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そんな気まぐれを起こした今日のメニューは、男のロマンの塊、「とんかつ」だ。豚肉を丁寧に筋切りし、完璧な厚さに叩き、サクサクの衣をまとわせる。
ジュワァァァ…
黄金色の油の中で、豚肉が最高の音を奏でる。キッチンに充満する、暴力的なまでにおいしい香り。完璧だ。完璧なきつね色の、最高の「俺のとんかつ」が、今ここに爆誕した。
炊き立てのご飯。千切りのキャベツ。そして、主役のとんかつ。ソースをとろりとかけ、いざ、箸を手に取る。
「いただきます!」
まさに、その瞬間だった。
隣の部屋から、微かに聞こえる「ふぇ…」という声。気のせいか?いや、気のせいじゃない。その声は徐々にボリュームを増し、最終的に「オギャーーー!!」というMAXボリュームのギャン泣きへと進化を遂げた。
嘘だろ…。
なぜわかるんだ。親が、心から楽しみにしていた食事を、まさに口に運ぼうとするその瞬間を。赤ちゃんに搭載された「親の食事タイミング察知センサー」の精度は、もはや軍事レベルだ。
僕は、湯気を立てる最高の相棒(とんかつ)に無言で別れを告げ、ミルクを作るためにキッチンへとんぼ返りした。
ミルクを飲ませ、げっぷをさせ、寝かしつけ…。一通りのミッションを終え、ようやく食卓に戻ってきた時、そこにいたのは、衣がしっとりと湿気を吸い、すっかり冷めてしまった、かつて”最高の相棒”だったもの。
…うん。冷めても、まあ、美味いよ。美味いんだけどさ。
俺が食べたかったのは、これじゃないんだ…ッ!(´;ω;`)
親の食事を的確に邪魔してくる、お子さんの「空-腹センサー」発動エピソード、ぜひコメントで共有して、傷を舐め合いましょう…。
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