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Jan 5, 2007
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カテゴリ: 独り言
実は、実家は漁船を営んでいます。
先ほど見終わったマグロ船!といいたいところですが、
イカ釣りです。ほとんどテレビを見ないわたしが「マグロ」を見たのは何かの縁でしょう。
地元は、日本で一番のイカ水揚げ量を誇る街です。
いまいちアピールが下手で、函館のほうがイカの町というイメージが強いですが、
そんなことはないのです。もう一度言います。日本一は八戸です。

祖父は海が時化て、誰も漁にでないときに船をだし、漁をし、高値で売り、小金を貯めて
陸に上がり、株式会社を設立しました。
アルゼンチンまでイカを釣りに行く遠洋漁業をはじめました。


そんな環境もあって、小さい頃には漁師さんに囲まれて育ちました。
若い衆達(ワゲエシュウンドと地元の人は発音する)は
えらく血の気の多く、よく笑い、よく怒るので、
感情のたかがはずれているように見えて
小さい頃は恐ろしくてしょうがない存在でした。

けれど、はるか昔自分が漁師をやりたいと思ったことを覚えています。
停泊中の船に乗ったことを今でも覚えています。狭い二段ベッドが敷き詰められていて、
ゆらゆらゆれていて、なんとなく、子宮の中を連想してしまいそうな環境です。
単純にすごいと思う。
あれは旅客船ではないわけですよ。漁船なんですよ。人なんて二の次の構造をしているんです。
その中で三ヶ月以上、海の上で過ごすんです。船が満杯になるまで、陸には上がらない。

漁が始まると不眠不休。しかも見渡す限り海。下も海。
本当に男の仕事だと思います。
けれど、やはり漁師も後継者不足で、若い人がどんどんいなくなってしまいました。
年をとった、かつてのワゲエシュウンドが世代交代することなく現役で働いています。
これからどんどん漁師をやりたいという若い人たちは減っていくでしょうね。


航海にでるとき、大きな音で演歌を流し、風になびいた沢山の大漁旗。
紙テープを何本も投げつけ、ゆっくりと港を一周して
悠々と彼方に消えていく船を。
見えなくなるまで船に手を振る、海の男のを待つ女の姿を。
見えなくなるまで手を振り返す海の男の姿を。
その船をまぶしそうに眺める父の姿を。
父の目は、きっと追いつけない祖父をいつまでも追いかけているのだろうなあ。





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Last updated  Jan 6, 2007 01:01:46 AM


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