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2006.09.24
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テーマ: 鉄道(25326)
カテゴリ: 鉄道
夜、「NHKアーカイブス」と言う番組を見る。
この番組は、そのタイトルのとおり、
かつて過去に放送された番組の中から要望の多いものを選んで放送する、
と言うもの。

今日の特集はずばり「SL」である!!
これは、去年7月にこの番組でSLが放送されて、
僕それを見てそのことを日記に書いたのだが(http://plaza.rakuten.co.jp/hamandeggs/diary/200507310001/)、
反響が大変に大きかったことを受けたのだそうだ。
SLに関する番組が2本放映されたのだが、そのうちの1本が
「よみがえれ貴婦人 C57-1 最後のSL解体修理」


新聞のテレビ欄を見たときに、
「絶対撮る!!」
とヒソカに叫んだ。

・・・と言うのも、前回録画し忘れたということと、
実は、この番組をリアルタイムで、
当時小学生だった僕は食い入るように見た覚えがあるからなのだ。

内容は、
1985(昭和60)年に、JR(当時国鉄)山口線でSL「やまぐち号」が走り始め、
そのSL「C57-1」の大改装工事が行われた、そのドキュメントである。

実はこれ、すでにDVDになって販売されている。
『DVD SLベストセレクション』
だけど別に買うほどのものじゃないと思っていたのでずっと保留にしていた。

去年「C62」が放送されたときは「あれもやればいいのに」と思っていたのだ。
思っていただけだけど。
でも思うだけじゃなくて行動してくれた人がいっぱいいたみたいで、
まったくありがたいことである。
そしてついにキタ!と言う感じである。


なんかNHK全然映らないんだけどどーなってるの。

復活したはいいものの
長期静態保存でやっぱりかなりくたびれていたC57-1を
いっぺん全部解体して検査しよう、と言うことになったらしく
まず山口から神戸の鷹取工場(当時)に運ぶことになった。

C57-1はシートにくるまれて貨物列車に連結されて神戸の工場に向かう。
そしてその列車を牽引するのは!コレもナンとビックリのEF65の0番台(!!)である。
こんなインサートカットにも時代を感じさせるわけですな。

修理するって言ったって
SLが全面廃止になってから20年も経っていて、
部品はもちろん、ノウハウを持っている人もすでに退職してしまっていた。
若い作業員がミスをして予備のないガラスを割ってしまったり
部品に傷が見つかって新製するしかないのに作り方がわからなかったりと
どうにも途方にくれる日々が続いたが、
国鉄OBや全国の工場からの貴重な部品や資料の提供など暖かい協力があって
C57-1は徐々にきれいになっていく。
動輪(車輪)なんか、フェリーに乗って北海道まで行っちまったのだ。
どうせやるならとことん!という、
ひたむきに愛情を注ぐ工場員の皆さんの情熱が伝わってくる。

三枝成章氏の作曲によるサウンドトラックのメロディーも美しく、
そのメロディーにのって、
ドキュメントを追いながら
C57-1の生い立ちの映像も挿入され、
貴重な映像の数々も飛び出してきた。

ディレクターは相当に好きなんだろうなぁ。
熱い思いが伝わってくる。
でも好きなだけじゃここまで作れないだろうな、と思う。

作業の様子は、
何をやっているのかとてもよく分かるアングルやカット割りで構成され、
余計な音を一切廃し、
ナレーションも、タイミングが絶妙で、文言を最小限に抑え、
淡々と、しかし事実の緊張感がダイレクトに伝わってくる。

問題・説明・過程・結果・歴史がとてもうまく構成されていて
「歴史」と「今」をつぶさに知ることができる。
とても自然に安心して見ることが出来た。

一両のSLを動かすのに、これだけの人がこれだけの手間を掛けているのだ、
ということを、今改めてじっくり噛み締めた。
もちろん、時代が時代だから、前例もないし、
これは初期の大変な時期のドキュメントであって、
今でこそ全国でSLが走って、ノウハウが蓄積されているだろうけど、
SLであることには変わりない。

SLだけじゃない。
世の中のものは、必ずしも100%じゃないだろうけど、
人の思いがこめられているのではないか。
イチローは、毎日、グラブ磨きを欠かさないと言う。
調子が上がらないときも、グラブやバットを叩きつけるなどと言うことはしないそうだ。

物を大事にしない人って、狭い世界でしか物を見れていない人なんじゃないか、
そんな人生でいいんだろうか、などということも
感じたりした。

いろんなことを見て、感じて、
やっぱり、SL、いいなぁ
と思った夜であった。





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Last updated  2006.10.01 20:00:21
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Re:NHKアーカイブス「よみがえれ貴婦人」(09/24)  
 この番組、再放送だったか録画して観ていました。そのテープも、年数が経ったのと管理が悪かったので、なくしてしまいましたが、内容はよく覚えています。
 そうですか、アーカイブで放送があったんですね。

 最近、NHKのハイビジョン特集で、昨年のC57の解体修理を取り上げていました。
 今回は、ボイラーの修理にかなり苦労されていた様子、東海道線を試運転する様子もあって、見ごたえのある番組になっていました。もちろん、録画してあります。

 中で、JR西日本のスタッフも出ておられましたが、そのひたむきな態度、尼崎の事故以来、厳しい目を向けられる会社のなかにあって、SLの修理に努力する姿には、まだ鉄道マンの魂が残っているようで、嬉しくもありました。

 予定より修理が長引き、山口線に戻るのが遅れましたが、最後の山口線を走るシーンは、「やっぱり、SLって、いいなぁ」と思いました。 (2006.10.01 21:16:59)

Re:NHKアーカイブス「よみがえれ貴婦人」(09/24)  
おれんじ号  さん
初めまして、こんばんは。書込み&トラックバックど~もです。
私もTB貼らせてもらいました。

SLいいですよね~、私も番組では感動しました。
SLの存在感は、他の鉄道車両とは別格だと思います。
(2006.10.02 22:53:53)

Re[1]:NHKアーカイブス「よみがえれ貴婦人」(09/24)  
アインス宗谷さん

初めまして。こんにちは。
書き込みありがとうございます。

本当にSLの改修工事は大変なんですね。
東海道本線を試運転するC57-1の姿、さぞかし素敵なものだったでしょうね!
本当に、SLに、鉄道に情熱を傾ける職員の皆様の熱い気持ちがあってこそ継続できるものですね。
また久しぶりにSLを見に行ってみようと思います。 (2006.10.07 08:28:21)

Re[1]:NHKアーカイブス「よみがえれ貴婦人」(09/24)  
おれんじ号さん
こんにちは!トラックバックありがとうございます!

SLはやはりあの息遣いや熱などの迫力がすごいですね。
メンテナンスは大変なようですが、長く続けて欲しいですね。
もっとたくさん走るといいなぁ、なんて思ったりもします。 (2006.10.07 08:32:18)

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