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Feb 23, 2013
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テーマ: フィリピン(1010)
カテゴリ: セブ島


せっかくセブにいるのだから、なにか資格でも取ろうかと、最近になって、

とある資格を取るために学校に通っています。

とはいえ、いまは、週に1,2回程度でありますが・・・・。

で、実は、今日は学校でテストがあり、昨日、少しは勉強しないと・・・・

なんて思っていたのですが、実は昨日、一冊の本を手に入れてしまいました!

「日本を捨てた男たち」という本で、2011年の開高健ノンフィクション賞を受賞した

作品です。

アマゾンなどで検索してもらえれば分りますが、レビューもすごく高く、

私も、以前から欲しいと思っていたのですが、今回、ひょんなご縁がきっかけで、

本を頂きました。

本の内容は、私も以前ブログで取り上げた、 「困窮邦人」 がテーマで、

作者の水谷さんが、長い時間をかけて、実際に困窮邦人や、その周りを取り囲む

フィリピン人、日本人に取材をして書き上げた入魂の一冊だと思います。

読み始めたら止まらなくなりそうなので、昨日、

「今日は読まずに、明日、テストが終わったら読もうかな~」

なんて、思っていたのですが、コンニャクのような意思の持ち主の私は

「少しならいいか~。ちょっとだけ読もうかな~」

なんて、読み始め、結局止まらず、一気に読んでしまいました。


感想は・・・・・

ただただ、すごい! のひと言です・・・・。

読んでいる間は、本当に時間を忘れました。

作者の水谷さんの卓越した文章能力もすばらしいのですが、

この取材に費やした時間や、根気を考えると、他人事ながら気が遠くなりました。


本の内容は、日本でフィリピンパブにハマってしまった、中年の男性が、

フィリピーナを追いかけてフィリピンに渡比し、女性に騙されるなり、

散財しすぎるなりして、困窮に追いやられる話しなのですが、

それぞれのストーリーもさながら、私が心奪われたのは、

その困窮邦人を無償で助けているのが、フィリピン人だという事実です。


私はたまたま、周りにいいフィリピン人に恵まれましたが、

それでも、日本人をみると、いかに金を搾り取ろうか考えているフィリピン人を

間近で見る機会にも恵まれている(?)ため、

無償で、なんの見返りもなしに、日本人を助けるフィリピン人が実在することに

感動を覚えました。


また、別の機会に書こうと思っていますが、多かれ少なかれ、私の友人達は、

フィリピン人にものを盗まれたり、お金を盗まれたりという被害に遭っています。

また、前回のブログで書いた通り、1000万円もだまし取られた方もいます。

そんな無情な面を持ち合わせながら、弱者には、無償で手をさしのべるという・・・

なんとも不思議な二面性を持ち合わせた国です、フィリピンは。

国民のほとんどが、カトリックということもあるのでしょうが・・・・。



そして、問題の困窮邦人たち。

正直、ひと言で言えば、どうしようもない弱者なのかもしれませんが・・・・。

この本を読んで分りましたが、一応、こういった困窮した邦人を助けるための

「国援法」という法律があるようなのですが、なかなかフィリピンの困窮邦人を

助けることは出来ないようです。

自分で勝手にフィリピーナを追いかけて困窮した、お馬鹿な邦人に

国民の税金は、簡単には出せないということでしょうか。

理屈では、私ももっともだと思うのですが、そのどうしようもない人達を、

日本は見捨て、フィリピン人に世話をさせているのはいったいどうなんだろうと

疑問を感じます。


以前、私が 「困窮邦人」 の記事で取り上げられた60代の女性、

彼女の話を友人にしたときに、

「でも、そうやって騙されるっていうのは、自分が結局弱いからでしょう?」

と、友人は切り捨てました。

たしかに、大半の勤勉な日本人は、そう思うと思います。

私も、正直「騙されるなんて、バカだな~」とは思いますが、

それと同時に、思うのです。いつ「明日は我が身」になるかわからないと。

果たして、「心が弱い」のは罪なのか、それで起こした失敗を、

やり直す機会は与えられないのか・・・・・


私は、若い頃、本当に脆弱な心の持ち主でした(苦笑)

結婚をし、子供を産んで育てていることで、だいぶ図太くなりましたが(^^;)

そして、私の母も弱い人間です。

つねに、なにか、心のよりどころがないと生きていけず、正直見ててイライラすることも

ままありますが・・・・。

ただ、そんな弱さを持つ人間を育ててるのが日本の土壌であり、国であるなら、

その責任を、国民全体が背負うという考えも、少しあってもいいのかもしれないと

思いました。

ただ、勤勉に生きている大半の日本人にしてみれば、たまったもんじゃないと思いますが(^^;)

途中、話しがそれてしまいましたが、本当にいろいろ考えさせられる一冊でした。

ご興味がある方、ぜひご一読下さい。

絶対に読んで後悔はないと思います。


【送料無料】日本を捨てた男たち フィリピンに生きる「困窮邦人」 [ 水谷竹秀 ]


さて、次回は、またマニラをさておき、フィリピンの宗教について書こうと思います。

ではまた(^^)/~~~




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Last updated  Feb 24, 2013 12:45:18 AM
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