ぽんたこ@ むにょ~な日々

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五体不満足

五体不満足 乙武 洋匡/作 講談社青い鳥文庫



 「五体満足であれば・・・」生まれてくる子供に,親なら誰しも思うことです。
 しかし,作者である乙武さんは,両手両足がないという障害を持ってうまれます。
 障害者であっても,乙武さんは普通の幼稚園・小中学校・高校そして,早稲田大学へと通います。
 乙武さんの周りの子供たちも最初こそとまどうものの,「障害者」として接することなく,友人となっていきます。

 周りの人々の理解・協力・友情・・・。
 学校の先生の考え方もすばらしく,生徒たちへの指導も見事でした。
 何より,両親が素敵です。障害がある息子を健常者と同じに接し,振舞ってきたのです。決して嘆き悲しむことなく,「障害者=特別」という,考えを全く持たなかったのです。
 このような,両親のもとに生まれてきた乙武さんは,とても幸せだと思います。

☆日本では,障害者と接する機会があまりありません。
 「障害者=特別」という気持ちを拭い取り,健常者となんら変わりなく友達になりたいものです。

 あとがきの「障害があることは不幸なことではなく,不便なだけ」という一節は,まさにそのとおりだと思いました。



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