。 更に当時のクーピーは他社と比べて豊富なコンバージョンレンズを誇るんだけど、これ付けると光学ファインダーは意味がなくなる。 今見てもレンズ脇にファインダーが配置されたため、無意味にレンズ部が大きくなってる。しかもこのファインダー、構えるとめちゃバランス悪いんだわさ。 まぁ、そんなコンデジのジャンクに500円もお布施する私もどうかしてるわ。 自宅に帰ってバッテリーをセットするが、うんともすんとも言いません。まぁ想定内です。先日のF4と同じで手にとって癒されたいのが目的ですから。 んで、数日放置しといて、あぁバッテリー抜かなきゃなと思い何気にスイッチ入れたら起動音がした。モニターは真っ暗なままなんだがカード入れて適当にシャッターきりパソコンにカードを読ませたらあら!写ってるじゃない。 動かないのを承知で発掘しただけに動いたのはちょっと嬉しい。 このデジカメが好きな理由はフィッシュアイコンバーターを装着したスタイルが一番似合うから。このレンズも長い間孤高の存在だったけど 今じゃダブルフィッシュアイデジカメがあるからね。 んで、動いたのが嬉しくてネットで調べたらヒットしたのが自分のブログだったのには笑ってしまった。
2018.05.12
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相変わらず「忘れた頃に」更新してるにゃ。最近じゃフリマでカメラ探しという「落ちるとこまで落ちた」カメラ巡礼なんだわさね、んで、今日は久しぶりに「カメラ屋」での中古カメラ購入記なのだ。というと「カメラ屋といってもどうせ墓場屋とかバザールだろう」とチャチャが入りそうだな。しかし今回は違うぞ。「カメラのキタムラ」様でのお買い物だ。どーだ、私だってやるときはやるのだ。獲物はニコン様のF4S。うーん、銀塩時代の第四代フラッグシップにしてプロご用達のマシンだ。調べたら発売時の価格はなんと24万円。F3が13万円だから、超インフレカメラだったわけだ。F4はニコンが次代のフラッグシップを模索する中で混迷を極めたモデルでもあるのだ。ライバルのキャノンがいち早く次代のスタイルを取り入れたデザインに舵を切ったのに対してニコンは迷っていた。それは頑固な保守層ニコ爺の存在である。彼らはミドルレンジ以下のカメラに新デバイスが取り入れられることには寛容なんだが、フラッグシップには断固として初代Fの操作性を求めるのだ。まぁニコン自らが「不変のFマウント」なんて自分の首を絞めるようなことをいってたから一概に爺たちを責められないか。とにかく、出てきた新型はエレキの塊でありながら外観は超アナログという異様なスタイルだった。軍幹部に液晶がないスタイルは開発者の「ふざけるな」という怨嗟の叫びが聞こえてきそう。機能を全て独立したレバーとダイヤルで行わせるから軍幹部は歴代ニコンすべてのモデルで最もゴチャゴチャしたものとなった。いや、他社も含めてSLRではF4が一番凄いだろう。モータドライブを内蔵させたために、グリップが肥大化した。中でもSは一番グリップが大きい。女性はおろか男性でも決して握りやすいとは言えない。モードら内蔵についてはスポーツ撮影の現場を優先しニコ爺を押し切ったのは英断だろう。どうせ彼らはフラッグシップは買い求めても普段使いはもっと軽いミドルレンジを多用するのだ。そして送り出されたF4はニコ爺からこれでもかというくらい叩かれた。しかしそれは大きいとか重いという理由ではなく「プラスチック外装は許さない、シボ皮がない」というもの。実際、本体はアルミダイキャスト製だからトップカバーだけなんだけどね。このときくらい「なんでキャノンは許されてニコンは許されないのか」と忸怩たる思いだったのではないかにゃ。そんなわけで、次のF5ではマグネシウム合金トップにしてシボ皮を復活させ、あっさりF4はディスコンしてしまった。そんなわけで、歴代F一桁シリーズでもF4は最も人気が低く逆に言うと「お買い得」なモデルでもある。更に付け加えるならF4はF系レンズを一番多く使える。何しろF3AF専用レンズまで使えるのだ。まぁ現代では「だからどーした」なんだけどね。というわけでよほどの好きものでない限りいくら安いからと言ってF4に手を出す人はいない。それでもジャンクの名目で980円となれば話は別だ。プラモデルとしてオブジェをしてなら今でも十分存在感があるのだ。
2018.05.04
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これまたひと月前の話だが、古河はなももマラソンを走ったのだ。自己ベスト更新どころか前半突っ込んで後半撃沈。35キロすぎには歩くという体たらくで何とかサブ 4でゴールするのがやっとだった。 で、猛省しつつ4月になり、春かぁ、あれ?春といえば何があったような、 えーっと何だったっけ。ぎゃーす! 松屋の春の祭典をすっかり忘れてたわ。というかそもそも2月のイベントじゃねーか。 むぅーん、他の中古カメラ市は開催時期を忘れても春の祭典だけは絶対忘れなかったのに、遂にここまでボケたのか。情けない。 で、ネットで今年の中古市戦闘記を見ていたんだが、そこからあっちこっち飛んでくうち目にしたのがキャノンガチャの記事。 ほぇほぇ、そんなものが出たんですか。でもガチャなんてどこに置いてるんだ? 思い出したわ、というか当たり前のように置いてある所によく行ってるじゃん。アキバは犬も歩けばガチャとメイドに当たる街だった。興味がないと目に入っても見えないってこの事だわ。 で、駅前の電子部品を取り扱うビルに入ると空きスペースに置いてました。 で買ったのかと言うと、買わないで帰るというこれまた昔の自分からは想像つかない行動を取る私なのだった。
2018.04.08
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まず悲しいお知らせ。少し前になるが久しぶりに銀座に行ったのでカメラ屋巡りをしたんだが、何とミヤマ商会銀座店が閉店していた。ニコン中心の品ぞろえが嬉ニコ爺には嬉しかった、とっても残念なのだ。前回に続き、今日もキャノンだ。あくまで私が行きつけのフリマに限った話だが、転がっている銀塩一眼はペンタックスとキャノンが多い気がする。AF一眼になるとさらにキャノンの比率が高い。逆にニコンはあまり見かけない。もっともペンタックスやキャノンが多いからといってLXやF-1が出ることなどない。んで、今回ゲットしたのはA-1だ。お値段は少々張って千円。うーん、AE-1の10倍かぁ、悩ましいなぁ。しかし今度はNEW FD 28mmf2.8がくっついてた。ここは乾坤一擲、清水の舞台から滑落する気持ちでお迎えするのだ(千円で悩むとは我ながら情けない)このカメラ、F-1とAE-1の間に位置するアッパーミドルという立ち位置で、やはり若者から支持を集めたモデルだ。ニックネームはカメラロボット。秒5コマのモータードライブが垂涎の的だった。その一方で電力管理が開発途上で、バッテリー大食いマシンとかアメ車カメラなどと陰口も叩かれたらしい、これも人気モデルの宿命か。でもバルブにするとあっという間に電池が空になったというからかなりのものだったんだろう。黎明期デジカメの蒸発性バッテリーから入った世代なら問題ないだろうけどね。手に取ったA-1も当然バッテリーは干上がっていると思ってたら、何と「動いた」。いや、嘘でしょ。この時代、まして相手はA-1だよ。信じられない。実は前回手に入れたAE-1に入っていた電池は干上がっていたし、むしろそれが当たり前だ。しかもこのA-1、ケースなしだったこともあって、誇りまみれで本当に「ごみ」状態で転がっていたのだ。何で電池が生きてたんだろう。普通に買うと結構なお値段のするタイプの電池なので、これで前回お迎えしたAE-1の作動チェックもできるし買ってよかったのだ。で、結局、AE-1もA-1も問題なく動きました。ちなみにフリマに転がってる一眼の多くはファインダーが腐ってて霧の摩周湖状態、更にプリズムの銀凝着がはがれてきてそりゃぁもう悲惨なものが多いのにこの両者はファインダーが奇麗だった。一眼の醍醐味はファインダーから見える景色だからねぇ。さて話をA-1に戻そう。AE-1はまだ迷いがあったかクローム塗装のボディもあったが、A-1は完全に開き直ってブラックだけになった(だよね、この辺りはキャノン党じゃないので自信ないです)。当時はブラックボディがクロームより少し値段が高かったから、ブラックに憧れる若い世代には嬉しいよね。さすがキャノン商売上手。それでも手に取ると「あぁプラボディだなぁ」と感じてしまう。アッパーミドルにプラボディかぁ。うーん。カメラは実用品であり「嗜好品」でもあるからねぇ。質感の問題は置いといて、A-1はゴツゴツキャノンのラストモデルだと思ってる。やたらとレバーが多くてゴテゴテしてる。メカメカしていてとにかく格好良い。シンプルなF-1とはテイストが違うがそれに次ぐ格好良さだよなぁ。こりゃぁ若者に受けるはずだよ。ロゴは旧書式というのがまた渋い。とにかく初めて触るので、面白いカメラだなぁと感じることが多い。レバーで絞り優先とシャッター優先を切り替えるんだけど、それに応じてダイヤルが切り替わるのにはびっくりした。デジタル時代の表示方法をアナログ時代にカラクリでやってたんだ。こういうのは個人的に大好き。ファインダーを覗くとシャッターや絞りのインジケーターが見つからない。調べたらボディにインジケーター表示用のレバーがあった、オンにすると奇麗なレッドライトでスピードと絞りが表示された。なるほど、こんなの点けっ放しにしてたらバッテリーが干上がるわ。NikonF3なんかはバッテリー消費を抑えるために液晶と光学読み取りという方式で見た目を犠牲にしていたから、見た目の格好良さをA-1は優先していたのがよくわかる。当然、バッテリーを節約するために表示をオフにすると10年前のファインダーに逆戻りする。レンズが欲しくてお迎えしたカメラだったけど、格好良いからA-1は残しておこうかしら。
2018.03.27
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久しぶりに更新するのだ。最近は聖地巡礼もご無沙している不心得者なのだ。まぁそこそこお宝に巡り合えるわけでもないしね(それが不心得なんだろが)。で、もうひとつの聖地になりつつあったキタムラ秋葉原店も、最近はすっかり一時の勢いがなくなったみたい。で、最近の漁場はというとこれがフリマなのだ。もっともこれは聖地巡礼に比べると、まず大物は絶対に泳いでない。更に言うとハードオフのジャンク箱より悲惨な状態の廃棄物というか生ごみみたいな状態のカメラばかりなのだ。しかも、よくまぁと呆れる値付けがされてる。じゃぁなんでまたそんな漁場に漁に出るかというと、単に「自宅から自転車で行けるところでフリマがやってる」。そんだけ。もはや東京まで出かける気力もないのが正直なところなのだ。しかしまめに通っているとそれなりに網を打つのがジャンク漁師の悲しい性なのだ。今日は最近水揚げされたフリマ漁場の魚を紹介しよう。その日もプラプラと歩いていたらとあるお店で合皮が劣化して半分ほど白くなってるカメラケースがお店のシートからはみ出てアスファルトに転がっているのを見つけた。ケースの形状から察するに中は銀塩一眼レフだ。その不憫な扱われぶりに思わず手を伸ばす。捨て猫を見て見ぬふりができない猫好きの気持ちがなんとなくわかる(全然違います)。値段を聞いたら100円とのこと。まぁそんなもんでしょ。一応中身だけは確認しましょうか。で、中を見て店主に100円を支払い、そそくさとその場を立ち去るキャプテンフック。おさめられていたのはキャノンAE-1。正直、これだけなら100円でも買わなかった(銀塩カメラファンの皆様ごめんなさい)。しかし、ついてたレンズがNewFD50mmf1.4となれば話は別だ。AE-1はキャノンが1976年に業界に仕掛けた価格キラーモデル。何でも他社より定価で2万円近く安かったらしい。当時2万あればレンズが1本買えるからこれは大きい。しかもワインダーが装着可能。速度は驚異の秒2コマ(笑)。でも当時は垂涎ものだったんよ。しかし、NEWFDレンズは79年から。なので普通なら根元が銀の旧FDなのだが、こいつにはNEWがついてた。後継モデルとなるAE-1プログラムが81年発売だから、多分モデル末期に購入したんだろう。何にせよ、その後Tシリーズへとバトンタッチされて標準レンズは標準ズームに取って代わられるから旧FDほど豊富にジャンク館には転がっていないのだ。で、カメラ本体に目を移すと、発売当時はカメラに興味がないというか、この時代一眼レフを自分で持てるのは一部の人間に限られてたというか中高生には高嶺の花だった気がする。なので当時このカメラがいかに凄いカメラだったかはよく知らない。で、今見てもプラスチックのカバーは生暖かくて好きになれない(もっとも同じ全プラでもT90は大好きだいからいい加減なものだ)特徴的なのはシャッターダイヤルかな?薄く大きく、少しだけ前がボディからはみ出してる。カメラを構えたまま指1本でシャッターを操作することができる。ライカM5みたいで実用的だ。でもやっぱり何だか格好悪いなぁ。性能と価格がアバンギャルドなのに対してデザインはFTbの流れをくむ極めてオーソドックスで真面目なのもだ。しかしこの後、中身と同じようにスタイルもアバンギャルドなスタイルへと進化していくから最後の地味キャノンスタイルな一眼レフかもしれない。ケースがボロボロだったので、レンズはカビカビだと思ってたが、意に反してきれいな状態だった。レンズにはフィルターとキャップもついてた。しかもキャップはレークプラシッドオリンピック記念物。これだけでも100円じゃ買えないわ。
2018.03.18
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以前からとある店先に並んでいたP7100用ワイコン。最初は8千円なんでスルーしてたらある日5千円にプライスダウン。 むむむっときたけど、ここはグッと堪えて更に行く末を見守っていたが、更に値下がりサンキュッパになった。もう少し待ってみようかとも考えたけど、これ以上欲張るとろくな事にならんと決断するのだ。 ワイコンはハイエンドコンデジの定番アクセサリーというのは古き良き時代の名残で、デジイチがこんだけ普及した現代ではメーカーにとってはもうお荷物以外の何物でもない。 数が捌けないから勢い定価は高くなり更に売れなくなる。確か出た時の価格は3万円近かったんじゃないだろか。一体どんだけ売れたんでしょうね。 装着するにはアダプタが必要。 ニコンは長い間ねじ込み式金属アダプタだったが、やっとプラ製のバヨネット式に改められた。確かに強度など金属のメリットはあるがキャノンのGシリーズが早くからプラ製のバヨネット方式を採用しておりニコ爺はとっても羨ましかったのだ。 純正だけあって周辺光量も充分取り込め、画面端まで良く写る。それでも寄って撮ると歪曲が目立つ。ワイコンとしては優秀だけどデジイチの廉価ズームクラス。単焦点とは比較にならない。 P5000で復活したハイエンドクーピーも次の7700と7800をもって二度目の冬眠に入る。そして7700,7800にはワイコンは用意されなかった。だからWC-E75Aはラストワイコンなのだ。
2017.09.04
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まぁ何だかんだで足を運んでしまった。思った以上に盛況でまずは良かった良かった。やはり会場が良いみたい。何しろ交通会館は2部屋に 分散しているような感じだったのだ。今回は一つに纏まって見えるし、分散しないだけお客が多く感じる。やはり祭りに必要なのは賑わいなのだ。
2017.09.02
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が渋谷東急で始まりました。って、5月にやったじゃん。が、調べると、今回のは交通会館で催されてたのが今年からは渋谷に移転したのね。 交通会館はどことなく哀愁漂う雰囲気でお祭り感が少なかったから少し元気になるかな? しかし先週新宿高島屋のカメラ博が終わったばかりで、連チャンは厳しいねぇ。まぁ出店メンツが高島屋と違うし、こっちが昔からやってたと言いたいでしょうが、マニアはともかく多くの人がそこまで気づくかなぁ。何しろ昔はこの手のイベントに目がなかった私も最初は店の違いを見落としていたわぁ。
2017.09.01
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昨日の新宿線線が不完全燃焼となったが物欲の炎は収まらず、この炎を消すには聖地巡礼しかないと今日は新宿をスルーし中野へ行くのだ(バカなのだ) しかしそんなに世の中甘くない。餌箱には目ぼしい物もなく本店を冷やかして帰ることにするのだ。 しかし本店を出ると、むむ?風が出てきたかな? 嵐の前兆か、ここは一旦様子を見るのだ。そしてしばしの後、突然それは訪れた。船が来たぞ~。 釣果 Ai Nikkor 50mm f1.8 四千円 G Zuiko 50mm f1.4 三千円 Yashika Partner 三百円 激安ってほどじゃないけど、程度が良かった。ニコンのパンケーキは定番だし、ZUIKOは電子接点付きEOSアダプターを持ってるので使いたかったレンズ。あと、パートナーはコレクションに欲しかったので、これが一番の釣果かな?
2017.08.20
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夏の祭典に行きました。場所は新宿高島屋。他の祭典と違い、都内以外に首都圏のカメラ店が出店してるのが特徴。自分としてはいつもいつも同じ顔ぶれより新鮮で結構好きですが。土曜日の午後5時。うわ!最終日のようなこの雰囲気。これは寂しい。きっとお昼までが大賑わいだったと信じたい。それに今日は天気も今ひとつだったし。予算もないのでそのまま帰るつもりでしたが、ジャンクコーナーで18−70をゲット。セットズームの1つでしたが、18ー55が三代目で現役なのに対し、モデルチェンジする事もなくディスコンされたモデル。 個人的にはこっちのほうが前玉が大きくて好きざんす。フィルター枠に欠けがあったので逆にそれ以外は大丈夫だと予想したら的中。実はニコンデジイチのDX標準ズームはこいつが初めてなのだ。
2017.08.20
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5Dをお迎えして最初はアダプタ経由でニコンのレンズで遊んでいたのだ。正直これじゃα7と何ら変わりないんだが、やはり光学ファインダーというのは覗いて気持ちの良いものだ。ミラーレスと違って装着した姿も「いかにもアダプタです」って感じがせず自然なのが好ましい。んでさ、子供を撮ったんだけど、プリントして愕然「ピント外してる」。そうなのだ、もうマニュアルフォーカスなんぞやっていないし、αと違ってピーキングや拡大できないからピント合わせに失敗するのだ。折角の新戦力、肝心のスナイパーの腕がダメダメとなるとここはもうこれしかない「腕がないならメカ頼み」。EFの標準レンズ巡礼をするのだ。んで調べると標準には「撒き餌」と呼ばれるレンズが存在するらしい。50mmf1.8の二代目がそれで、何でも1万円を切るようだ。しかも最近新型がリリースされたというじゃないか。だったら中古は激安か。胸躍らせ聖地に出向く。えぇー全然安くないじゃん。というか中古なのに現役時代の新品とそれほど変わり映えしない価格とはどーいうことだ。まぁ銀塩時代と違って今は基本標準はズームなんだよね。MF時代のFL50mmf1.8はAF時代には35-70になったのよね。標準ズーム、望遠ズームの次に単焦点が買われる。多くのユーザーはそこまで買わない。なので中古はダブつかず市場も高値安定なのかな。高いということは人気があるつまり評価が高いんでしょうが、「燃えるジャンク魂」が信条の私には新品と遜色ないブツを買うなどプライドが許しません。んで探していたら見つけましたよ。訳アリ(カビ)二千円という激安物。これこそジャンク魂を燃え上がらせるに相応しい。レンズのど真ん中だったらさすがに躊躇ったけど中央は外してるし多分撮影に影響はないでしょう。網を引けー。で、この物件。何と珍しい初代モデルじゃないですか。実は初代は撒き餌レンズじゃなかったんですよね。二代目になって一気にコストダウンを図り初代の半額で提供したってわけ。二代目以降と一番違うのはマニュアルフォーカスへの配慮が行き届いていることですわね。しかぁし、今の私には猫に小判、豚に真珠の機能ですわ。そもそもマニュアルピントがダメダメだからAFレンズを求めたんですもの。でも見た目はやっぱり格好良いわね(無論、FLや初期FDとは比べ物にならない仕上げだけどさ)。それとフードも二代目以降とは違うようで長めのものらしい。 もっともこのフード、見つけるのは至難の業かも。 早速、子供をモデルにテスト撮影。おぉ、開放でバリバリにピント合うじゃん(あったりまえだろ)
2017.08.18
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久しぶりに秋葉原戦線に赴くのだ。普通の中古コーナーは軽くスルーして、目指すはキタムラ神殿に眠るジャンク廟だ(何だそりゃ)。したらさ、見つけちゃいましたわ。EOS5Dのジャンクもの。ここ数年で一気に値段が下がり一度は候補になりつつも、なかなか決断には至らなかった。理由は、当時手持ちのEFレンズラインナップが今一つだったのだ。EF-Sなんで、確かフルサイズイオスには装着できなかったんじゃないかしら。しかしその後、情勢は大きく変わった。まず、フリーマーケットで白レンズ他、大物EFレンズを手に入れた(この辺りについては以前ここでも書いた)。そしてAPS-Cレンズは稼働中の40Dと伴に子供の元へと巣立っていった。しかしその時、これらのフルサイズ用EFレンズは手元に残していたのだ(この辺り、ぬかりなしなのだ)なので、これらの大物EFレンズに相応しいボディへの物欲が高まっていたのだ。フルサイズはα7があるが、これはあくまでレンズ遊び用なのだ。んで、くだんの5Dだが、何と税込みイチキュッパじゃないですか。しかしよく見ると既に先巡礼者が付いてて「交渉中」の付箋が貼ってあった。くっそー、やはり巡礼を欠かしてはいけないのだ。信仰心の熱いものに神は微笑むのか。それでもダメ元でセカンドリザーブをお願いした。「もし売れてしまったら連絡しますね」という言葉を後に店を去る。まぁダメでしょう。んで、先客のリザーブ期日の夜、携帯が鳴る。「もしもし、こちらカメラのキタムラです」「あぁ、売れちゃいましたか。」「いへ、それがキャンセルになりまして」「まじっすか」翌日、改めてチェックするも特に問題なし。本体のみでバッテリーと充電器もないけど、当時はパワーショットが同じバッテリーを使っていたのだ。だから子供に40Dを渡してもバッテリーと充電器はまだあるのだ。それにしても、このデジイチの登場は2005年だったのね。もう10年選手か。んで、改めて手にするとデジタルは生ものという定説はこのカメラには当てはまらない気がするわね。なんたってフルサイズだもん。どんなにミラーレスが進歩しようが、APS-Cサイズとフルサイズには越えられない一線(どこかの政治家が言ってたのとは違う一線)があるのだ。時代を感じさせるは液晶モニターくらいだわさ。本体サイズも40Dとそれほど変わらない。なんだかんだ言ってもフルサイズをこのボディサイズに収めたのはすごい技術だと思います。αと比べて嬉しいのは、何といっても電源を入れなくてもファインダーが覗ける。これデジタル世代にはピンとこないでしょうけど、銀塩世代にはこれが本来の一眼の姿なのよ。あーこれこれこれですよ。付けてるレンズはコシナの20mm。銀塩時代に手に入れていたマウント変換アダプタでも遊べる。α7はフランジバックが短い分多くのレンズが装着できるメリットがある反面、35㎜一眼用レンズだとアダプタが長くなるので装着した姿が今一つ「恰好悪い」のだ。その点。5Dはデジイチだから違和感ないのも外観を気にする私には好ましいのだ。でさ、当初は手持ちのEFレンズを使うためにお迎えしたんだけど、いざ手にするとそれだけじゃすまなくなるのが物欲魔人の性なのよねぇ。その辺の顛末はまた後日。
2017.08.13
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iPhone 5sを買った。 ソフトバンクがiPhoneを取り扱い出した頃手に入れて以来だから何年ぶりだろう。どちらかと言うと判官びいきでアンドロイドとブラックベリーばっかり使っていた。 パソコンとの連携がiTunes経由じゃないとできないみたいで何かとめんどくさい。 iTunesは使いやすいとの評判だけど長いことソニーのアプリを使っていたのでなかなか慣れない
2017.06.04
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そういえば渋谷東急で中古カメラ市が催されていたなぁ。銀座に比べると地味なので基本スルーしてたがネットで見ると「盛況です」となってるし久しぶりに出かけてみるのだ。提灯記事と違い、やはり記憶と同じでこじんまりした寂しい会場。どことなく秋に開催されてる交通会館のものと似ている。ささっと眺めるも特に気を引くブツもなく、30分で飽きてしまった。折角渋谷まで出てきたのでキタムラに向かう。20年ぶりくらいの渋谷は何だか随分薄汚れた街になってた。池袋みたい。歩いているだけでゲンナリしてしまい、キタムラでも物欲に火が付かず。それにしても坊主で帰るのは何だかなぁ。で、秋葉原のキタムラにも顔を出す。んで見つけたのがこれ。そうニコワン用グリップGR-N1000ね。こいつ、たかがグリップのくせに定価が8千円オーバーというユーザーを馬鹿にした価格設定だったのよ。なので多分、これを定価で買った人はほとんどいないと思うのだ。では多くのユーザーはどうして手に入れたかというと販促キャンペーンとしてプレゼントされたのね。だからボディに比べて流通量が少なく、しかもこのグリップは評判が良いので市場では足が速いんだよね。実際、最後に見て以来1年以上見てなかった。今回は今までで一番安かったこともあり迷わず捕獲。ニコワン用グリップとしては他にリチャードフラニエックさんのが有名だけど、こちらは本体貼り付け式なので更に見つけるのが難しい上に、本体も買う必要があるので無理め。早速グリップを装着する。評判通りこのブリップの出来が良い。握った時の指の配置が良くなる。もともとヘビーで剛性感のあるボディが更にズッシリガッシリする。しかし何と言っても見た目がグググっと良くなる。いやぁ力感が出てきて恰好良い。素がシンプルすぎるのでこういったドレスアップでもゴテゴテしないのだ。もともとツルンとしたガバドンみたいなデザイン(実際白のV1はまさにガバドン)は好き嫌いがはっきり分かれると思うし、どちらかというと嫌いという意見が多いと思う。実際私も第一印象は好き嫌いを通り越して「ニコン終わった」と思ったもん。それが今ではこのスタイルに萌え萌えなんだから人の好みなどあてにならんわ
2017.05.29
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先日録画しておいた午後ローのSALTという映画を見た。主演はアンジェリーナジョリー。映画自体には特段思うところはない。基本、アメリカ系娯楽作品は頭を使わないので好きなのだ。そしたら開始後10数分、実に印象的なシーンが登場した。それがこいつだ。亡命を図ったロシア人を拘置した取調室に入るジョリー他諜報局のメンバー達。取調室に入る際には携帯出すのがルールみたいでケースに全員の携帯が入れられる。時間にすればほんの数秒、アップにされる携帯電話。‥って、全員ソニーエリクソン製じゃん(笑)。しかも2台はウォークマン携帯。大体さ「エージェントな方々が揃いもそろってウォークマン携帯ってどうよ」という突っ込みがあって当然だわね。この時代ノキア携帯がお約束。ソニエリはこの数秒にいくら払ったんだろうと思勘ぐりたくなるわ。てなわけで、ソニエリ製フューチャーフォンを紹介していくのだ。第1回は映画で出てきた(残念ながらジョリーさんのではなかった)W595だ。何より目を引くのがその外観。とにかくウォークマンのロゴが「これでもか」というくらいある。正面、裏面、更に両側面(片方は起動用ボタン)。ソニーが携帯市場に新規参入するに当たり何を売りにするか、そりゃウォークマンでしょ。という企画会議の議論が伝わってきそうだ。気に入っているのはそのサイズ。実に小さい。携帯電話は「携帯性」が優先されるという理念を貫いている(褒めすぎだろ)。またデザインも優秀。特にサイドモールを太くすることでスリムな本体をよりスリムに見せている。スライド式なので普段はキーパッドが隠れているし、中央はプレイボタンでウォークマンそっくり。発話と終話ボタンを見逃すとウォークマンと見まがうスタイルなのが実に洒落てる。んで、凄いのがこのサイズでステレオスピーカーなのだ。同じものが反対側にもあるのだ。両サイドから出る音は音質はともかく音量はなかなかのものなのだ。卓上やベッドサイドでは実用になるのだ。ウォークマン携帯を主張するもうひとつのギミックがサイドにあるショートカットボタン(画像添付忘れました)だ。ウォークマンロゴのボタンを押すと音楽プレイヤーが起動する。ただし、画面ロックが優先されている。ここはウォークマン起動を優先させるべきだろう。音楽転送転送には専用のソフトは不要。ドラッグドロップでOKなのも便利。MP3とAAC対応なのもよろしい。ちなみにウォークマン用のリッピングソフトである「Xアプリ」で取り込んだものはジャケットも表示される。惜しいのが外部メモリーがマイクロメモリースティックということだ。DUOではないM2というものだ。まず店頭ではお目にかかれない。でもオークションサイトで入手可能だ。3.5ミリイヤホンジャックは残念ながら装備されていない。専用イヤホンか変換アダプタが必要になる。しかしBluetoothが使える。Bluetoothはソニーが先頭に立ったせいか国内ではアンチソニー網に囲まれ普及が進まなかったが、海外では普及が早かった。国産携帯がワンセグワンセグと騒いでいたころ、海外では代わりにBluetooth機能が採用されていたのだ。当時は片耳式の通話機能優先が主流だったけど、現代では音楽用タイプも普及タイプから高級タイプまでよりどりみどりだ。ハードキーなので使い勝手はスマホより格段に良いのも素晴らしい。
2017.05.13
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ええっと、多分このカメラ以前このブログか他のブログで紹介したと思うんだけど、デジカメばっかりじゃ面白くないから二度目の登場(じゃじゃん)ストロボ内蔵カメラといえば、1975年発売のピッカリコニカことコニカC35EFが有名だ。んで良く見られるのが「世界初のエレクトロニックフラッシュ(ストロボ)内蔵カメラ」という枕詞。ある意味では正しい。しかしある意味では間違っている。ストロボ内蔵ならピッカリより先立つこと10年、1964年にフォクトレンダー社から第1号が世に出ている。それが「ビトローナ」だ。10年だぞ10年。流石フォクトレンダー、凄い技術じゃないか。というかそもそもフォクトレンダーに電気技術などなかったはずだが。デジタル時代になってISO1万超えが当たり前になり、3200は鑑賞に堪えるなんて世の中になったんだけど、1960年はISO100がフィルムの主流だったのだ。なので、室内撮影(あぁ、当時の室内なんて現代よりずーっと暗いですよ)ではフラッシュは必須だったのだ。なんでカメラケースにはストロボを収納する小さいケースが付属してたざんす。んで、このストロボを本体に収納できれば便利だよねって考えるわね。しかし実際開発を始めると難題山積み。しかしこの難問を克服し(というかむし回避して)、世に出たのがビトローナ。何と言ってもファインダーに隣接する発光部が特徴だよね。しかもこの発光部、拡散用にダイヤ状にカットされてて実に美しい。本体は当時の普及クラス特有のオニギリみたいなダサダサスタイルだけに一層この発光部が目立つんだわ。一目で「ただ者ではない」雰囲気を醸し出してるんだけど、カメラをひっくり返すと更に面妖なものが目に入る。バッテリー室が見当たらず代わりに謎の電極がある。そうなのだ、ストロボは内臓したが、電源部分は内蔵できなかったのだ。ははははんで、プラスチック製の電源部を兼ねたバッテリーグリップがこれだ。このグリップは電池がない状態でもそこそこ重い。昇圧トランスやコンデンサー(この辺りは電気に疎いので適当言ってます)、が入っているのだろう。これに電池(単2みたい)を入れたら、凶器に使えそうです。そもそもビトローナとピッカリコニカではボディの材質が違う。ビトローナは当時一般的だった金属、んでピッカリはプラスチック。これも推測なんだけど、ストロボの発光部をボディに組み込むことはそれほど困難な作業ではなかった一方で、電源部の組み込みはかなりの難事業だったんじゃまいか。そう「漏電」「感電」の問題なのだ。この辺り、サクっと回避したフォクトレンダー、さすがはカラクリ大好きなフォクトレンダー、素晴らしい。ピッカリコニカはプラスチックボディで漏電の危険性を排除できたことにより開発の目途がたったみたい、ピッカリを境にコンパクトカメラのカメラボディは金属製からプラスチック製に雪崩を打って変わったんだよね。もしピッカリが世に出なかったらコンパクトカメラのプラスチック化はまだ先になったかもね。んでグリップを付けた姿がこれ。結局、グリップがないとストロボは機能しないから、これなら外付けストロボと大差ないわね。なので正確には、世界初の「発光部内臓カメラ」ですわ。はやり完全なストロボ内蔵カメラはピッカリコニカにその栄誉が与えられそうです。んで、当時としてはこの状態で持ち歩くなんて酔狂な御仁などいるわけもなく後継モデル出ないまま一代限りとなったビトローナ。でも、このカメラ、現代なら多分違和感なく街中でも持ち歩けると思う。だってさ、皆も良く見るじゃないですか。そう「自撮り棒をつけたスマホ」そっくり。なぁんだ、世に出るタイミングが半世紀早かっただけだったのね(多分違います)
2017.04.30
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木曜に喉がいがらっぽかったんだが、体温計で図っても平熱なのでナイトランを8キロする。んで金曜日には更に悪化。何とか仕事を終えて帰宅するなりダウン。風邪薬を飲んで我慢してたら何とか調子が戻る。でもまだ安静だわね。んで、することないからブログを更新するのだ。このレンズとの出会いはまだ二週間くらいかな?漁場はアキバのバザール(と呼んでいる)。ここは昔は秋葉原で青空マーケットだったのだ。規制が緩やかだった古き良き時代の話だ。それが大通りに面したビルに店舗を構えて、もう何年になるんだろう。移転や閉店が相次ぐ中古カメラ界で路上からのし上がり今でも営業を続けているのは大したものだ。棚を眺めていたらLマウントのキャノン50mmf1.4を発見。ビニール袋に入れてるあたり、抜かりないわね。傷や曇りもなく程度はよろしい。で、お値段を見ると2万3千円。うーん。んで、床に転がるレンズを眺めてたら(この床に転がるというのが実に素晴らしい)。一番上に同じレンズを発見。値段を聞くと、こちらは1万円。んで、フィルターがはまっていてこれを外すとレンズの状態は先ほどの物と変わらない上物じゃん。記憶がおぼろげだが、f1.8でも結構したわね。釣り上げましょう。このレンズ、ゼブラカラーのモダンでシャープなデザインは同様にシャープなVT以降のキャノンRFカメラとはマッチするんだが、他のカメラ、特にバルナックライカとは不似合いに見えたのだ。しかし、これがα7には実に似合う。α7がシャープなスタイルなのが要因かもしれないが、恰好良いのだ。見てくれ重視の私には最適なのだ。そしてレンズのサイズが一眼レフ用に比べて一回り小さいのも素敵だ。もうひとつバックフォーカスが短いのでアダプタの長さも短くて済むのだ。だから一層カメラに付けた姿が違和感ないのだ。α7はアダプタ経由でほとんどのレンズが使用できるのが最大の魅力だが、ついたらついたで「もうちょっと格好良くならないものか」などと思ったりする、本当にユーザーなんて我儘な奴だ。またフィルターが良い。このフィルター、現代では一般的な前部分の溝がない。フィルターにフードをネジ込むことはできない。その代わりに薄くできるのだ。フィルターの厚さは半分くらい。小さいレンズになるほどフィルターの厚みが気になるのだが、このフィルターはそれがないのが嬉しい。RFカメラ用レンズで自動絞り機構がないのがコンパクト化の要因であるのだが、同時にRFカメラ用レンズならではの弱点もあるのだ。それが最短撮影距離。なんと1メートル。デジカメじなってコンデジでも寄れるのになれた身には、1メートルは思った以上に遠い。このレンズについて調べたら、なんでもI型とII型があるようだ。諸元ではサイズや重量に僅かな違いがあるようだが、キャノンのホームページを見てもI型とII型の「どこが違うのか」見た感じではさっぱりわからん。多分、出回ってる多くはII型で、今回釣り上げたのもII型だと思うが(何しろI型とII型では価格が違う)だれか違いを教えてほしいのだ。
2017.04.22
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以前、DP2メリルをお迎えして、そのシャープネスにぶったまげた私であった。それ以来、休日のお供がCoolpixAからDP2メリルになったのだが、如何ともし難いのが巨大なRAWデータなのだ。かといって一度あのRAWの切れ味を知ってしまうとDPでJ-PEGを使う気になれない。なのでどーしたもんかと思っていて、ふと「もっとサイズの小さいRAWモデルにすれば良いじゃん」と思い至ったのだ。そう、初代モデルなのだ。そこで思い返すのがハードオフのジャンクにあったDP1sを逃したこと。あぁ悔しい。と、逃した魚を思い出しても何にもならない。ここは心機一転、ヤフオクでも眺めますか。んで、無印DP1をお迎えしたのだ。うーん、別に激安でも何でもないし、釣り師グラやんとしては面白くもなんともないわ。ただし、今回は本体より先に準備していたブツがあるのだ。それはVF-11。そう、今回は液晶モニターは基本使わない方針なのだ。何しろメリルとDP1で一番違ったのが液晶の出来で、メリルを選んだ一番の理由もそこだったのだ。んで、フォーカスもAFは基本使わない、MF優先にするのだ。これで、ストレスはだいぶ減るはずなのだ。ご存知のように初代とメリルではMF操作が随分違うのだ。初代はボディ上部にあるフォーカスダイヤル、メリルはレンズのリング。カメラ的にはレンズのリングを回すメリル式が一般的だ。しかし一番の違いは初代はダイヤルに距離目盛が入っているのに対して、メリルのリングには距離目盛がないということだ。だからメリルでは液晶を使わないとMFは事実上操作不可能なのに対して初代は液晶を見なくても目測が可能なのだ。完全目測してると気分はライカIfに単体ファインダーを使用している気になるのだ。デジタルなのに操作は35mmフィルムの創成期に逆戻りしている。これが実に楽しい。じゃぁ露出もマニュアルなのかと言うと、ここはチャッカリ絞り優先AEを使ってたりするのだ。いわゆる臨機応変という奴ですよ(詭弁だ詭弁だ)多分、AFや液晶モニターが普通のレベルだったら、こんな操作などしないのだ。そうゆう意味で初代はデジタルカメラなのに銀塩黎明期のカメラみたいな使用方法の方が便利というところが面白いのだ(馬鹿だねぇ)ISOは100で基本固定している。これも、銀塩時代ならごく普通の事だった。ISO400フィルムなどめったに使わなかったよん。うーん、ますます銀塩カメラを使っている気分になるのだ。どうにもならないのが書き込みの遅さ。ただこれも銀塩時代にパシャパシャ撮っていたかというと、そんなことはしていなかった。むしろデジタルで連射が当たり前になり、後で大量の駒を見るのが面倒なことを思えばそんなに困ることでもない。のんびり行けばよいのだ。シャッターチャンスという考えからすればダメなんだろうけどね。んで、自宅に戻りSPPで現像する。おぉ、展開の速いこと早いこと。サイズが1/3だから当然だが、メリルのモニターの前でジーっと待っていたことを思えば天国だ。しかし残念なこともある。これは使って分かったのだが、最新のSPPではRAWをモノクロで開けるようになっている。しかし、DP1のRAWデータではモノクロモードで開くことができないのだ。彩度を落とせばよいだろうと言われそうだが、やはり使えない機能があるのが寂しい。それと気になるのがシャッタータイムラグだ。日中はそれほど気にならないが、暗くなると明らかにワンテンポ遅れてシャッターが切れる。最初はかなりビックリした。黎明期のデジカメでもこんな酷い遅れはなかった。まぁこのような暗いシーンではブレブレになるから普段はシャッターを切らないんだけどね。んで、聖地のジャンク箱でマップカメラ製(だったかな?)のグリップをゲット。ドレスアップだけでなく、カバンから俄然取り出しやすくなった(だから機動力が増すかというと、基本性能が低くてそうならないのが笑えるのだ)
2017.04.08
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聖地巡礼を行う。むむむ、生簀の中で泳いでいるのはフジのFinepixS1proではないか。ニコンマウントと単三電池使用というのが素晴らしい。むむむ、プラボディがかなり「てかっている」が、やはり二千円というのは魅力だ。無論、ガラスケースではない生簀の方に入っているからリスクは非常に高い。むむむ、どーしようと思いつつ籠に入れる私。お!隣にはオリンパスのE420が。小さいねぇ。4千円か。少々お高いかな?でもフォーサーズは最初のデジイチだったような気がして懐かしいのと、今は一台もないからひとつくらいあったら何かと便利かな?悩んでいたらCoolpix995も見つけた。こちらはバッテリーが充電された状態で入っており作動する、千円。こちらも籠に放り込んむ。しかし気が付けば全部で7千円。ジャンクも積もれば山になる。やばいやばい。問題は「本当に使うのか」ということだ。E420だとフォーサーズレンズを別途用意しなければならない、多分安く見つけられると思うけど、本当にそうまでする必要があるの?次にファインピックス。単三は魅力だが値段から推し量るにかなりハイリスクな一品だし、仮に動いたとしても現役デジイチとして所有しているD100と被るではないか。どっちを持ち出すかと言えば、そりゃニコン信者ならD100でしょ。何より以前、賭けに失敗してErr物件を釣り上げるという失態をやらかしてから臆病になっているのだ。Coolpix995に至っては既にカメラ塚のどこかに埋もれているのだ。被るどころではない。完全な二度買いじゃないか。しいて上げればバッテリーのおまけにボディが付いてきたというか。あぁ言い訳だな、駄目だこりゃ。なので、少し頭を冷やそうと日東カメラまで足を延ばすのだ。何故かカメラ文庫などを購入(だって100円なんだもん)。そして聖地に戻ると、はい、全て禿鷹ファンドにさらわれた後でした、あははは。まぁ、売れて良かった気もする。多分、後数時間は悩み続けたろうし、買ったら買ったでカメラ塚に埋もれるのが目に見えてる。とはいえ、せっかく電車賃払って聖地くんだりまできて、手ぶらで帰るのはいかがなものか。そうだ、とりあえず新宿でCDでも買って帰ることにしたのだ。DiskUnionは東口。西口へいくのは億劫だから(以前なら考えられない)アルプス登山とミヤマ詣でで済ませることにする。まず、アルプス。うーん、生簀に目ぼしいものは泳いでいないわぁ。その下のガラスケースも今一つ。そしてミヤマ詣で。生簀にCoolpixL810を発見。まぁどーってことないコンデジだけど、やはり単三物件には心惹かれるわぁ。二千円か。ズームに難あり。ただ見たところズームレバーは二か所あるみたいだ。片方だけ使えれば問題ないわよね。でも前に買い求めたP100すら全く使ってないんだわさ。これも一二度持ち出してカメラ塚行きだよね。んで、何気にガラスケースを眺めたらD200が泳いでいた。モニター曇り、CCDカビあり、プリズム腐食とな。おぉ!まさに私の求めていた幻の一品ではないか(アホかい!)。早速出してもらうのだ。モニター曇りはこの時代のニコンデジイチのお約束みたいなものだ。査定だと買い叩かれるところだが、実用上問題にならないのだ。次にCCDだが、これが撮影画像を拡大チェックしても全然分からない。そしたらお店の方がミラーアップ状態にして「ここです」と指さすのだが、これも分からない。んで、よーく目を凝らすと僅かにそれらしきものがCCDの下の隅にあるようなないような。査定では問題でも私には「ノープロブレム」なのだ。最後にプリズム腐食。何でも下の方に僅かに見えるというのだが、これも言われて「はぁそうですね」と答えたものの、これもやはり全然分からない。日頃、ジャンク生簀で「本当の腐食とはこういうものだぁ」という強者を渡り合ってる北の漁師には「どこが不備なのか全然見分けがつかない」。どうだこの審美眼(ダメダメじゃん)。いやぁカメラ屋の査定って厳しいんですね。自分はできませんわ。少なくとも私のレベルではすべて全然問題なし。あはははは。外観は綺麗だしバッテリーの劣化もゼロ、お迎え決定です。まぁ画素数も高感度耐性も最新の初心者モデルより劣るロートルモデルです。それでもデジカメなど3メガあれば充分だと思ってるので問題ない。何しろ、今でもD100は現役なのだ。高感度が必要な時は他のデジカメを使えばよいのだ。何よりカメラの出来が初心者モデルと一味も二味も違う。カメラ親父は、そこが何より気になるのよ(馬鹿です)。シャッターを切ると、その感触や音が心地よい。うーん、D100と全然違う。さすがにフラッグシップには劣るけど、ライバルと言われたC社の同クラスとは別物の気持ち良さ。やはりニコンはこうでなくちゃあ。いつからかな、シャッター音がペコンとかパコンとかいう情けない音になったのは。カメラは実用品であると同時に嗜好品でもあるから官能的な部分が欲しいのね。外観ではボディ上部のダイヤル。ここがISO,WB,QUALだけというのが良い。D100はまだ良いけど、D80とかになると、このダイヤルにデカデカとシーンモードアイコンが割り振られており子供じみててゲンナリする。本音はシーンモードを使いこなせないんだけどね、だはは。つーか、デジイチでシーンモードをつかう使いこなす親父ユーザーって何割いるんだろう?機能的には銀塩時代にお馴染みの「多重露出」機能とミラーアップが嬉しい。連射は秒5コマだけど、RAW22コマ、JpegNormalだと54コマ分のバッファを確保しているのが良いわね。高速連射も大事だけど、「何枚続けて撮れるか」が私のように「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」タイプにはとっても大切なスペックなのよん。しかし何より、電源を入れなくてもファインダーを覗けるのが良いのだ。機能では既に光学式を上回っている電子式ファインダーだけど、自然な見え方と電源を入れなくてもファインダーを覗けるだけで光学式に愛着をもってしまうのだ。多分、電子式ファインダーから入った人には電源を入れるのが当たり前で違和感などないのだろうけど、旧石器カメラ人には「何でファインダー見るのにいちいち電源いれにゃならんのだ」となるのだ。手間がどーのこーのではなく、電源を入れるという行為に違和感があるのだ。ちょうど一眼レフの電子化が本格化した頃に電源を入れないと空シャッターが切れないことに不満を抱いたのと同じ感じだわ(親父だねぇ)。
2017.04.02
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ディスクユニオンが買取アップキャンペーンを始めたので、自宅のCDをエッチラオッチラ運ぶのだ。まぁ大体は10円とか50円という悲惨な値付けをされるが、思いもよらないブツが高値買取されたりするのが面白いのだ。査定中に店内を物色するのも楽しい。んで、見つけたのがこの1枚。ご存知ソフトロックを代表するロジャーニコルスとサークルオブフレンズの「Be Gentle With My Heart」‥知らない。いや、彼らは1967年のデビュー作を出した後ロングバケーションに入り、セカンドが出たのが40年後の2005年のはずなのだ。んで、これは1995年。むむむ?年代が合わない。んで、調べたら実は90年代に入り渋谷系サウンド(そんなの知らん)で彼らのファーストが評価され、日本で企画されたらしい。しかしこれがまた酷評されファンから無視されたらしい。まぁ企画ものだろうが何だろうが出ていたこと自体が喜ばしい。んで、早速聴いてみる。なるほど、聴いて納得。これが人気にならなかった理由が分かった。アレンジが現代風というかAOR路線になっているんだわ。ファンが求めていたソフトロック路線から脱線していた。多分こんな企画会議がされてたんじゃないかな。「何か、バチっと売れそうなアーチストはおらんかな」「最近、渋谷系でソフトロック、中でもロジャーニコルスの人気が高いです。」「いや、確かに人気だが60年代サウンドでは少し古すぎないかね」「だから、AORの味付けするんですよ。これで新しいファンも取り込みましょう」「だったらデビットフォスター風が受けそうだ、ぐふふふ」‥二兎を追う者は一兎をも得ずの典型ですな。そしてデビットフォスターがプロデュースしたような謎のアルバムはファンから黙殺され廃盤。実際、いきなり店内でこのアルバムが流れたら絶対デビットフォスターのアルバムだと思いますよ。イントロのピアノなんか、もうシカゴの「素直になれなくて」ですわ。全編に流れる甘く大人な雰囲気は「爽やかさ」という彼らの本来の持ち味を完全に殺しているのが勿体ない。それでも、酷いのはアレンジであり、原曲の持つ素晴らしさとは別物なのだ。収められている15曲は、どれもロジャーニコルスの天賦の才を堪能できる素晴らしいメロディーラインを持ってます。言うに事欠いて「黒歴史」なんて酷評もあるけど、闇に葬るにはあまりに勿体ないです。
2017.03.20
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さて、前回に続いて銀座春の祭典での釣果報告、第二回にして最終回である(こんなのが何回も続いたら破産じゃ)。今回の漁場も俗に言うところの「バミューダトライアングル」というか「船の墓場」海域である。そりゃー朽ちかけの難破船がプカプカしているが、海の男はその中から「これ!」というのをサルベージするのだ。これぞ漁師の本懐(な訳ねーだろ)。んでサルベージしたのがビテッサ500AEである。ビテッサといえばフォクトレンダーファンならあの煙突と観音様を思い出すだろう。そうあの長い煙突を押し込むと観音扉が開きウルトロン菩薩などが厳かに現れるのだ。しかし、やがて観音扉が中途半端に開いたようなとんでもないスタイルになり、謎のレンズ交換式レンジファインダーカメラへと変節していった伝説のカメラなのだ。んで、ここに登場するのはそんな過去の因果を完全に断ち切り全く新しい衣を身にまとった新生ビテッサである。何だかんだ言いながらも今までのビテッサはフォクトレンダーらしさが垣間見えたが、500AEにはフォクトの影は全く見られない。そして代わりに垣間見えるのがツァイスデザインなのだ。そう、このカメラは経営が傾いたフォクトレンダーがツァイスと合併して誕生した新会社ツァイスイコンフォクトレンダー製なのだ。ツァイスイコンフォクトレンダー、何だか東京三菱UFJというか三井住友というか、旧社名を単純に並べただけというのが実にストレートだ。名前が長すぎると言われそうだが、何しろ両方とも歴史と由緒ある名前なのだ。日本でいうならニコンとキャノンが合併するようなものだ。新社名するものどちらかの名前を消すのもままならない。なのでこのカメラの価値は一にも二にも正面にあるZEISSIKON VOIGTLANDERというロゴにある。しかしそれだけ重要なアイコンはプラスチックカバーの一部なのだ、新会社のロゴすら間に合わなかったのか。時間がなかったのとコスト削減のためとはいえなんとも勿体ない。同じく経営危機に陥ったライカ社はオールドファンの批判を無視して通称「赤バッチ」なるロゴを前面に押し立て性能よりもブランドを売る戦略を取り、結果的にブランドを守り通したのとは対照的だ(会社の規模が違うから一律に評価はできないけどさ)。ではカメラを見てみよう。丸みを帯びたフォクトレンダーの優美なスタイルと異なる四角四面のスタイルはまさにツァイスだ。そしてモールがキラキラしているのが、アメリカを意識している気がする。なんでもこのカメラには木目調のパネルを貼られたモデルもあるがそれなどまさしくカントリーを愛するアメリカ人好みのデザインだ。そして実は私、このデザインは好きなのだ。調べると製造期間は1968-70らしい。当時の国内コンパクトはキャノネットQL、コニカC35、ミノルタハイマチック等々があるが、どれもパっと見兄弟モデルのように似ていて個性が全く感じられない(それが日本らしさかもしれないけどね)。しかし500AEは一目でわかる。良くも悪くも「他人と同じにはしたくない」というドイツカメラらしさが生きている。そしてシンメトリックなんだよね、対称なデザインは好きなんだわ。上部パネルに目をやると、VITESSA 500AEの下にはERECTRONICの文字がある。モデルネームと同じくらい「電子」という言葉が優遇されてるね。確か日本でも電子マークのロゴを付けたカメラがあったよなぁ。端にあるシャッターボタンも本機のデザイン上の特徴であるが、実用上も大きくて実に使いやすい。単なるデザイン倒れではないのだ。シャッターボタン前には感度切り替え用レバーがある。そう、ボディ側の操作は基本ダイヤルではなくレバーなんだよね、これも特徴的。正面にあるレバーは露出補正用。マックス2段までプラス補正できる、マイナスはできない。電子シャッターを駆動するバッテリーはカメラ正面に格納する。この収納スタイルも非常に珍しい。使用電池はPX850‥知らん。何でも代替にBR2330に下駄をはかせるというのが一般的だったが、このBR2330はポケベル用の電池で、現在ではディスコンなのだ。PX850は1.5Vなので、RR41などのボタン電池に下駄を履かせるか、電池が直列式(つまり使用電圧が3V)ならCR2330を片方に入れて、もう片方はコインなどを入れるなどする方法も考えられるが、いかんせん駆動電圧が分からないからCR2330使用は危険だ。搭載しているレンズは戦後に登場したカラーランター。新種ガラスを採用したフォクトレンダーの3枚玉だ。そしてこのカメラがツァイスとフォクトレンダーの合併カメラに他ならない最大の特徴はこのレンズにある。普及カメラは多くの場合1モデルしか存在しないが、このカメラは全く同じ名前で上位モデルが存在する。そして両者の違いはレンズだ。そう、上位モデルにはツァイスのテッサーが採用されているのだ。コニカミノルタが誕生した時でも、コンパクトカメラの同じモデルにヘキサノンとロッコールが採用されたモデルは現れなかった(と思った)。ビテッサにテッサー、さしずめパワーショットにニッコール搭載である。さすがレンズに誇りを持つ両雄のカメラ、実に興味深い。さて、ここまで読まれた方ならもうお気づきであろう。そう、当日私は二つのビテッサ500AEを買い求めたのだ。これぞ大人買いなのだ。わっはっは恐れ入ったか。大人買い、うーん何てお大尽な響きだ。しかし、大人買いという行為は同時に「散財」という行為なのだ。では、今回の決算報告です。ビテッサ500AE、二台で締めて1080円也。つまり1台540円でした。これなら大人買いもありでしょ。見てわかるようにテッサー搭載の方はロゴの入ったプラスチック板がないのだ(そんなの全然気にしないのだ)ドイツカメラの繁栄と栄光を担った両雄が並び立つロゴは光り輝くとともに非常な現実に涙を誘わずにいられない。ちなみにこの会社はその後、ローライに吸収され消滅するのだ。
2017.03.19
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会社から帰ると謎の封筒が届いていた。早速、作業を開始するのだ。先日購入した中古のHD600。ヘッドバンドのパッドが完全にへたっていたのだ。このクラスならイヤーパッドは交換可能なんだけど、ヘッドバンドのパッドは交換可能なんだろうか?と、思いながら調べてみたら何とHD600は交換可能なんですわ。実用的ですわぁ。なのでアマゾンで値段を調べたらサードパーティ品が送料込みで250円というのが見つかった。送料込みで250円って安すぎでしょ。んで、届いたのは良いけど、一体どうやって交換するんだろうか?ネットで調べたらちゃんと交換作業を紹介しているページを発見。こんな時はネットのありがたみを実感。そして折角だから自分も備忘録を兼ねて交換作業を記録しておくのだ。まずはバンドの端にある「made in irelamd」と表記されてるプラスチックの止め板。これを取り外す。方法はマイナスドライバーを差し込んでくぎ抜きの要領で「エイヤ」と外す。折れるんじゃないかと不安になるが、これしか方法はないみたいね。思ったよりソフトな素材で、割れるより躊躇してゆっくりやってもプラスチックに変な曲がりや折り目がつく可能性もあるから気合と度胸あるのみ。パカっと外れます。そしたら古いパッドを抜き取りましょう。これは簡単ですわね。しっかしヘタり切っているわね。中のスポンジが加水分解しきっているんでしょう。全然、山がありません。新しいパッドをガイドレールに沿って滑り込ませるのですが、ここで少しだけ注意。ヘッドバンドは目いっぱい伸ばした状態にしておきましょう。良く見ると金属板に四角く出ている部分があります。バンドを目いっぱい伸ばしておかないと、この出っ張りが邪魔してパッドが入っていきません。最初は良く見えなくて「何で入らないんだろ」と悪戦苦闘してしまった。最後に外しておいた止め板を戻してお終い。止め板は片方を入れておいて、残りの側を指で押さえればパチンと入ります。HD600はそれほど本体が重くないから、ヘッドバンドがへたっててもそれほど困らないけど、やはりリフレッシュすると一層愛着がわきます。このような経年劣化する部分を交換できるのって実用的ですわ。ますますファンになりそう。
2017.03.16
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モダンクラシックカメラ。美しい響きだ。現代から見るとクラシックだが、クラシックカメラに入るには若輩者というカメラだ。それじゃクラシックカメラとの線引きはどこかというということになるが。乾板カメラとフィルムカメラという線引きもあるし、木製カメラと金属カメラという分類もある。そこでカメラ屋が一番商売しやすい時代をボーダーにしている。つまり極めてムニャムニャなものなのだ。んで、35㎜レンズシャッターカメラでボディが金属製のマニュアルカメラはモダンクラシックに分類される事が多いようだ(違うかもね)。んで、このカメラに話を戻そう。リコーが誇る超ヘビー級レンズシャッターカメラ「リコー999」である。うーむ、何と恰好良いネーミングだ。銀河鉄道999がリコー999の名前をパロったというのは有名な大嘘だが、このスタイルを見ると「さもありなん」と思えてしまう。名は体を表す、実に未来的な名前にふさわしいボディスタイルである。特に魅力的なのが正面から見た姿だ。銀塩カメラの代名詞ともいえる黒色シボ皮が貼られておらず。銀色に輝くパネルが張り付けられている。でかいボディとシャープなエッジラインはV8エンジンを積んだアメ車を彷彿とさせて実にマッチョだ。シャッターボタンは三角錐でボディ上部ではなく正面に配置している。この三角錐が未来的なボディに実によくマッチしている。巻き上げレバーは底部に配置し、軍艦部はすっきりさせている。このスッキリ感がまたモダンだ。逆光対策なのか、良く見ると、ヒサシみたくファインダー上部が大きくせり出している。このオーバーハングなデザインも999の尖がったスタイルにお似合いだ。更に恰好良いのがリコー999と書かれたパネルだ。そしてこのパネルを跳ね上げるとセレン受光窓が現れる。モダンクラシックカメラの美しさを阻害しているのがセレン受光窓なのは衆目の一致するところだが、999はきちんと対処している。隠すだけじゃなくて、パネルにデザインして逆にチャームポイントにしている。何てセンスが良いんだ。さて、レンズ周りを見てみよう。装着されているのはリケノン50mm f1.9。なかなかの大口径レンズだ。このカメラが普及クラスよりワンランク上の立ち位置なのが分かる。レンズ基部にある気になる謎のレバーを説明するのだ。このレバーを引いてレンズを反時計回りに回すと、レンズが外れる。そう、このカメラはレンズ交換式なのだ。紹介できないが、ファインダーを覗くと赤緑青に色付けされた3種類のフレームが見える、なんだかニコンSPみたいじゃないか。シャッターはビハインド式。ボディから伸びるこの細いバーが距離計連動用のバーで、このバーが奥に引っ込むことで二重像が動く仕掛けだ。少し分かりにくいのがレンズを装着する際の目印で、レンズ内側とボディ内側にある赤い点を合わせる。外側には指標がないので最初は戸惑う。また距離計連動用のバーは華奢なので乱暴にレンズを装着しようとしてバーを曲げてしまったら一大事だ。ボディリアのデザインも1960年代のアメ車みたいな雰囲気を醸し出している。フロントが車の外観を表しているなら、さしずめリアは室内みたいな雰囲気なのだ。ファインダー周りのブラックラインが横いっぱいに広がり右にASAダイヤルがある様は、さしずめダッシュボードとラジオみたいなのだ。気が付くと大量に画像をアップしていた。まぁそんだけこのカメラはお気に入りなのだ。
2017.03.09
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秋葉原巡礼で欠かせないのが駅ビル隣にあるアキバ九龍城ともいえる古いビルだ。低い天井が昭和を物語っている、アキバの多くのお店がメイドとアニメに乗っ取られる中で昔からの電気部品を取りそろえた小さなお店が軒を連ねる(逆に良く続けていられるものだと感心する)。そこの2階にレンタルボックスのお店があるのだ。ボックスの中がこれまた昭和の世界満載で、ラジオやカセットが幅を利かせているのだ、素晴らしい。そんな感じだから、カメラも並んでいる。まぁ正直言って、ハードオフと似たり寄ったりのレベルなのは仕方ない。何しろメインは昭和家電なのだから。駅に近いこともあり、秋葉に立ち寄るとここにも顔を出すのだ。昔は物好きな親父くらいしかいなかったが、最近はお客も増えているのだ。んで、ささーっと見回し目についたのがパワーショットSX710HS。何でもセンサーにゴミがあるようで5千円となっている。うーん、安いんだか高いんだかさっぱり分からん。でも一応メモしておこう(笑)。んで、少しだけ目が冴えてきたのでもう一巡するのだ。したらドカンと目に入ったのがゼンハイザーのヘッドホン。パッドがかなりやれてたのと、まさかこんなことろにゼンハイザーが出てくるとは思ってもみなかったのもあるが、見逃した一番の要因はその価格だ。4600円。中古でも2万円内外するヘッドホンがその四分の一で並んでいるとは想像を超えてたので、てっきり国産だと思っていたのだ。国内発売は1996年頃、既に2003年に後継モデル650が出ているが、確か今でも本国では継続販売されている超ロングセラーだ。これが生ものと言われるデジカメなら100円でジャンク箱に転がされ見向きもされないんだが、乾き物のアナログオーディオは陳腐化しにくい。最大の特徴はオープンタイプということ(なので数が捌けないから頻繁にモデルチェンジできない)。背面はメッシュ状になっていて、余計な音を逃がすのだ。メッシュなので中がスケスケ。なんだかスターウォーズに出てきそうなデザインだ。これが見せる下着みたいな感じでファンには堪らないのだ。チラリズムの美学なのだよ(馬鹿そのもの)。店頭で見かけるほとんど多くは密閉型なのだ。これは昨今の電車でもヘッドホンで音楽を聴きたい方には実に有効なもので、実際オープンタイプは音がダダ漏れなので大音量で聴こうものなら隣人と戦闘が勃発する(いや、これは武力衝突で戦闘ではありません)。んでもね、密閉型は長く聴いていると疲れてくるんだよね。室内で夜間なら絶対オープンだわ(実際に試したことないけどそんな感じするよね)。なのでオープン式のヘッドホンは欲しかったんだけど、密閉型に比べていきおい値段が高くなるのよ。オープンというと高級というイメージがあるけど、実際は数が出ないから密閉型より安くできないと思うのだ。別にオープンだから音が密閉型より数段音が良いというわけじゃないのだ。んで、早速自宅で聴くのだ。うーん、まずこのバカでかいイヤーパッドが良い。耳を完全に覆ってくれる。これだけで耳が痛くなるのを減らしてくれるのだ。試聴に選んだのはシンガポール出身のSSW「コリンメイ」1st。さしずめシンガポール版宇多田ヒカルかな?とにかく楽曲が良い。コリンメイは声の質も良いから、良い環境で聴くほどに良さを堪能できるシンガーなのだ。純粋に音質番長路線でいくならポップスよりクラシックなんだろうけど、好きな曲を良い環境で聴きたいからこれで良いのだ。いやぁ彼女の素晴らしさを再認識させてくれたわ。正直ですね、雑誌に載ってるようなレビューなどできませんわ。それほど自分の耳に自信ないもの(笑)。まぁ聞こえ方が自然というか、無理がないというか、聴き疲れしない音なのは間違いないと思う。ただね、こいつの本質を確かめるにはきちんとしたDAPとアンプが必要だわね。ウォークマンと押し入れから引っ張り出した20年くらい前のアンプ(まだ動いた)につないだだけで、どんだけ本領発揮できてるのかしらん(笑)。でも、ひとつくらいはこんなヘッドホンがあったほうが生活に潤いが出るというか、はははは。結局、コダワリという欺瞞で物欲を満足させたいだけなのね、駄目だこりゃ。あと、このヘッドホンはリケーブルできるんだよね。だから本体が大丈夫でもケーブルが断線して使えなくなるという事態が避けられるのは良いわね。しかしケーブルだけで1万円以上するってどうよ!ぼったくりだわ。まぁしゃーないか。そして、室内用なのでケーブルが3メートル、これは当然だけど、交換用も3メートルだけってどうよ。短いのも欲しかったなぁ。ドイツのメーカーなのにmade in ireland なのだ。イギリスのEU離脱でどうなるんだろうか?
2017.03.06
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さて先日、銀座で催された春の祭典での釣果報告その1である。スペシャルサービスと銘打たれてガラスケースの上に並べられているのが獲物になるんだけど、実態は見切り品や訳あり品、最近はジャンクを堂々とサービス品として並べる豪の店もある。そんな中で目に止まったのがこれ、そうフォクトレンダーのVITO IIなのだ。スロー粘りで二千円。まさに私好みの一品(プライス)である。まぁこのカメラは有名だからチョコンとキーを叩けば、山のように紹介ページが出てくるのだ。フォクトレンダーというブランド。カラースコパーという名の知れたレンズを搭載。蛇腹採用でクラシカルかつコンパクト。シャッターボタンをトップに置かず、アクセサリーシューも装備しないためトップカバーはフラットで実にモダンだ。しかし何よりベッサの流れをくむ流線形のボディデザインは、ツァイスイコンタのカクカクしたイメージと対極をなす女性的で優美なものだ。普及クラスのスプリングカメラの造りはどれも似たり寄ったりで特徴がないんだが、そこはカラクリ大好きフォクトレンダー。VITO IIではフロントベッドが一味違う。フロントベッドに配置されたシャッターボタンはベッド開閉の動きに連動して格納される。しかしへそ曲がりの私は、それ以上にベッドの下に注目するのだ。ベッド下部にはテーブルの上に置いたときレンズ部が前に倒れないよう足がついている。しかもベッドを畳んだ時に邪魔にならないようボディに凹みを設けている。実はボディの両端に豆粒みたいな突起を設けている。そのためボディは直置きされす、テーブルに置いたときには、先ほどの足とで3点支持されるのだ。これはセルフタイマー使用時に便利なのだ。普及モデルでも手を抜かない丁寧な造りはフォクトレンダーの面目躍如だ。写りの良いレンズ、折り畳むとコンパクト、ラウンドされたフロントスタイルなど女子カメラとして申し分ない資質を備えるクラカメなんだが、これが女子カメラとして取り上げられたことがない。確かに露出計も距離計もない完全マニュアルカメラなので少々敷居が高いが、逆に少しでもクラカメを弄った女子ならその程度のハードル超えなど雑作もないはず。やはりアイレットがないというのが致命的なのだ。女子カメラは「首から下げる」スタイルが定番。しかしアイレットのないこのカメラはそのままではストラップが付けられないのだ。アイ!そう、女子カメになるためには愛がひつようなのだ、なんちゃって。
2017.03.02
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今日は東京マラソン観戦。水天宮前から清澄公園と移動しトップランナーの走りを直に見れた。いやぁテレビじゃ味わえないねぇ、あのスピード感は。その後は水天宮に戻り市民ランナーの方々を応援しならが銀座まで散歩。やはり東京マラソンは一度は走りたいなぁ。規模と言い応援の凄さと言い、他の大会とは桁違いだわ。歩き疲れて自宅に戻ったらあれ?何でデパートの袋があるんだろう?
2017.02.26
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既に次のモデルを持っているのに2700円という価格に負けてジャンク箱から釣り上げてしまう、相変わらずのおバカさん。二代目と違い沈胴しないのでこちらのほうが長いのだが、それでも選んだのは「沈胴しない」からだったのだ。何だか「お前なに言ってるんだ。意味不~」と言われそうだが。ニコン1で使うために求めたんだが、ニコワンの沈胴レンズはレンズとボディが連動していてレンズの沈胴でボディのオンオフもできるのだ。しかし55-200はもともとデジイチ用レンズなので、レンズ操作でボディのオンオフは操作できない。当たり前だが、これが面倒くさいし、結構混乱するのだ。「お!」と思ってレンズを繰り出しても電源が入らず、その逆もある。また、撮影が終わってレンズを格納しても電源が入りっぱなしで、オートオフされる前にもう一度電源を入れようとして逆にオフにしてしまうのだ。まぁ、これらは全て撮影者側のミスなのだが、わはははは。んで、テストを兼ねて、いつもの川べりに出掛ける。「ようこそ」「寒いですね」「もっと前で撮ってください」ここに集うカメラマンの皆様は紳士だ。相変わらず、どこにお目当てのアイドルがいるのか全然分からない。みんな、来るのを待ってるのかと思ってたら「全然動かないんですよ、いやぁ参った参った」と言われた。んで、よーく目を凝らし、やっと見つけた。動かないのは幸いなのだ。なぜならニコワン専用レンズ以外は中央部1点しかAFが働かない。こういった小さなお鳥様を狙うとき中央1点は辛いのだ。今度は鷺を撮る。まぁカワセミと比べると大きいから1点でも楽々ですわ。何とか飛び立つ瞬間を待っていましたが、いつまでたってもその気なし。ネイチャーフォトは「待ち」が基本ですが、根性なしの私は寒さに負けて早々に撤退。
2017.02.25
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今年もやってきました春の祭典。カメラから遠ざかっていた時代もこれだけは何だかんだで行ってた、まぁ伝統行事というか、ははは。しかしバッティングするイベントがあるんだよね。一つ目はこちら。私が行ってた頃は日本カメラショーだったと思った。会場が横浜になってからは全く行ってないんだけど、今年はニコン様のブースが心配で応援に行きたい気持ちもある。でも春の祭典とCP+はバッティングしなかったと思っていたんだけど。そして忘れてならないのが、こちら。おいおい、カメラと全然ちゃうやん。実はここ何年かはこっちがメインで、カメラは開店休業だったんだよね。さしずめランニング関連の一大見本市みたいで物欲魔人には一度に新製品を眺められるから見逃せないんだわ。土日の二日間なので頑張れば全部見れるけど、もう気力が追い付かないんだよね。土曜日は用事もあるから土曜までの東京マラソンEXPOはかなり難しい。更に日曜は東京マラソンも観戦したいから。となると東京マラソン観戦と同時に消化できる春の祭典か(結局、例年通りじゃない)。
2017.02.21
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今回は少し真面目にメリルちゃんのインプレするのだ(メリルちゃんと言ってるところで既に脱線してるなぁ)。んで、最初に断っておくけど、自分は普段全くRAWなんぞは行わないから、このインプレを鵜吞みにしてもらっても困るし、「お前、適当なこと言ってるんじゃないよ」と言われたら「ごめんなさい」と言うしかない。まぁ、デジカメ批評家でもないクラカメ好きのブログだから話半分で読んでくださいなのだ。言うまでもなくメリルはコンパクトなのに4500万画素という、中判デジカメ並みの画像を出すと書かれている。しかしその実力を引き出すにはRAWで撮れというのだ。そしてそのサイズ1画像50メガ。馬鹿にしてんのか!デジカメ黎明期には8メガとか16メガというCFが売られてたんだぞ。128メガが「大容量」なんて言われてたんだぞ。それが1枚50メガ、データのハイパーインフレなのだ。しかも現像ソフトのパソコン環境要件を読むと「4ギガRAM」。動画編集じゃあるまいし、あたしのパソコンは2ギガRAMなんだぞ。現像ソフトすら使えないのか(涙)んで、ずーっとJ-pegで撮ってたのだ。それでも、現代のデジカメからみたら化石みたいな操作感がノスタルジックで、銀塩カメラと戯れてる感じが好きだったのだ。トロイ、トロイと言われるAFだが、そもそも銀塩時代は、そんなに素早くピント合わせなんかしてなかったよ。フィルムは消耗品でピンぼけ写真を量産するなんて贅沢なんかできないから、勢いピント合わせは慎重だったわね。画質的にも解像度が高く「さすがはフォビオン」と思っていたのよ(これは単にセンサーサイズが大きいからだよね、既に勘違いしてるわ)。しかしこれは地獄の入り口だったのね、フォビオンはその悪魔のパワーを全開していなかった。J-pegで良いと思いつつも、やはり一度くらいはRAWを開いてみたいと思い、シグマのページからソフトをダウンロードした。んでRAW撮影した画像のサムネイル一覧が表示される。「なぁんだ、思ったより早いじゃん」と画像を選択して展開してみる。そしたらカーソルがフリーズ。操作を受け付けなくなる。気が付くと画面の下に表示されたバーが少しずつ伸びているのに気が付く。待つこと40秒くらい。ようやく指定した画像が展開された。その後も何かするたびにジッと待つ。もう待ち時間が凄い。ここまでくるとイライラを通り越して達観の境地になるのだ。そしてJ-pegと比較するが「何か違う」。うまく言えないけど空気の密度が違う感じ。更に等倍まで拡大して違いが分かった。曖昧さがないんだわ。というかいままでこんなの見たことない。凄いと思っていたのを更に一枚ベールを剝ぎ取ったようなシャープな画像。何だこの画は。気が付くとモニターの前で今度は自分がフリーズしてた。確かに等倍鑑賞など阿保なことだ。しかし、一度この解像ワールドを知ってしまうと後戻りできなくなる。馬鹿なことだと無意味なことだと言われようと、等倍拡大をしたくなる。ドーピングで記録を出した選手はドーピングなしでは競技を続けられなくなる。デジカメ界のドーピング、禁断の麻薬、フォビオンセンサーとはそんなものかもしれない。
2017.02.19
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「デジカメという前に、カメラとしての基本ができていない」「ハイプライス、チープボディ」と散々言われつつも、衝撃のデビュー以来、煩悩親父の頭の片隅から離れない悪魔のカメラ、それがシグマのDPシリーズ。しかし初代のセンサーサイズは充分説得力を持つ物だったが、肝心の描写については雑誌の絵では凄さなど判るはずがない。やがて他社からもAPS-Cサイズのコンデジが登場しサイズ面での優位性はなくり、それとともに私になかでも思い出のメロディーと化していったのだ。んでさ、昨年の年末頃にハードオフのジャンクケースにDP1Sが置かれていたんだよね。ご存知のようにジャンクケースはジャンク箱とは値付けが全然違う。それは「希少物などジャンクでも価値がある」とか「外観ボロボロなど、使用に問題がでるような瑕疵はない」などね。取り出してもらい、いろいろ操作してみるけど不都合は見つからなかったので、多分これは「今は動いてるけど保障をつけられないからジャンク扱い」というブツだわね。フォベオンの凄さは都市伝説なのかを自分の目で確かめられるという誘惑にグラグラ。それでも踏みとどまったのは画角。だってCoolpixAと完全に被ってしまうんですもの。んでさ、帰ってから色々調べると、各社から同サイズのコンデジが出たのに人気が落ちるどころか、一部の狂信者から支持されてる。うーん、やはりあのセンサーにはサイズでは語れないものがあるんだ。気になる気になる。特に既にDPへの物欲が下がった頃に発売されたMerrillなるモデルは解像番長という称号を得て一芸デジカメとなっていたんだ。現行のクアトロはアバンギャルドなスタイルが好きで物欲リストに載ってるんだけど、メリルについては地味な外観もあって当時興味が湧かなかった分だけ新鮮で物欲刺激しまくりだわ。閑話休題、例のDP1Sはその後も出してもらっては操作を勉強するという事が続いた。これは操作に慣れるころには店員とも仲良くなって値段交渉み持ち込もうというさもしい浪人根性があったのだ。ところが、ある日お店を覗くと売れてしまった。売れないだろうという慢心が招いたミスだ、やはり漁場は戦場なのだ。「画角が被るから狙うのは2だよね」「これでメリル一本に絞れるから良かった」と言いつつも、その後、同じ価格のブツを見ることはなかった。逃した魚はやはり大きい。そうしたら聖地で無印のDP1を見つけた。値段はハードオフと同じで保障つき。しかしハードオフはSなのだ。それに画角の面でも微妙に引っかかる。んで、迷っていたら、その奥にメリルも発見。しかもこちらは2だ。値段もヤフオクより安いじゃないか。モニターに傷ありとなってたが、これは査定の厳しさの裏返し。ぱっと見は気づかないレベル。両方出してもらって検討を始める。サイズ。メリルでっけー。無印はコンパクトと名乗って良いが、メリルは名乗るのを躊躇ってしまう。デジカメ黎明期のコンデジ並みのサイズじゃないか。スタイリングも黎明期みたいで、良く言えば飾り気のないスタイルともいえるが、小学生の描く車みたいなデザインは初代よりオタンコナスなのだ。これじゃデビュー時に物欲リストに載らないはずだわ。まずは手慣れたDP1を軽く操作し、メリルに交代。電源を入れてモニターを見た瞬間に勝負は決した。そう、全然違うのよ。実はDp1Sを操作していて一番困ったのが、モニターなんだよね。シャッター半押しで固まる仕様にはさすがに衝撃を受けた。しかし一番の違いは画面の粗さね。残念ながら比較にならない。単体では我慢できても2者選択という画面では初代を選べないですわ。メリルを選択したもう一つの理由が、こちらにはサードパーティのグリップが装着されていたことなのだ。実はこの「Richard Franiec謹製グリップ」、ネットでこのグリップを装着したDPを見ていて凄く気になっていたのだ。しかし海外に直接注文しても5千円以上してしまう。逆に言うと更にグリップ分だけ更に安いとも言える。いやこのグリップがDP1の方についていたらかなり危なかった。そのくらいこのグリップは物欲魔人にとって魅惑のアイテムだったのだ。てなわけで、ついに悪魔のコンデジが仲間入りしてしまった。でもね、α7でフルサイズとマウント遊びを堪能し、CoolpixAでプレミアムコンデジも手に入れた今、フォベオンセンサーは物欲魔人にとって残された最後の秘境みたいな存在だったのよ。馬鹿だねぇ。
2017.02.18
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一時期秋葉原に中古カメラがオープンラッシュを迎えた時期があった。老舗の新橋カメラ、銀座を拠点とするレモン社、新規参入のアキバカメラと世界カメラ。この4店が日比谷線秋葉原駅の周辺に誕生した。ついに秋葉原は萌え萌え街からカメラ親父の聖地になるのか。そんな甘い期待など現実の前には無力だ。萌え萌えオタクと中古カメラ親父では財力に決定的な差がある。最新兵器に財政を惜しまず投入できる軍団と、カツカツの中でやりくりしながら戦う古参兵達、武器商人が選ぶ顧客は前者に決まっている。レモン社以外は閉店や移転という憂き目にあうのだ。そんな中、移転はしたものの頑張っているのがアキバカメラだ。個人経営というのが理由だろうか。しかも移転先は萌え萌えの「ど真ん中」。雑居ビルの2階に入ったのだが、入り口には怪しい「癒し」だの「フィギア」だのの看板が立っており普通のおじさんは世間の目が怖くて怖くて入ることができない。それでもカメラ好きはカメラがあるならそんな看板など気にしないのだ。なので、コスプレに手を引かれたオタクの後からカメラバックを担いで平然とビルに突入。もうクレイジージャーニーなのだ。んでガラスケースで泳いでいたのは、絶滅危惧種ではないが、なかなかの人気魚ボルシー君だ。何々シャッター開きっぱなしなのでジャンク。ジャンク上等、いや3千円ならジャンク大歓迎ってなものよ。皆の者、網を引けー!ボルシーはボルシチ(それはロシアの料理)じゃなくて、ジャックボルスキー氏が設計したアメリカ製カメラ。んでこのボルシチ、じゃなくてボルスキーさんは初代アルパフレックスを設計した人なのよね。なので歴史を重んじるクラカメファンからも支持されるカメラなのよ。しかし最大の魅力はまるまった豚猫みたいにコロンとしたスタイル。カメラ女子に見せれば「きゃー!ブサ可愛い」と言われること間違いなしなカメラ。連動距離計付きのモデルB、その豪華版であるジュビリー、そして今日登場するモデルCが有名です。中でもモデルCは連動距離計に加えて二眼レフ機能もあるという、アルパフレックスの機能をコンパクトカメラに詰め込んでます。なのでビューファインダー、レンジファインダー、レフレックスファインダーというトリプルファインダーなんですよね。さて、今日は少しだけ真面目に、このカメラを操作する上でのポイントを書きましょう(このブログを見る人なら知ってるだろうけどね)シャッターは大古のシャッター機構ともいえる「エバーセット型」です。これはチャージとリリースを同じレバーで行うというもの。つまり「シャッターレバーを押し下げる過程でシャッターのチャージもしてしまえ」という合理的といえば合理的なもの。しかし逆に言うと、シャッターレバーを下げれば何度でもシャッターが切れてしまう操作ミスも誘発します。そこでシャッターはエバーセットからチャージとリリースを分ける方式に進化したのですが、普及価格カメラには安いエバーセットが採用されました。しかしこの時代、ドイツカメラの多くがチャージとレリースを別にしたシャッターを採用するなか、ボルシーだけが勝手にシャッターを切れるのは問題です。そこで多重露出防止に面白い機構を設けています。シャッターレバーの上に先端が赤く塗られたバーがあるでしょ、これが多重露出防止用のバーです。この状態ではレバーを下げてもシャッターは切れません。エバーセットを機能させるのはこのバーの位置までレバーが上がらなくてはならないのです。次に巻き上げノブを見てみましょう。WINDという文字以外にLIFT SLIGHTLY AND という文字が彫ってあります。訳すと「少し持ち上げてから回してね」。言われた通り少し持ち上げてから巻き上げをするとあーら不思議、邪魔していたバーが引っ込んでシャッターレバーが所定の位置まで来ました。そしてシャッターレバーを下げるとチャージがされてシャッターが切れる。「そうか、そうか。早速やってみよう。あれれ?バーが引っ込まないじゃん」と焦っている貴方、フィルムは入れてますか?フィルム入れてないと駄目ですよ。この機構はスプロケットギアに連動してます。巻き上げノブを少し持ち上げるとスプロケットギアのロックが外れてフィルム送りが可能になり、スプロケットの回転に連動してバーが引っ込むようになっています。まぁ凝ってますね。多分、高性能シャッターはドイツ製で、アメリカでは安価なシャッターはエバー式しか手に入らなかった苦肉の策でしょうか?しかしこういったカラクリもクラカメファンには嬉しいもので、現代ではこれがまたボルシーの魅力の一つでもあります。エバーセットはレリースが不安定になるなんて言う方はドイツのレンズシャッターカメラを使いましょう。まあ堅い話はここまでにして。このカメラを求めたもう一つの理由がケース付だったことです。このケースが色といいデザインといい実に優秀。普段皮ケースなんて邪魔なだけなんですが、このケースだけは欲しい。更に凝っているのがその背面。ボルシーはレンジファインダー使用時に必要な被写体深度表をボディ裏面に装備していますが、このケースは対応できるようになってるんですよね。可愛いだけじゃない、さすがはボルスキーの手掛けたカメラのケースですわ。このカメラを提げれば、きっとカメラ女子との会話も進むことでしょう。撮影会ではモデルがリラックスしてくれるでしょう。使って楽しいだけじゃなく「見せカメ」ではライカより攻撃力高いカメラであることは間違いありません。
2017.02.12
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今年になって思わず買ってしまったのがこの山ラジオ(といっても、既に購入からひと月近く経ってしまった)。名前から「何?山でしか聞けない専用のチャンネルがあるのか」と想像したくなるが。そんなバカな。登山とラジオは相性が良い。というか山歩きにラジオは必要不可欠。いくらスマホにGPSが装備されネットで天気予報が得られようとも、緊急時に電話以外の機能でバッテリーを消費するわけにはいかないから、天気予報を聞けてバッテリー切れの心配がなく、シンプルゆえに小型軽量でタフなボディのラジオは必需品だ。このラジオの特徴は、ノーマルの放送局エリア以外に山ごとにエリアがプリセットされていることだ。普段自分が住んでる地域は知ってても、これから向かう山がどのエリアに属するかは分からないだろうということで山ごとにエリアをセットしてあれば便利な気がする。とはいえ、日本の有名な山だって全国規模なら凄い数になる。だから山の一覧表はボディ裏に記載することができず取説にに書かれている。取説を切り取って必要なページを持ち歩く必要がある。やはり登山は何かと大変だ。しかし登山など20代に一度やって、「二度とするものか」と心に誓った私。更に今住んでいる場所から登山入り口まで電車で何時間もかかるから、まず登山に関わることは限りなく低い私がなぜこのラジオをチョイスしたか。答えは通勤。初代はワイド非対応だったようだが、こいつはワイドFM対応なので通勤ラジオとして使用できる。このモデルで気に入ってる点は二つ。一つがアラーム設定機能だ。スリープタイマーと組み合わせると朝の電車では最強の組み合わせになる。もう一つはブラックのボディカラーだ。やはりブラックは男心をくすぐるものがあるのだ。いろいろ買ったけど結局こいつが通勤ラジオになりそうだ(夏場はワンセグラジオになるかも)
2017.02.09
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ハードオフのジャンク棚を巡回するのだ。むーん何もない。とりあえずFD50mmf1.8が500円とな、釣っても良いがこれ以上標準を増やしてどーするんだという声も聞こえる。でもせっかく来たのに坊主というのも釣師グラやんの沽券に関わるなどと相変わらすの物欲魔神ぶりを発揮するのだ。ふと棚の上を見るとCoolpix5000の元箱発見。一昔前なら躊躇することなく釣り上げたんだが、さすがに躊躇われるわな。とりあえず箱を見回すと「ジャンク」のお品書きがある。乾電池で撮影できましたがジャンクです。まぁこの時代なら動作確認済でもジャンク扱いだわね。乾電池で確認済ね、乾電池、何ぃ乾電池だと。「者共出会え出会えぇぇぇぇ。」「何事でございますか。」「中身改めである、箱を開けい。開けませーい。」出てきたのは単3バッテリーパックを装着した巨神兵であった。 そしてバックを開けると電池も入ってるじゃん。とりあえずスイッチオン「目覚めよ」。グググァァァ。戦闘体制に入る巨神兵なのだ。「焼き払え。薙ぎ払え。GO!GO!我らが巨神兵」ってなもんだ。それにしても、いつみても物凄いスタイルだ。スタイリッシュの対極。邪悪の化身、魔神コンデジ、最終兵器という言葉が似合う。ユーザーに媚びない、むしろ畏怖される、コンデジ界のダースベイダー。これぞニコンスタイルに他ならない。痺れるねぇ。元箱は邪魔なので処分してもらおうと箱の中を改めると、更に宝物が。キャノンの巾着袋に入っていたのはレンズアダプタとワイコンであった。なんという収穫。気分はもはやインディジョーンズである。さてこのワイコンだが、ニコン純正だけあって作りも素晴らしいが何といってもパフォーマンスが素晴らしい。装着することで広角が19mmに変身する。装着したお姿はもう神々しいを通り越して禍々しい、さしずめウルトラセブンに登場するキングジョーなのだ(色が違うが)。2001年当時はデジイチがまだAPS-C専用レンズが用意されておらず、19mmという広角を実現したのはCoolpix5000くらいなのだ。NikonD1ですら実現できない超広角なのだ。サードパーティのコンバージョンレンズは画面端の画像が流れるうえに色が滲んで使い物にならないなかWC-68は画質で遥かに勝っていた。何にせよ実用になる19mmはこのデジカメだけ。いくらPowerhotGが画質で勝負をかけてきても「撮りたい範囲」でニコンの優位は揺るがなかった。今でこそキャノンGシリーズの影に隠れてしまったハイエンドクルピクなんだが、ミレニアム幕開け時にはプロのお仕事カメラ的な一面を持っていたのだ。それがこのワイコンなのだ。結局、箱の中から出てきたのは接続コードやらバッテリーにチャージャー、更にCFカードまで入っておった。うーむ、まさに福袋ならぬ福箱であった。なんだか今年は良いことありそう、そんな気にさせる1月のお買い物なのだ。
2017.02.05
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これも年末1500円で釣った魚だ。3バンドだが、AM/FM/TVではない。AM/FM/ラジオNIKKEI仕様なのだ。そう短波放送も受信できるモデルなのだ。ラジオNIKKEIといえば、株価放送と競馬中継が有名(というか私もそれ専用の放送だと思っていた)だが、夜などには普通の番組も流していた。しかも深夜放送などもないという健全な(そもそもこのラジオを使う人種が深夜放送を聞くわけない)モデルなのだ。このモデルの魅力はグレーカラーのボディだ。どことなくビジネスモデルみたくて(実際は競馬とか株価とかチョット危なっかしい方々ご用達なんだが)実に渋い。他のモデルが左にオフセットされているのに対し、こいつはシンメトリーな正面デザインも格好良い。更に金色で「ラジオNIKKEI」とプリントされてるのが親父ラジオの証なのだ(カタカナそのままというのが素敵だ)しかもこのラジオはアナログTVモデルでないのに最初からFMがワイドバンドなのだ。なのでワイドFM受信可能。素晴らしい。このラジオは最初に紹介したR553Vと同じくボディ下に充電用の電極を備えており充電台を共有できる。普通の人はラジオなんてひとつで充分だが、私のように複数所有するとき充電台が使いまわせるメリットは大きい。このモデルには問題がひとつあった。このモデルは液晶ライトがないのだ。通勤ラジオの良いところはオフ状態で時刻が表示され時計として使えること。帰宅時にライトがないと液晶が見れないのだ。私のアナログ腕時計は夜間照明機能がないから帰宅時に腕時計代わりになるラジオは実に便利なのだ。やはりこのラジオのユーザーは株式市場が終わる(または最終レースが終わる)とこのラジオを使わないからライトが不要なのね。
2017.01.26
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さてラジオ馬鹿買い第二弾なのだ。年末に秋葉原で1500円を発見し思わずゲットしたのが同じくソニーのXDR-63TV。こいつの売りは何と言ってもワンセグが受信できること。しかし思ったよりセールスが伸びなかったようで、後続モデルが出てこない。理由は売りのワンセグにある。従来の携帯電話には普通についていた機能だし、今では国産スマホでもワンセグ受信可能。そう思いっきり被るのだ。そしてこちらは画面がない。音声のみなのだ。それでも私はこれを買わずにいられない。何故ならAMラジオにワンセグ機能があることが重要なのだ。そう、AMラジオのおまけにワンセグというところに魅かれるのだ。ワンセグだけなら要らんのだ。だって未だにワンセグ付きのガラケー使いだもん。ソニーの通勤ラジオは単四1本が主流なのだが、このラジオは単四二本使用になってる。やはりワンセグ受信は電池を食うのかな?そしてボディサイズも少し大きくなっているが、ワイシャツの胸ポケットに入るサイズだ。上品なマットブラックフィニッシュは高級感あるもので実用製品ながらそれなりに所有することに満足感ももたらしてくれる。しかし一番の魅力は上部にイヤホンジャックがあることだ。ソニー通勤ラジオは伝統的に巻き取り式モノラルイヤホンが装備されている。しかしこの巻き取りイヤホンはカナルタイプではなく歩行中にとにかく外れるのだ。外部イヤホンジャックはあるが、上部に専用イヤホンがあるためホディ横にあるのだ。横向きだとポケットに収まらないのだ。今は冬でコートのポケットなので問題ないが夏場は考えものだ。さらに63TVはステレオイヤホン対応というのも嬉しい。ステレオ放送に興味はないが、モノラルジャックにステレオイヤホンを刺しても左側からしか音が出ないのだ。しかしこのラジオ問題がないわけではない。なんと専用コードを使用しないとワンセグが受信できないのだ。更にこのアダプタは6千円もする。試しに手元のイヤホンをつなぐとFMは受信するがワンセグは受け付けない。何だこりゃ?しかしネットで調べたら何と代替イヤホンがあるという。それはiPhone用の4極イヤホンだ。これだと何故かワンセグが受信できるのだ。しかしこのイヤホンだと今度はFMが受信できない。何とも極悪非道な仕組みだ。なのでFMは諦めざるを得ない。まぁこのラジオを求めた理由はワンセグも聞けることなのでFMが受信できなくても問題はないのだ。画面が見れなきゃ意味ないじゃんと言われそうだが、いざ音声のみでワンセグを聞くとそれはそれで何とかなるものだ。それと夏場シーズン開幕すると夜のラジオがプロ野球一色に染まるのに対して、テレビではプロ野球がほとんど放送されなくなったのでプロ野球ファンでない私にはワンセグ番組のほうが嬉しいのだ。ソニーの通勤ラジオは多くがアナログTV受信モデルを用意していたので、ワイドFM受信モデルに対応できた(早い話、外装のプリント印刷を変えればよいだけなのだ)。しかしこいつは最初からワンセグ受信ということでFMの受信範囲がワイドFMまで広がっておらず対応できなかったのが残念だ。上部ステレオイヤホンジャックやそれまでの通勤ラジオよりビジネスっぽいスタイルも格好良いだけに実に惜しい。
2017.01.23
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年末年始にかけてほとんど同じラジオを4台もお迎えしてしまった。相変わらず安物買いの大バカ者である。きっかけはフリマで見つけたこのラジオ。500円。誇らしげに印刷されたTV/AM/FMという文字が哀愁を誘う。そう、このTVとは今は亡きアナログTVを指す。地デジ放送から数年して従来のアナログ式テレビ放送がなくなり、それ用のテレビはビデオ再生くらいにしか用途がなくなり、更に液晶テレビが安くなっては完全に無用の長物になってしまった。ラジオについてはAM/FM放送が引き続き受信可能なので使えたけど、TV機能はやはり無用となってしまった。しかし昨年から始まったワイドFMで事情が一変する。ワイドFMの周波数はアナログTVの周波数でカバーできるのだ。ワイドFM対応モデルが発売される中、従来のTV受信機能を持つラジオは買い替える必要がないのだ。ワイドFMは一部の民放が従来のAM放送をFM周波数で流しているもの。別に新しい番組が増えたわけではない。しかし私には一大事なのだ。というのも私は大のAMファンだからなのだ、理由はFMが音質の良さを売りに音楽中心の番組構成なのに対して、AMはパーソナリティのしゃべりで勝負しているからなのだ。あくまで個人的な評価だけどパーソナリティの個性、番組の面白さでは段違いなのだ(最近ではFM番組も面白くなりつつあるが、まだまだAMの域に達していない)。「だったらAM聞いてりゃ良いじゃん」となるだろうが、そこが問題。サラリーマンが一番ラジオを聴くのは通勤時間帯なのだ。そして電車内ではAMは壊滅的に雑音まみれになるがFMは問題ないのだ。今は6時を少し回ったあたりで自宅を出ている。ニュース中心の番組があって丁度良い。自宅から駅、そして電車内でも続けてラジオが聞けるのはショボついた目でスマホのニュースを読むより遥かに快適、何より目を閉じてても情報を得られるのが素晴らしい(そのまま寝てしまうことが多いのが問題)。更にスマホが基本的にニュースを短くまとめたものばかりなのに対して、ラジオは結構突っ込んだ解説がされるから聞いてて面白い。本体は単4電池1本で作動する。電池は乾電池でも充電池でも使用可能。本機は充電池使用時の充電台がセットされていた。中古だとこの台がないものが多い。別になくてもそれほど不自由しないが、セットしておけば電池切れになることがなくなるのと卓上ラジオになるのでやはり便利。んで、これをきっかけに通勤ラジオに目覚めたら、やたらと目につくようになって気が付くと各種取り揃えてしまった、相変わらずの物欲魔人なのだ。
2017.01.21
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所用で一ノ割海域に出漁するのだ。ならばハードオフという漁場まで出張るのが海の男ってもんだ(出だしから何言ってるんだか)。むーん、ジャンクガラスケースにコンテッサ35が8千円を切ってるぞ。出してもらおう。うーん、これは酷い。戻してもらう。ジャンク箱はいっぱいあるが、墓場屋と変わらすの品揃え。うーん、今日は坊主かな。と思ってたらキャノンの135mmが転がってた。ふーむ、確かこれカメラ塚のどっかに埋もれていたよな。とレンズをチェックしてたんだが、「むむむ、これは!」。思わずリールを巻き上げる土佐の大佐なのだ。「FLレンズでしょ。珍しくも何ともないじゃん」むふふふ、違うんだよーん。ではレンズをじっくり観察しましょう。左から今回釣り上げたレンズ、FLレンズ、FDレンズ(長さが揃えられなかった)。FDとFLは全然違うよね。んで、今回のレンズ。FLによく似ているけど、バーが1本多いのに気が付くでしょ。じつはこのバーが肝なんだよね。そしてもう一度1枚目の画像に戻ると明らかに「何かおかしい」ことに気づく。そう良く見ると絞りリングが2つあるのだ。ニコンがFで華々しくSLR時代の覇者となりつつあるとき、RF時代の好敵手キャノンも早急に対応モデルを送り出す必要があったのだ。しかし、P,7とレンジファインダーモデルのヒットを出しており、対ニコンで圧倒的に販売台数が勝っていたこともあり「まだまだRF時代は続く」と鷹揚に構えていた節がある。そしてFと同じ年、キャノンからもトップモデルであるCanonflexRが送り出された。しかしFとRはレンジファインダー時代のcontax対Leicaくらい異なっていたのだ。有名なのがバヨネット対スピゴット、これがキャノン最大の失敗なのは歴史の教科書にも書かれている史実だが、初代にはそれ以上にスットコドッコイで突っ込み処があるのだ。巻き上げもニコンがトップレバーなのに対しキャノンはボトムトリガー式を採用。RFではトリガーからトップレバーにしたのに何故かSLRで先祖帰りしてしまう。この底部トリガーのおかげで三脚穴が隅っこに追いやられている。一眼レフの特権「接写」の際、足場が極めて不安定になるのだ。ダメだ。更に致命的なのが「モータードライブ」が付けられないのだ。これではFに対抗できない。今では信じられないが当時はニコンが自動化で一歩も二歩も先んじていたのだ。そして三つ目の違いが自動絞り機構。これパッと見では分かりにくいのだが、ニコンをはじめ多くのカメラメーカーが自動絞りをボディで制御しているのに対し、キャノンはレンズで制御していたのだ。後のEFレンズ登場時にキャノンが宣言した「レンズ制御はより近いところで」という思想は既にこの時代に芽生えていた。具体的に言うと絞りを制御するスプリングがレンズ側にあるのだ。巻き上げに連動して右のバーが動きレンズ内の絞りを動かすスプリングをチャージ。左のバーはシャッターに連動して、スプリングを開放するスイッチなのだ。考え方は「絞り羽根に近い場所に駆動機構を置くほうがよりタイムラグが少ない」というもの。キャノンはこれを「スーパーキャノマチックシステム」と高らかに名づけたのだ。ここまで読んでいくと、このシステムは既に大きな問題を抱えていたのが分かる。常にユーザーはシャッターチャージとレンズ交換を合わせておく必要があるのだ。結局、このシステムは5年で破綻し、自動絞りをボディで制御するFLレンズへ変更を余儀なくされる。更にFL時代はFに対抗するトップモデルが存在せずキャノン信者にとって暗黒時代へと突入するのだ。さて、レンズにある二つの絞りリングに戻ろう。ひとつは自動絞り用、もう一つは手動絞り用であった。そう、スーパーキャノマチックシステムではニコンFのような絞り込みレバーを搭載できなかったのだ。当然このレンズをFL時代以降のボディに使用しても自動絞りは作動しないし、FL以降のレンズをキャノンフレックスRで使用しても自動絞りは動かない。いやはや、ニコンやコンタックスがレンズは資産という考え方なのに対し、キャノンのドラスティックさが伝わってくる。では何でまたこんなレンズをお迎えしたか。それは現在RPというモデルを所有しているから。そしてゆくゆくはキャノンフレックスRもお迎えしたいからなんです。ちなみに手動絞り機能があるから私のアダプタではα7で問題なく使えました(なんでも使えないアダプタもあるようなので、使用の際は注意してね)。
2017.01.16
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メインカメラがひとつという健全なカメラライフを送っている人には永遠に理解できないだろうが、メインカメラが複数あるというか、あれもこれもメインカメラ状態で「今日はどのカメラでお出掛けしましょうか。迷っちゃうわぁ」という物欲魔神にとって、カメラを納めるためのバックもひとつで満足するわけがないのだ。んで、前回紹介したカメラバックをα7用にと思っていたのだが、使ってみるとこれが思った以上にカメラの出し入れが面倒くさいことが判明した。よく考えたらカメラ女子はカメラを首から提げるのもファッションのひとつだから基本的にカメラは出しっぱなしだった。しかしカメラ親父は都内でカメラを提げっぱなしにしてるとコスプレオタクに勘違いされそうなので、普段はバックにしまっていたいのだ。それより何より、このお洒落なバックが似合わないという悲しい現実に直面したのだ、あぁ(涙)。そんなわけでカメラ屋巡りではカメラバックも射程に入るの私なのだ。今回の水揚げはドンケなのだ。ドンケはビリンガムと並ぶソフトバックの雄だ。何となくイメージとしてはビリンガムよりラフなシーンがお似合いという感じ。代表モデルF-2の、ザックリしたキャンパス地に取り外し可能なインナーボックス、ファスナー代わりにベルクロ止め、しっかり止めたいときはカラピナみたいな金属でガッチリ止めるという二段構えが便利そう。何よりクタっとした雰囲気が恰好良かった。日本に紹介された当初は一眼レフに交換レンズ数本を飲み込むF2というモデルがメインだったけど、高倍率ズームが主流の現代では「何本交換レンズが入るか」というのは重要ではなくなってしまった。ましてミラーレスならその巨体を持て余してしまうのだ。んで、ドンケもそれに応えるように小型モデルをリリースしている。今になって調べてみたら「こんなにあるのか」と驚いてしまった。もっとも気に入ったバックをチョイスするんじゃなくって、中古出物があったら考えようというスタンスなので気の長い話だ。見つけたはF-5XC。初めて見た。実はこのバックに出会う前に2度ほど出会いがあった。一度目はF-802というモデル。カバンタイプは好きだが少々大きすぎる。奥行きがないのも厳しいかな。次に見たのがF-803。こちらのほうが小さいくせに奥行きがあって良いなぁ。でも中古のくせに高杉。んで迷ってたらどちらも売れてしまった、さすがドンケ、人気あるねぇ。気が付いたと思いますが、この時点ではこのタイプしか目になっかたんです。他にもF-3Xなんてモデルも見かけたんですがF-2ジュニアみたいな感じで今一つ物欲を刺激しませんでした。んで、F-5XCに話を戻して。F-5XBは見たことあってXBだと思っていたんです。このモデルは取り立てて特徴がなく対象外だったのですが、出ていた中古は何より値段が「安かった」‥ダメダメです。「この値段ならとりあえず釣り上げようかしら」と手に取ってフラップを上げたら下のほうに見覚えのないジッパーが。中仕切りで二層構造にでき、その際、下の層に直接アクセスできるようになってる。その仕掛けを見た瞬間お迎え決定。そう、交換レンズの収納場所になるんですよね。一眼レフ用だと小さすぎるけど、RF時代のレンズなら全然問題なし。その上にあるポケットは小銭入れや携帯などを入れるのに丁度よい(底が浅いので飛び出し注意)。F-803より良い点が、あらかじめインナークッションが縫合されてるところ。というかF-2しか知らなかったので本体はキャンパス地だけでインナーケースは別だと思っていた。ドンケもこんなモデルを出してたんだ。最初からカメラバックとして使うなら内貼りにクッションがあったほうが便利です。素材もF-2みたいツルツルしたもんじゃなくてソフトなものです。仕切り板は2枚。1枚取り外してレンズを装着したカメラとズームレンズ1本が入りそうです。裏側にもポケットがあるので何かと重宝しそう。XBより少し大きいだけで実用性がグッと高まってるのが良いです。しばらくはこいつを休日のお供に使おうと思いますが、唯一の問題点は前のバックと同様「途中でカメラ屋に立ち寄っても、ジャンク物件を収納する場所がない」‥物欲魔人の天竺への旅は続くのだ。
2017.01.09
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新年一発目はめでたく「でっかいレンズ」で決めよう。初夢とレンズは大きいほうが良いのだ。FD FLレンズはキャノンがEFレンズに切り替えた時台に第一次危機を迎え、デジイチが本格普及する頃に第二次絶滅危機に瀕したレンズだ。特にデジイチ普及時代の危機は深刻だった。銀塩なら使えるボディがいくらでもあるが、なにしろデジイチにはFDをつけるボディが見つからないのだ。デジタルキャノンがいち早くフルサイズをリリースしEFユーザーがこの世の春を横臥しているのを横目に旧来のFD愛好者は忸怩たる思いだったことだろう。しかし長い長い雌伏の時代を経てFDFLユーザーに福音がもたらされる。救い主は銀塩時代に想像もできないメーカーだった。そう、ソニーやパナソニックといったデジタル時代にカメラ業界に本格参集してきたメーカーだったのだ。ソニーにしてもパナソニックにしてもレンズラインナップが乏しい現状や、FDユーザーを取り込むという意味で実にウィンウィンの関係なのだ。一時はジャンク箱に大量に並んで更に見向きもされなかったFDレンズ群にやっと光があたったのだ。また現役時代に大量に出回ったせいで特に高騰することなく安定した在庫があるというのも好ましい。特に嬉しいのがライバルのニッコールより安価な価格だ。このレンズも、これがニッコールなら価格が2倍から3倍になっているのだ。このレンズもその魅力は外観にあると言って良いと思う。ただでさえ大きかったf1,4の55mmを超える58mmのフィルター径は85mmと見間違う威風堂々たる風貌だ。重量だって500g弱のヘビー級、手にズシリと来る感触が良い。ローレットは軽金属製、冷んやりとした温度が「ゴムじゃないぞ」と主張している。さて、この時代は新種ガラスの開発に各社が凌ぎを削っていた時代。そして「エコレンズ」などが主流の現代では作ることのできない硝子が作られた時代だ。製造過程でカドミウムなどの猛毒が排出されるレンズ、そしてもうひとつのレンズが放射性元素を材料に含む硝子を採用したアトムレンズと言われるやつだ。この前の58mmf1.2はアトムだが、このレンズはアトムレンズなのかはわからない。ただ、撮ってだしの絵が実にビビッドで現代のレンズ以上に鮮やかなのには驚かされる。パっと見、黄金色にコーティングされたレンズが古色蒼然としているだけにギャップが面白い。光学ファインダー時代には嬉しい明るいレンズも電子式では絞りを変化させた一瞬だけしかファインダーの明るさ変化を感じられない。それでも良いのだ。でっかい単焦点レンズでピントを合わせてく過程が至福の時なのだ。
2017.01.08
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露西亜レンズといえば、銀塩時代は「庶民の味方」「ハイリスクハイリターン」「一部の変レンズ愛好家ご用達」という評価だったのが、ミラーレス時代になって「評価は変わらす、でも価格は暴騰」となってしまった。このレンズもデジイチが普及しはじめミラーレスはまだ登場していない、レンジファインダーレンズが最も冷遇された時代に求めたもの。今じゃ2倍以上(もっとかな?)に跳ね上がって手を出せないレンズになってしまった。レンズの歴史については少しググればいっぱい情報が手に入るので調べてみました。これは工場のマークやアルミ製のバレルから初期のものみたいね。前にも書いたけど、ロシアレンズについては信じる者が救われるので、そう信じましょう。やはり魅力はレンジファインダーレンズだからできたレンズの対象配置による「薄型」。そして一眼レフには決してつけられない「突き出た後玉」です。更にトポゴンやホロゴンなどに見られる、占い師の水晶玉のような半球状の前玉、後玉が魅力的です。一眼用のワイドレンズを知る者にはこの薄さと軽さは新鮮で魅力的な一方、「果たしてこんなちんまい前玉でまともに写るんだろか」猜疑心にかられます。輪をかけて露西亜ものですしね。んで、今回も判断は皆様に任せるのだ。だって主観だけなら「これで充分」で終わっちゃうからね。これが全景2枚目は中央部等倍3枚目は左下等倍ことろでこのレンズ、一般にはルサールと呼ばれてるし自分もそう思ってたんだけど、今回記事をアップするにあたってレンズをよく見たら「PYCCAP」となってたのね。何だかピコ太郎みたい、一体どうやったらこれをルサールと読むんだろう。ロシア語って難しい。
2016.12.23
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先日、カメラ屋で捕獲した1本。Sonnar 135mmf4コンタックスマウント。先にSニコン用の135mmを入手してあったこと、昔はニッコールに比べて高かったこともあり、長いことこのレンズはリストの下にあったのだ。しかし5千円となると物欲の虫が騒がずにいられない。ゾナーはテッサーと並ぶ戦前ツァイスを代表する1本で、特徴は貼り合わせレンズを第二群に持ってきているところ。ニコンにとってソナーは先生みたいな存在で、ソナーがなければニッコールは誕生しなかったんじゃないじゃろか。今回お迎えしたのはオプトン物でアルミ製になり軽量化が図られたモデル。とにかく、被写体深度の目盛がツァイスらしくて恰好良い。フィルター径40.5というスリムボディで、レンズを支えるというより握りこむ感じになり、最初は少々違和感を覚える。というか、このレンズについてはあーだこうだ言うより試写結果をみていただきたい。最初の1枚は全景、次の1枚は一部を等倍切り出ししたものだ。絞りは開放。味云々という曖昧な表現が裸足で逃げ出す切れ味。シャープネスの操作など必要なし。オールドタイマーなどと言わせない上がり。これこそツァイス!これこそソナーだ。いつもは「使いたい」優先で写りについては「趣味の世界だから」で済ませるダメダメな私だが、このレンズは「写りが良いから使いたい」、さすがニッコールの師匠だけのことはある。135mmはRFコンタックスで使うにはあまりにも厳しすぎるが、現代ではEVFのピント拡大も使えるし、アダプタだって外爪使用なので高くない。デジタル時代では標準以下がもてはやされ、中望遠は敬遠されがちだけど、機会があれば一つ持っていても良いと思う。特にRF用は細身でかさばらないのでバックに忍ばせておけるのでお勧めなのだ。
2016.12.18
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最近、α7の出番が少ない。一番の理由はCoolpixAの手軽さに押されているのが原因なんだが、他にも理由がある。それはこのデジカメにお似合いの「お出かけバック」がないのだ。CoolpixAはデジカメポーチに入れてしまえば、どんなバックにも大抵忍び込ませる事ができるので、バック選びに悩むことはない。しかしα7に適したサイズのデジカメポーチがまだ手元にないのだ。また、折角レンズ交換できるのだから交換レンズの一つも一緒に持ち出したい。となるとやはりカメラバックの出番となるが、従来のカメラバックは基本「一眼レフのため」なのでミラーレスには余裕がありすぎる。そしてどうしてもカメラバック風情が強く、軟弱カメラマンには少々暑苦しいのだ。やはりミラーレスはカメラっぽくみえないカバンが似合いそうだ。しかし一番の理由は何だかんだと理由を付けて「お買い物がしたい」‥のだ(物欲魔人モード全開)そんな中見つけたのがこのバック。女子力満点でお洒落度最優先、流行りの付録雑誌に出てきそうなスタイルに一目惚れなのだ。んで、細部を点検すると「pentax K-S1」のタグがある。調べたらK-S1のキャンペーングッズだった。正真正銘の「おまけカバン」だったのだ。しかしこのバック、自分の知ってる従来のキャンペーンバックとは一味も二味も違う。とにかく洒落てる。ホワイトにブラックのボーダーラインが入った厚手のキャンパス生地で出来た小振りのサイズは、どこからみても普通のクラッチバックだ。そして金属製の留金がビンテージテイストを演出している。それもそのはず「ナノユニバース」というセレクトショップが監修しているのだ。そう、あの「ナノユニバース」なのだ。全然知らない、なにそれ?ペンタックスの文字は裏側の見えない位置にあるのに対して、正面には誇らしげに「NanoUniverse」のロゴがデーンと飾られている。大事なことだが、これが逆だったらこのバックの魅力は半減する。カメラ関係のロゴは隠す。そこんとこペンタックスはよくわかっている。画像を入れてないが、バック裏面にはポケットが二つ用意されてる。一つのサイズがスマホに最適化されているのも現代風だ。それでもこのバックが普通のと違うのはバックの底。きちんと合皮レザーが張り付けられている。実はこのレザー、ブラックとブラウンの2色が用意されていてバックの色に合わせている。おまけとは思えない凝ったものだ。流行りのインナークッション式だが、このクッションも質が良い。一般的なナイロン生地に薄っぺらいウレタンフォームではなく、アルティザン&アーティストのインナークッションに似た柔らかく厚手の物だ。外見はチャラいけど中身は質実剛健というのが良いじゃないか。仕切り板は1枚。高さが不足しているがα7とレンズ1本が丁度収まる。RF用レンズなら2本収容可能だ。もともとコンパクトなデジイチ用なので、α7との相性は抜群だ。では使い勝手はというと、これがもう「最低」何と言っても、カメラの出し入れが最悪なのだ。長い筒状の本体をクルクルっと丸めるスタイルは見た目は洒落てるけど、カメラの出し入れについては全く無視している。サッと出してサッと戻すなんて芸当は不可能。ある意味、カメラバックメーカーが出したら叩かれること必至だ。更に拍車をかけて金属の留金が使い辛いことこの上ない。しかも悪いことに外したままでも中身が飛び出す心配はないが、外したままだと見た目が「格好悪い」。とにかくこのバック、最大の魅力は「見た目」。だからブツブツ言いながら毎度毎度留金を掛けることになるのだ。それでもこのサイズは素晴らしい。まさに気軽に持ち出すのに最適のサイズ感だ。何よりこれだけ小さいと、カメラと交換レンズ以外に余計なスペースが発生しない。私にとって、これは非常に重要なことだ。余計なスペースがあると、そこを埋めるためにカメラ屋に足が向いてしまう危険性があるのだ。‥まぁあってもなくても立ち寄るときは立ち寄る物欲魔人なのだ。このバックを見ていると、改めてカメラ女子の存在の大きさを感じさせられる。どう考えても男子カメラの世界では出したくても出せないスタイルだからだ。カメラバックのレビューというと、洒落系ではドンケやアルチザン&アーティストというのが鉄板だが、ノベルティものでも気に入った物はバシバシレビューするのだ。
2016.12.11
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近所のリサイクルショップに転がっていたのがこいつ。 XR RIKENON 1:2 50mm 何でもこいつの初期モデルが一部の好事家では「和製ズミクロン」と呼ばれているらしい。ライカ社の幹部が聞いたらひっくり返るような話だ。私のは後期型、区別は最短距離で初期が45cm後期が60cmらしい。まぁ写りに関しては試写すらしてない状況で言うのもなんだが、多分ズミクロンとリケノンをブラインドテストしたら私にはどちらかを言い当てることなど出来ないということ。違いが分からないからどっちが優れてるなんて言えるわけない。むしろ私は、コストダウンのためエンジニアリングプラスチックを大胆に使用しているにも関わらず、当時大手カメラメーカーが出したAF標準ズームより遥かに造りが良いところにリコーの魂を感じるのだ。当時のマニュアルフィーリングを完全に無視したAFレンズはもとより、ピントリングは油の切れたオールドニッコールがスカスカだったり重くなってるのに比べて遥かに滑らかで心地の良いものだ。金属が少ないのでレンズが軽いのも嬉しい。軽いレンズとスムーズなフォーカシングは「カメラ並みに重たいレンズなど持ちたくない」という現代人にカメラを操る楽しみを味合わせてくれる。まぁこのレンズ、近頃の「アダプタでオールドレンズ」の風潮で、ビックリするような価格で店頭に並んでいたりする。でも、ブームとは言え、このような庶民のレンズが再評価されるのは何だか嬉しい。それにしても、カメラとストロボがセットで「280円」というのは、久しぶりのビックリ価格であった。ハードオフでも「準ジャンク」扱いされガラスケース中にいるからだ。さて、今回の表紙画像を見て違和感を覚えた人もいると思う。ジュピターはカメラに付けた状態なのに、リケノンはレンズ単体で登場したんだ?実はウキウキとスキップしながら自宅に持ち帰って気が付いた「まだKマウントアダプタがなかった」。まぁいずれ余裕ができた時かKマウントで面白いレンズを捕獲したときにでもアダプタを揃えるのだ。「将を射んとすれば、まず馬を射よ」、兵法の基本なのだ(逆をやってるお馬鹿さん)。ところで、このXRはいったい何を意味しているんだろう。ひょっとして「何となく恰好良いから」というのが理由だったら、そのセンスに脱帽である(素晴らしい)。
2016.12.03
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