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2023.09.16
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カテゴリ: おすすめ図書

自分の「声」や「言葉」が相手に「届かない」、「届けられない」ことへの虚しさや孤独、 喪失感を味わい、苦しくて苦しくて苦しい。
それでもどこか胸の奥深くに残る一冊を紹介したい。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

52ヘルツのクジラたち (中公文庫 ま55-1) [ 町田そのこ ]
価格:814円(税込、送料無料) (2023/9/16時点)



「52ヘルツのクジラたち」
クジラは、海の中で周波数で鳴き、仲間と会話をしながら生きている。
この52ヘルツという周波数。それは、他のクジラが聞き取れないほどの高い周波数と言われ、 世界で一頭だけとされている。
同じ人間として生まれ、存在しているのに、存在していないかのように扱われ、自分の人生を 家族の奴隷かのごとく捧げて生きる主人公・キナコ。
誰にも届かない、届けられないキナコの「52ヘルツの心の声」が届いたのが、アンさんだった。
その後に巻き起こるさらに衝撃で、かつ少しサスペンス的な要素で物語は進んでいく。


相談に乗っていたはずが、当時の自分を嫌でも思い出し、必死に励ましているうちに、意外と 自分も励まされるだけでなく、自分の感情が整理されていて、なぜか腹落ちできたという経験。

自分を 客観視でき、気持ちの整理をできるのが、同じように悩んでいる人の相談にのることだと思う。
まさに、この本を読みながら、現実社会が抱える問題をリアルに体験している ような感覚になり、同じような感情を再体験しながら、気がつけば自身の原点に戻っていた。
もしかすると、目を背けたくなるほどの壮絶な彼女の人生が、重くのしかかるかもしれないが、 自分の経験が目の前にいる大切にしたい人のために働き、「届かない」もどかしさが「届いた」 時の幸福感を感じることができるのではないだろうか。

今、あなたに降りかかっている出来事が、
悩んでいることが、
実は人を救うチカラになるのかもしれない、
そう思わせてくれた

生きる希望

忘れかけていた「信じる」勇気を
思いださせてくれた




人のあたたかさを感じられなくなったときに読んでほしい、
そんな一冊です。


––––– お買いもとめは  楽天ブックス  から。
52ヘルツのクジラたち (中公文庫 ま55-1) [ 町田そのこ ]






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最終更新日  2023.09.21 23:50:33
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