香味日記

惜しまれつつ2005年を最後に引退したMorey-Saint-Denis の伝説の生産者。インポーターは、金井屋（千商）。今回のボトルは、契約倉庫で立てた状態で保管していたもの。この銘柄の2001年を試すのは初めて。コルク上部は、お決まりの黒カビ（2001年は特にひどい印象）。コルクの状態があまり良くなく心配したが、一口テイステイングすると雑味もなくキレイに熟成していて一安心。2000年のような緩さもなく、2002年よりも柔らかさがあり、2004年よりも果実味が残っている。この生産者特有の熟成香ムンムンの旨味あふれる素晴らしい仕上がり。ほぼ熟成ピークの味わいで今飲んで最高に旨いが、当面はこの状態を維持するように感じる。傑作。