栃木の花旅

栃木の花旅

2010.01.23
XML
カテゴリ: その他の栃木県
佐野市田沼町の三床山(みとこやま?)に初めて登ってきました。

以前、「はなはなさん」のブログを見て以来、ずっと気にはなっていたのですが、登るチャンスがなく、数年越しの念願がようやくかないました。

「どこかいいとこないかな?」という夫の言葉に、「では・・・」と薦めてみると、「360度の見晴らし」という言葉に即 乗ってくれました。

かなり急な山のイメージなので、山経験の豊富な Izさんご夫妻とNちゃんを誘いました。
同行者5人の誰も知らない初めての山、県内に住んでいて、結構な山にも登っているIzさんも聞いたことがないというマイナーな山なのです。

仙人が岳に行く時にいつも通っている道の途中だし、田沼の庁舎にも近くて我が家からちょうど 1時間で登り口の鹿島神社にたどり着きました。 こんな近くにある山だったのね、という感じです。

鹿島神社の左に登山道の標識がちゃんとついていて、というか、山全体に標識やら色とりどりのテープがたくさんついていて、初めて行ってもまったく迷いようもないようなちゃんとした山なのでした。(どうして今まで知らなかったか不思議なほどです。)

登り始めはなだらかな里山で多少の倒木はありましたが、サカキの多い、登りやすい穏やかな雰囲気の道でした。

ところが 20分位たった頃からかな?登山道は急に角度を上げて、言葉通りの「胸突き八丁」の登りになりました。

急な登り.JPG

すぐに息があがってしまい、いつも元気なNちゃんでさえ途中でへたり込んでしまうほど・・・。
「いやあ、心臓止まるかと思った・・・!」
心臓が止まってしまっては困るので、途中の岩場で一休み。

3本のバナナを5人で分け合って、元気が出たところで最後の登りに挑みました。
どうしてロープが付いていないのか、と思うくらいの急さですが、両側に適当に木が生えていて危険を感じることはありません。

程なくたどり着いた「三床山」山頂は思ったよりも広々としていて、気持ちの良いところでした。

三床山-1.JPG

山頂まで休みを入れてちょうど 1時間。 334.9m という標高のわりに見晴らしの良い山です。
山頂にある小さな祠がてんでばらばらに置かれているのですが、それぞれの祠を建てた村の方向を向いているのだそうです。 納得!

一休みの後、次の山、二床山に向かって一度下ります。

この下りがまた急でびっくり! 下りの得意なNちゃんは今度は元気にスイスイ下っていきますが、私は下りが大嫌い・・・。今度は付いていて良かった、と思ったロープにリュックが絡んでしまって、最後尾で一人もたもたしてしまいました。(でも、誰も見ていなくて良かった!)



三床山-2.JPG

40度以上あるんじゃあないですか?

二床山(320m)でお弁当にしましたが、時折吹く西風が冷たくて、温かいラーメンやワンタン、それに食後のコーヒーがおいしかったこと。

三床山の登り下りを終えてからは適度に登ったり下ったりの繰り返し、時には平らな尾根歩きもあって、さあ、最後は一床山だけと思ったら・・・ムムム、何と再び目の前に立ちはだかっているのはさっきの三床山以上かと思う急な岩場・・・。

でも、距離がないから大したことはないか・・・と登りはじめてみると 「何、これ~!」というような急な斜面。 仕方がないからもう笑いながら登ってしまいました。


そして、この一床山の見晴らしは最高! 頑張ったご褒美なのですね。

富士山、浅間山、赤城山、そして、新宿副都心まで。 もちろん近くにはお馴染みの大小山や年末にはじめて登った葛生のアド山がはっきり分かって・・・いやあ、とっても気分のいいところです。

最後はもう急なところもなく、足利の天狗山のような雰囲気の登山道を下って再び鹿島神社に戻りました。

途中の休憩とお昼の時間を入れて、3時間20分。 冬の日の短い時に遊ぶのにはもってこいの山です。 

急登あり、岩場あり、山頂の見晴らしは360度・・・そして、春になれば、セツブンソウの自生地もあるといいます。カタクリ、アカヤシオも咲くというのですから、「一床、二床、三床山」・・・もっと、宣伝してもいいように思いました。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2015.05.31 12:44:16
コメント(7) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: