2004年09月01日
XML
フリーでライターになろうと思ったのは、ある日記サイトで書いていたエッセイ風の日記の読者が結構多くなって、
「物書きになりなよ!」なって言ってくれる人が多かったから。
昔から、文章を書くのは好きだった。まだメールも携帯なんてていうものも無かった私の学生時代。
私は友達から手紙魔と呼ばれていた。旅行に行ってもどこに行っても、
いつもはがきをや便箋を持ち歩き、暇があると手紙を書いては手当たり次第出していた。

結婚して、だんなの親との同居生活が始まると、私が思っていなかったことが起こった。
私は、私としてではなく、「だんなの嫁」としての存在しか与えられなかった。
「お前は家に嫁に来たのだから、親の言うことを『ハイ、ハイ』と黙って聞いて、そのとおりやっていればいい。口答えはするな」と言われた。
実際は、口答えどころか自分の感想を言うことさえも取り上げられてしまった。

私が言うことや思うことは、そんなに常識はずれで間違ったことなのだろうか?と自問自答する日が続く。その中で、何を正しいと信じて子どもを育てていけばいいのかもわからなくなっていた。
そしてある日、私は新聞の読者投稿欄に投稿をすることをした。
話題は、本当に何気ない日常の風景をつづったものだった。
だけど、何気ないことにとても季節感があふれていて、私にはとってもきらきらと
輝いているように感じた出来事だったので、その感動を他の人にも感じて欲しくて、私は新聞社へ投稿してみることにしたのだ。
すると、翌日新聞社から採用の連絡が来た。
数日後、私の書いた文章は、殆ど手直しされることもなく、朝刊の片隅を飾っていた。
その時の感動が忘れられず、事あるごとに原稿を書いては新聞社に投稿をする日が続き、
私は読者投稿欄の常連になり、月間賞も頂いた。
しかし、「もううちのことはネタにするな」という夫の一言で、新聞投稿の日々はあっけなく終わりを迎えた。

その数年後、覚えたてのインターネットで日記サイトの走りのようなサイトがオープンすることを知り、私は開設初期メンバーととして登録をして日記を書き始めた。


あれから、私は毎日のように書き続けている。
最近は、ライターと胸を張れるような仕事が少なくて、
企業の顧客向けのサイトやメルマガの原稿を書いたり、
編集長みたいに、ライターさんの原稿に赤を入れたりする仕事が多くて。
私って本当にライターなんだろうか?と疑問に思うことも多い。

だから、出来ればこれからも毎日、いろんなことを考えて、
それを私なりの文章にして、いろんな人に伝えて行きたい。

ライターという職業は、今まで生きてきた私の軌跡の全ての事柄を、
余すことなく活用して、しかも、時間という砂と一緒に、一瞬のうちに手のひらから零れ落ちて、
記憶のかなたに追いやられてしまいそうな、本当に小さな出来事たちに、もう一度命を吹き込んでやれる、唯一の仕事だと思うから。

私が今まで生きてきた証だと思うから。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2004年11月03日 09時58分30秒
コメント(0) | コメントを書く
[フリーライターのつぶやき] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

晴れママ

晴れママ

カレンダー

コメント新着

chevy1817 @ Re:美しき日本?美しき国会?なんじゃそりゃ!?(02/20) 議院は所属する政党に行動を制約されてし…
chevy1817 @ Re:毎週末、夫婦でデートが恒例行事に♪(01/28) たとえそれが日常品のショッピングでもい…
チャーリー@ Re:あけましておめでとうございます!(01/05) 今年もよろしくです。 すごく楽しそう…
chevy1817 @ Re:あけましておめでとうございます!(01/05) 初詣が新年早々のデートとなってよかった…
KOPPE1966 @ Re:あけましておめでとうございます!(01/05) 謹賀新年です。 私は、今年も(?)、初…

バックナンバー

2026年10月
2026年09月
2026年08月
2026年07月
2026年06月

© Rakuten Group, Inc.

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: