穏やかな爆弾

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富山県の子@ Re:【声】 こわくて・こわくて(09/17) 富山弁でこわくてこわくて‥は、かたくてか…
ターコ@ Re:マシュマロ戦争 マシュマロ…危ない兵器ですね(>_<) …
ターコ@ Re:はまる男 はまりましたか…(笑)男の人は、たまにある…
ターコ@ Re:【奮】 民間伝承 まぐろ泥棒さん スイカ…私も小さいころ信…
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※連作です。昨日の日記を読んで無い方は


【二回目】

会社の階段。

二階へ通じるそこは、屋根も無く
むき出しのタイル地が、雨に晒されている
とっても危険な場所。

短いコンパスを最大限に伸ばしながら
一段飛ばしで階段を駆け上がっていた、その時。



こんな時・・下手に転ぶまいと焦ってはいけません。

つまづき慣れしている僕は
この傾いた重心を、逆に応用して階段を登る「裏技」を
既に編み出しているのです。
倒れる前に、素早く足の運動量を高め
一気に階段を上りきるという荒業です。

実際、この方法で何度も救われて来ました。
既に身体に染み付いているおかげで
緊急時、自然と体が動いてくれるんです。

この時も、思うが早いか、僕の身体は反射的に
熟練の技を披露しようと反応してくれました。



ちょうど、昔の漫画かアニメで・・

オイルの上で一生懸命走ろうと思っても
その場で駆け足を続けるだけで
一向に前に進まないお笑いキャラのように・・

咄嗟に動いた僕の両足は


つるつるつるつる~

これはイカン!と傍にあった手すりに掴まりましたが
時、既に遅し・・。
手すりに溜まっていた、水滴を飛沫にして散らせながら

転倒・・。

なんとなく楽しくなって来ました。

【三回目】

もう、死んでも転ぶまいと・・半ば半泣きになりながら
マンションに差し掛かると
豪雨だと言うのに、4人ほどの酔っ払いが
エントランスにたむろしながら
わいわいがやがやと、陽気な雰囲気を醸し出していました。

「わ~い、新聞屋さ~ん!!」

酔っ払いの女性が僕に気付き、声を掛けてきます。

今の今まで、地獄とも呼べる土砂降りな世界を走ってきた僕は
この別世界の住人に、愛想振りまいている余裕なんてありません。

軽く会釈を済ませると、曲がり角を曲がり
マンションの奥へ消えていきました。

・・暫くして新聞を配り終え
再びエントランスへ戻る曲がり角へ差し掛かると
その先から、先程の酔っ払いたちの笑い声が聞こえてきます。

「・・・のんきなもんだ。」

「人が死にかけで新聞配っているって言うのに・・。」

なんて、自分の選んだ仕事なのに
被害者面で第三者を呪ってみた矢先・・。

罰が当たりました。

本日、三回目の転倒です。

また、運の悪い事に転んだ所が曲がり角の直前・・。
後足が滑ったため、僕の視界にはどんどん地面が近づいてきます。

「のわわわわわわ!!!」

その先のエントランスで、談笑を続けていた酔っ払いたちの目には

突如、曲がり角から

高校球児張りの「ヘッドスライディング」で

登場してくる馬鹿な新聞屋が、写っていた事でしょう。

・・・大爆笑の洗礼の中、
僕が顔を真っ赤にしてその場から
逃げ去ったのは言うまでもありません。

・・・以上、1日三回の転倒は僕にとっても記録です。
・・・こんな記録の樹立なんて正直、嬉しくも何とも無いんですが。
日記のネタにはもってこいなのが悲しい所。

うう・・。

あの~、こんなに転んでまで
時間内に新聞配る必然性ってあるんでしょうか?

はい、考えたら負けですね。

うう・・。





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Last updated  Sep 10, 2002 06:44:58 AM
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