病院管理職・地域連携部門・働き方あれこれ

病院管理職・地域連携部門・働き方あれこれ

2022.03.09
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​​​​​​​​​​​​​こんにちは。こんばんは。読んでみたシリーズです。今回は。。

【病院&クリニック】リーダー心得&チームマネジメント術
医療機関の管理職・リーダーが知っておくべき50の秘訣

著者は医療人コンサルタントの鷲見達郎さん

帯には「病院・クリニックの組織活力とチームワークを向上させるマネジメント術を、
ケーススタディで実践解説。チームリーダーのための組織運営の50の秘訣を紹介します!」とある。

マネジメントやリーダーシップ、管理職としての考え方や実践の著書は数多くあるけれど、
病院やクリニックにフォーカスを当ててのものはまだまだ数少ないので一読の価値はありかと。
私自身もこの業界に携わって約2年。資格職が多く、職業カーストもまだまだ根強い医業において、
一般のマネジメントがどこまで通じるのか、通じるためにはどのようにするべきなのか、日々試行錯誤。

初版が2021年9月とまだまだ最近の書籍なので、より近い視点で読めると判断しました。





はじめに から
土台となるチームリーダーとしての心構えと役割について
職場の人間関係トラブルの対処や他部署・他職種との連携を苦手にされている方が比較的に多い
医療機関の経営者様、事務長様、人事担当者様へ

1 チームリーダーの心構え
 ①問題から逃げない ②目の前の出来事に一喜一憂しない
 ③何か問題が起こっても慌てずに、まず「大丈夫、なんとかなる!」と声に出して言う!
チームが問題解決に向かって動き出せるように、口火を切り、旗を掲げて誘導するガイド役ともいえる

2 チームリーダーの役割
 ①なんとかやりくりしてチームの役割を果たす ②自分の後任候補育成
 ③目の前の問題解決 ④判断者(選択者) ⑤少し先の未来の姿を描いて示す


序章 から
 質問1 メンバーのみんながテキパキと動いていますか?

 質問3 真剣な表情だけど、目が合うとお互いに微笑交換していますか?
 質問4 一人に伝えられた情報は、必ずみんなに共有されていますか?
キーワードは笑顔・気配り・情報共有 チームの雰囲気に与えるリーダーの影響力はとても大きい

第1章 職場の人間関係 から
 人間関係トラブルへの対処手順
 ①現実に起こっている問題行動の把握 ②困った現象を防止するルール

 ④困った現象を防止するためのルールを示し、厳守を約束させる
 ⑤個別指導の実施
 根底にある考え方
 ・プロのチームであること
 ・仕事に個人的感情を持ち込まないこと
 ・チームの正常な状態に戻すことを優先すること
 ・当事者間の感情問題は、当事者に任せること
 ・当事者の言動に具体的な問題がある場合は、その具体的事由について指導を行うこと

 ストレス耐性のタイプ4分類
 第1類型 ストレスを感じにくい かつ 解消上手
 第2類型 ストレスを感じにくい かつ 解消下手
 第3類型 ストレスを感じやすい かつ 解消上手
 第4類型 ストレスを感じやすい かつ 解消下手
 ストレスとの付き合い方
 ①ストレッサーの言動は、許して忘れる方が得
 ②自分なりのストレス解消法を見つければストレス耐性をUPできる。

 上の下との板挟みへの対処
 ①上位役職者の指示の意図や長所・短所を客観的に理解する。
 ②自分の理解した内容を自分の言葉でメンバーに説明し、いったん指示に従ってもらう。

第2章 育成 から
 3つのスキル
 ①テクニカルスキル ②ヒューマンスキル ③コンセプチャルスキル
 教え方の原則
 ①準備する ②やってみせる ③やらせてみせる ④教えた結果をみる
 褒める・叱るのルール
 ①褒めるときはみんなの前で、叱る時は一対一で。
 ②事実に基づいて具体的に褒める/叱る。

​第3章 接遇(クレーム対応) から​
 クレーム対応の原則
 ①じっくりと話を聞く ②お詫び ③再発防止の約束 ④ご容赦のお願い
 接遇の3つの表情
 ①笑顔 ②真面目な表情 ③申し訳なさそうな表情

第4章 リーダーに必要な管理スキル から
 まず行うこと
 ①チームの役割の把握 ②チームの現在業務の全体像の把握
 ③チームメンバーの個性の理解
 スキル① 問題点を見つけわかりやすい企画書を作成する
 スキル② 退職者を出さない・・・退職のメカニズムを知っている
 スキル③ 勤怠の変化に敏感である
 スキル④ 上司の剛速球を上手に受ける
 スキル⑤ マニュアルを整備し、効率的に有効な業務引継ぎを行うことができる
 スキル⑥ 自分らしいスタイルでリーダーシップを発揮できる
 スキル⑦ 時短で働く期間もスタッフに上手く仕事を振れる
 スキル⑧ 適正なシフトが作成できる
 スキル⑨ 採用面接官として人の能力と人柄を見抜くことができる
 スキル⑩ 数値管理のテクニック

第5章 働き方改革 から
 残業上限規制 同一労働同一賃金ルール
 1人当たり5日間の年次有給休暇取得の義務付け

第6章 ハラスメント から
 ハラスメントに関する法の要請 パワハラとは何か
 ハラスメント対策のキーマン 人間関係トラブルへの対処

第7章 人事評価制度の構築方法 から
 チームへの貢献とは どの仕事にも質・量という側面 さらに取り組み姿勢を加味
 A 量は多いが質にバラツキがありミスが多い
 B 質は高いが継続できず量が少ない
 C 自分の役割を限定し、積極性に欠ける
 D 向上心を持ち、仕事の幅を拡大している
 チームへの貢献の大きさ= 質×量×取り組み姿勢
 人材育成ミーティングの重要性 職員等級制度を導入するメリット

最終章 から
 ・問題への対処方法を知っているのと知らないのでは大違い
 ・知っているだけではだめで、考え方を理解(保有)していることが大切



あとがきに著者が子どもの頃に母から教わった言葉が書かれていました。
とても印象深く、本質を得ていることばでしたので、コチラは是非一読後
ご自身の目で触れていただくことをお勧めしたいと考え、あえてまとめずに終わります。






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病院&クリニック リーダー心得&チームマネジメント術 医療機関の管理職・リーダーが知っておくべき50の秘訣 [ 鷲見 達郎 ]


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最終更新日  2022.03.09 18:00:08
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