ワイン・wine・ワインでwine

ドイツ



ドイツは、その地理的要件から、葡萄の栽培が南部の地方に限られる。
この地は葡萄の生育できる北限とされ、主にフランスやオーストリアに近いライン川沿いでワインが生産されている。
主なアペラシオンとしては、ライン川に面した「ラインガウ」や「ラインヘッセン」、ライン川の支流であるモーゼル、ザール、ルーヴァーの3つの川の流域にまたがる「モーゼル=ザール=ルーヴァー」(Mosel-Saar-Ruwer) が知られている。

ドイツで造られるワインは、圧倒的に白ワインが多い。
その厳しい気象条件のために、黒葡萄は十分に色付くことができず、数少ない赤ワインも、気候に恵まれた地域のものと比べると、より色が薄い。


==ドイツ・ワインの公的分類==

* クヴァリテーツヴァイン・ミット・プレディカート (Qualitätswein mit Prädikat、QmP)
* ドイツ・ワインの公的分類は、他の国と比べるとやや特殊であり、この「肩書き付き上質ワイン」はその最高位にあたり、以下の6つの「肩書き」(Prädikat)があるが、「アイスヴァイン」を除いて、原料葡萄果汁の糖度によって分けられる。
* カビネット (Kabinett)
* QmPの中では最も糖度の低い葡萄から作られる。
* シュペトレーゼ (Spätlese)
* これは「遅摘み」の意味で、カビネットよりも一段、原料果汁の糖度が高い。
* アウスレーゼ (Auslese)
* シュペトレーゼよりも、さらに一段、糖度の高い原料で造られる。
* ベーレンアウスレーゼ (Beerenauslese、BA)
* 稀に貴腐ワインとなる。甘口なものが多いが、流通量はそれほど多くはない。
* トロッケンベーレンアウスレーゼ (Trockenbeerenauslese、TBA)
* 名称は「乾いた果粒を選り摘んだ」という意味であり、暗に「貴腐化」を指して いるが、必ずしも貴腐ワインではない。たいていの葡萄品種は、貴腐の影響なく してこの域の糖度に達することはできないと言われているが、ごく限られた品  種、例えば オルテガ(Ortega) などでは、比較的容易に満たすことができる。
*アイスヴァイン
* 樹になったまま、自然に凍結した状態の果実から造られる。
* クヴァリテーツヴァイン・ベシュティムター・アンバウゲビート     (Qualitätswein bestimmter Anbaugebiet、QbA)
* 単に「クヴァリテーツヴァイン」(Qualitätswein)と呼ばれる。QmPでは 認められない、[[ワイン#補糖と補酸|補糖]]を行うことができる。
* ラントヴァイン (Landwein)
* 1982年に設けられた分類で、「地酒」的な存在である。
* ターフェルヴァイン (Tafelwein)
* 日常消費用のワインで、ドイツ産のワインを使用しなくとも名乗ることができ  る。ドイツ産のものは、「ドイチャー・ターフェルヴァイン」(Deutscher Tafelwein) と呼ばれる。


==ドイツ・ワインの主な生産地域==

* アール
 主にシュペートブルグンダーを使用し、軽めだが芳香に富む赤を産する。

* モーゼル・ザール・ルーヴァー
 モーゼル川沿岸やザール川の沿岸の地域。構成のしっかりしたワインが多い。有 名な畑シャルツホーフベルガーなどを含む。

* ラインガウ
 ライン川の沿岸。華やかなワインが多い。著名な畑ヨハニスベルガーなどを含  む。

* ライン ヘッセン州
 ラインガウの南側の比較的広い地域。多様なワインを産しているが、地域的には ラインガウよりも格下とみなされることが多い。

* ナーエ
 ラインヘッセンの西に位置する。リースリング主体。

* ラインラント=プファルツ州|
 ラインヘッセンよりさらに南の地域。リースリング主体。

* バーデン=ヴュルテンベルク州
 ドイツ南部、バーデン地方の全域。多様なワインを産しており、比較的温暖なた めドイツ土着品種以外の栽培も多い。

* フランケン地方
 ビュルツブルク周辺の広い地域。主にジルヴァーナを使用したワインを産する。 有名なシュタインがある。

* ヴュルテンベルク
 レンベルガーなどを使用した赤ワインの多い産地である。

世界のワイン生産国 へ

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: