2006年07月25日
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カテゴリ: これはお勧め!
今日の市立病院は、とてつもなく待たされた。
受付の方も驚くぐらいに、異常な混雑ぶりだったらしい。

そのため、午前中に受付けしたにも関わらず、
受診して、検査を終えて
それから買い物をして帰宅したのは午後の3時近くになっていた。

我が家のマンションは、オートロックになっている。
普段なら、3時ごろは、下校した小学生などが順番に
玄関のドアを開けて入っていくのだが、
夏休みを迎えたせいか、玄関ホールは閑散としていた。


どこかで見覚えのある少年が、私について入ってきた。
たしかうちのマンションの子だったな~、と思ったので
私はそれ以上その少年のことを気にも留めず、
メールボックスに寄って、郵便物を出してから自宅に向った。

すると。。。
さっき玄関ホールで一緒に入ってきた少年が、
今度は向こうから歩いてくる。。。
見たところ、小学校の低学年くらいだろう。。。
友達の家でも探しているのかな?と思ったら、
かなり不安そうな感じで、今にも泣き出しそうな顔つきだった。

私が、その少年の前にしゃがみこんで

一気にこぼれてきてしまったようで、泣きじゃくりながら
「お家の人が居なくて家に入れないの」といった。
もじもじとした感じから、トイレに行きたいのだろうと思ったので
「トイレに行きたいの?オバサンのうちのトイレ貸してあげるからどうぞ」
とうちの玄関を開けて招き入れた。

ようやく泣きやんで、大きく深呼吸をした。

私は少年の名前を尋ねると、なんとお隣の息子さんだった。
このマンションに越してきたときは、小さな赤ちゃんだったのは
覚えているんだけど。。。こんなに大きくなっちゃったのね・・・。
小学2年生で、いつもは6時まで学童保育にいるのだが、
今日は2時に家の人が迎えに来ることになっていたらしい。
しかし、迎えに来なかったので、一人で返されたらしいのだ。

お家の人の連絡先を聞いてみたが、わからないという。
いまどきのご時世、オートロックとは言え
マンションの廊下に誰が歩いているかわからない。
私は、お隣の玄関に、坊やをうちで預かっている旨の手紙を挟みこんで
少年には、お家の人が来るまで、うちで一緒にいようねと話をした。

なんせ、こんな小さな子の相手をするのは久しぶり。。。
中学2年のゲーマーの息子は家にいたものの。。。
話を聞くと、我が家ではやらないようなゲームで遊んでいるので、
うちのゲームは何を見てもわからないという。

あまり人付き合いのよくない我が家の息子は、
少年に合わせて遊んでやる気は一切ないらしく、
自分のやりたいゲームをさっさとはじめてしまい、
何を言ってもろくに返事もしない。

こんな様子じゃ、小さなお客様は不安だろうと思い
「ジュースか麦茶でも飲む?」と聞いたが、
緊張しているのか、膝を抱えてソファーにじっと座っている。

しばらくして、お隣の様子を一緒に見に行ったが、
やはりお留守のままだった。

私は、もうすこし少年が落ち着くのを見計らって、
普段どんな遊びをしているのか?
どんなことがすきなのかをさりげなく聞いてみた。
すると、そのこは恐竜がすきで、アンモナイトの化石も持っているという。

「じゃあさ、トリケラトプスとか知ってる?」と聞くと
「知ってるよ。えっとね、こんな感じの首でね、、、」と、
目を輝かせて、手振り身振りで説明してくれる。
それだけではなく、自分が持っているアンモナイト以外の
恐竜の化石の話も聞かせてくれた。

しばらく、恐竜の話をしていたが、私がそれほど詳しいわけではないので、
会話が続かず・・・・。

少年は、また黙って息子がゲームをしているのを、じっと見ていた。
「君もやってみる?」と息子に声を掛けられても、
ううん、と首を横に振るだけだった。

私が、
「足もっと伸ばしてゆっくりして良いんだよ~。
普段6時にお迎えなんで、もしかしたらその時間まで
お迎えにこられないかもしれないから
それまで待ってるのに疲れちゃうからさ」というと。
少年は「うん」とうなずいて、足をゆっくりと伸ばして、
ソファーに寄りかかるようにして、息子がゲームをやるのをみていた。

それからしばらくして、ふと見ると。。。。
少年は軽く寝息を立てて眠っていた。
きっと、不安だったり、知らない人の家に上がって緊張したりして
疲れてしまったんだろう・・・。

そこで、私は、少年が所属している学童保育に電話をして、
少年のお宅の方に、少年をうちで預かっている旨を伝えてくれるように
連絡した。

もしかしたら、6時に学童にお宅の方が迎えに行って
少年がいないと心配するかもしれないと思ったからだ。
しばらくして、学童から連絡が入り、少年のおばあちゃんに
連絡がついたので、うちにいると伝えてくれたとの事だった。

その後、おばあちゃんから電話があり、
少年が目を覚ました頃、おばあちゃんがお迎えに見えた。
少年は、おばあちゃんの顔を見てほっとしたのか
笑顔で「ありがとうございました」と私にお礼を言ってくれた。

マンションに暮らしていると、お隣とっ言っても、レイアウトなどの関係で
玄関の向きが違ったりして、顔を合わす機会もあまりない。
今回、こんなことがきっかけではあったけど、
お隣の方と話をする機会を持てた。

そういう意味で、私は小さなお客様に感謝をしている。

「またなにかあったら、オバちゃんの家に遊びにおいでね、
オバちゃんも、君に負けないくらい恐竜の名前を沢山覚えて
置くようにするからね」そういうと、少年はニッコリ笑って
「うん、わかった」と言って、「バイバイ、またね」と帰っていった。










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最終更新日  2006年07月26日 00時00分13秒
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