漂流録-ScrambleHalloween

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2019.07.05
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カテゴリ: 時事


チョコフレークが森永の「撤退」でも不滅の理由 1位の日清シスコは隆々たる地位を築いている- 記事詳細|Infoseekニュース
「チョコフレーク」と聞いて、何のことかわからない人は、日本にあまりいないだろう。サクサク食感や、箱から出すときのカサカサ音をリアルに覚えている読者は、昭和生まれに違いない。この夏、有名な「森永チョコフレーク」が終売となる。1967年生まれのロングセラーが52年の歴史の幕を閉じるのだ。理由は、チョコフ…



チョコフレークが森永の「撤退」でも不滅の理由 1位の日清シスコは隆々たる地位を築いている
東洋経済オンライン / 2019年7月5日 7時30分

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1967年日本で初めて販売された「森永チョコフレーク」。当時は箱入りで50円だった(画像提供:森永製菓)

「チョコフレーク」と聞いて、何のことかわからない人は、日本にあまりいないだろう。サクサク食感や、箱から出すときのカサカサ音をリアルに覚えている読者は、昭和生まれに違いない。

この夏、有名な「森永チョコフレーク」が終売となる。1967年生まれのロングセラーが52年の歴史の幕を閉じるのだ。理由は、チョコフレーク生産工場の設備の老朽化だ。千葉県野田市にある森永スナック食品の工場は、移転してチョコフレークを作り続けるかどうかの経営判断があったが、生産拠点の再編成に伴い閉鎖が決まった。

森永チョコフレーク終売のニュースは、2018年秋に日本をかけめぐった。「人気商品でしたので、多くの惜しむお声をいただいています。しかし新商品を開発し続ける中、時代の流れの中でなくなる商品があり、チョコフレークはそのひとつです」。森永製菓広報は説明する。

終売理由を「スマートフォンの普及で手が汚れるお菓子が敬遠された」と多くのメディアが伝えたが、それだけではない。例えば「今は冷蔵で販売されるシュークリームやカップデザートなどの『チルド商品』が増え、スナック菓子の競合になりました」(森永製菓広報)。コンビニもスマホもなかった52年前と、お菓子をめぐる環境は大きく変わったのだ。

■日清の「チョコフレーク」は好調


そもそも「チョコフレークって全部森永じゃなかったの?」と、今、思った読者もいるかもしれないが「チョコフレーク」は、日清シスコのロングセラーだ。発売は1968年で、森永の発売の翌年にあたる。

「実は2018年時点ですでにチョコフレークカテゴリーの75%のシェアを日清シスコが占めていましたので、もしかすると森永さんの商品だと思い込んで、当社のチョコフレークを召し上がっていた人もいるかもしれません」。そう話すのは、日清シスコマーケティング部の風野亜希子さん。

パッケージは、なんとなく似ている。違いは、商品名が「森永チョコフレーク」と「チョコフレーク」、英語表記は森永は「CHOCO FLAKE」で、日清シスコは「ChocoFlakes」と複数形になっている。

■日清シスコのロングセラー戦略
「森永チョコフレーク」が終売となる一方で、日清シスコの「チョコフレーク」の売り上げは好調だ。2013〜2018年の5年間で売り上げは約1.5倍になり、近年は2ケタ成長で推移。その背景には同社の「ロングセラーのマーケティング戦略」がある。


まず、パッケージの変化をみると、1985年に「箱」が「袋」になった。2018年9月には、「袋」を「チャック付きスタンドパック」に一新。きれいに自立するパッケージは好評で、売り上げも大きく伸びた。

パッケージの進化は、2017年に同社の主力ロングセラー商品「シスコーンBIG」(コーンフレーク)をチャック付きスタンドパックに変え、売り上げを前年比約120%に伸ばした事例が参考になっている。

コーンフレークやチョコフレークは密封できないと「一度あけたらなるべく早く食べなくては」という小さなストレスが生まれるが、チャック付きパックならそれが少ない。

2017年秋には、小分けにした「チョコフレーク プチパック」を販売した。これは同社のロングセラー「ココナッツサブレ」の成功事例を応用している。

「長年トレイに20枚入りだった『ココナッツサブレ』を個包装にしたところ、売り上げが前年比約130%になったんです。今、消費者は一度にたくさん食べる場面が減っています。単身者も増えるなど、小分け包装は世帯構造にもマッチします」(日清シスコ マーケティング部長 森河洋一さん)

「味」にも時代を反映させ、2016年9月にはカカオ豆にこだわり、チョコレートをダブルブレンド(ガーナ、エクアドル産)にした。



「ロングセラーの時代にあったブラッシュアップは、私たちのマーケティングテーマのひとつです。お客さまの気持ちやニーズは速いスピードで変わっていく。環境と時代の変化に対応してニーズをキャッチして反映する。それによって商品が生き残ることを、1963年生まれのシスコーン、1965年生まれのココナッツサブレ、といったほぼ同世代のお菓子で体感しています。1968年生まれのチョコフレークもそのひとつです」(日清シスコ 森河さん)

ロングセラーだけに思い入れの強いファンの声もある。例えば「コーンフレークって箱でしょ」「トレイにのっててこそココナッツサブレでしょ」といった内容だ。しかし「ご意見を受けとめながらも、進化させるべき点を見極めるのが必要」と、森河さんは語る。

■森永は技術を生かし新商品を開発
チョコレートメーカーとして、年間30品目を超えるチョコレート商品を扱う森永製菓は「近年はとくにカカオ感の強いチョコレートへの人気が高まっています。より支持される商品への注力を進める中、チョコフレークは役目を終えましたが、長年培った技術を駆使し、これからも時代や嗜好の変化に合わせたチョコレートを追求します」と話す。

日清シスコは「チョコフレークはこれからもなくなりません。お客さまからご好評をいただいておりますから、ご安心ください。ロングセラーブランドとして引き続き進化させ、新しい提案をこれからもしていきます」と、力強い。



市川 歩美:ショコラコーディネーター








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最終更新日  2019.07.05 16:11:09
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