2005年06月26日
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カテゴリ: エッセイ



我が家には小さな庭がある。

ここに引っ越してきて6年が経ったが

全くといって良いほど、庭の手入れをしてこなかったので

一念発起して、芝生の手入れを始めた



在宅で仕事をしている私だが、平日はそれなりに忙しくしているので

比較的仕事を抑えている土日に、自分なりのペースで手入れをすることにした

手入れを始めると、少しずつ青さを取り戻していく芝がうれしくて

平日でも、ちょっと暇が出来ると庭に出るようになった




強い日差しが照りつける庭先だが

どこからか鳥が運んできた種から芽を出した木が

6年の間にそれなりに大きくなり

テラスには、程よい木陰が出来るようになった

その木陰で気持のいい風に吹かれていると

どこかで、甲高いピーピーピーという小鳥の啼き声がする

すぐに啼き止むのだが、またすぐに始まる・・・

しばらく聴いていて、それが殆ど一定の間隔であることに気がついた

そう、親鳥が交互に餌を運んでくるので、その度に甲高い声で啼いているのだ

気をつけて聴いていれば、庭に面した我が家の居間でも、

その鳴き声はしっかりと聴くことが出来た





我が家から、東京の都心まで電車で30分の距離

いわゆる下町なのだが、私が子どもの頃から比べたら

随分自然がなくなってしまった

そんな環境の中で、これだけ頻繁に小鳥に餌を運んでくるのは

かなりの重労働だろうと思う





それだけ頻繁に運ばなければ間に合わないのも事実なのだろう

しかし、一体どこに巣があるのだろう?

毎年啼き声はしていたのだが、巣の場所は分からずじまいだったのだ



今年は、我が家の前の大きな木の枝を先日落としていたので

比較的視界も効くので、よく探してみると・・・

前の木造のアパートの屋根裏に巣を作っているらしい

すずめの2倍位の、余り見かけない鳥が

サーッと飛んできて、アパートの屋根の端の雨どいに止まったと思ったら

そこから、屋根の隙間にスッと入り込んで行った

すると、小鳥の鳴き声はピークに達して、少し収まる

その直後、また同じところから親鳥は外の雨どいのところに現れ

また、餌を求めて飛び立って行く

オスもメスも、交互後に休みなくそれを繰り返している


夏至を迎えたばかりで、夜明けが早いこともあり、

私が目を覚ます頃には、小鳥はもうピーピーとやっている

そして、陽が傾いて、影法師が背比べを始める頃まで

繰り返し繰り返しそれは続けられるのだ

その忍耐力は、人間のそれの比ではない



確かに子育ては大変だ

でも、あの鳥たちの勤勉さに比べたら、私のそれはまだまだだと思う

あんな小さな鳥でさえ、あんなに一生懸命子育てをしているのだ

私も頑張らなくちゃいけないな~・・と

小鳥たちのピーピーを耳にするたびに思う









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最終更新日  2005年06月26日 18時58分29秒 コメント(2) | コメントを書く
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