楽しみのかけら

楽しみのかけら

Aug 31, 2008
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ひと月ほど前、実家の玄関に見慣れないサンダルが置いてあった。
全体が水色でまとめられ、きらきら光るプラスティックビーズの大きな花が、
足先にあしらってある。
そして、結構な高さのヒール・・・。

姪に友達でも来ているのかと思いきや、彼女本人のサンダルだという。
あれれ、あの子の母親(私の姉ですね)にしては、
思い切ったデザインを買ってあげたものだ。
と、ちょっと驚いた。
デザインもそのヒールの高さも、小3という姪っ子の年齢からすると、

珍しいじゃないかと、母に尋ねると、
どうやら姉にとってもそのサンダルを買ったことは、不本意だったらしい。

大きくなった姪の足にあったサンダルを買う必要は、もちろんあったのだけれど、
ヒールが低く(なくてもよいくらい)、
安全で、
シンプルなデザイン(でも野暮ったくない)
姉の、母親として履かせたい条件のサンダルが、近場で見つからなかったのだそう。
けれども気温はぐんぐん上昇し、学校から解放された後に、
暑苦しい運動靴をいつまでも履かせるわけにもいかず、
急いで購入した代物なのだそう。
姉もなかなか忙しく、ここならありそう・・、という目当ての店にまで、


ちょうど私がそのサンダルを見た日、姉はようやく時間がとれたらしく、
自分の娘に向かって、
「こんなちゃらちゃらしたサンダルで神社や公園で遊ばれたり、
滑りやすいスーパーなんかに履いていかれたら、危なくってしょうがない。
ちゃんとあんたの行動と、年齢にあったサンダルを見てくるから。」

姪は、もちろんブーイングの嵐。

そりゃあだって・・・・。
ちゃらちゃらしてると親が思うほど、彼女にとってはおねえさんの雰囲気が漂う、
すてきなサンダルなのであって・・・。
手に入れたオトナなアイテムを履くななんて・・・。
ねぇ?

まあ、でも確かにね。
姉のいうとおり、私が見てもちゃらちゃらしたサンダルではあった。
ふだん見かける姪の服装に合わせても、そこだけ浮き立ってしまうだろう。
私はちょうど帰るタイミングだったので、その後はどうなったか知らない。
彼女のすらりとした健康な脚に、ふさわしいサンダルが見つかっているといいな。

子ども達の夏休みの終わりの日、ふと、そんなことを思い出した。





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Last updated  Aug 31, 2008 10:02:33 PM
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