☆はる☆の楽天日記☆

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2011.06.06
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カテゴリ: 【光合成日記】
2005年3月14日 


1991年1月17日
湾岸戦争が始まったその日
高校2年生だったわたしは、学校をさぼってひとり家にいた。

「戦争が始まりました」
歴史の教科書の中にしかないと思っていた戦争が、いま「はじまった?」って。それはほんとうにショックだった。

うちの家はわたしが8歳の時に両親が離婚して、
当時は母と兄の三人暮らしだった。
10才からその日まで、兄と母から暴力を日々受けていた。


体中に青とか紫とか赤とか黄色とかのアザができてて、めっちゃカラフルなわたし。

でも、虐待されていることをずっと誰にも言えなかったの。
自分が悪いから殴られると思いこんでいるから、それを人に言うのが恥ずかしい。
ずっと自分が悪いから、殴られるのだと思ってた。
自分が生まれてきたことが、みんなに迷惑をかけてしまってると思ってたんだ。


それでもやっぱり、そんな日々には耐えられなくって、
自分が死ぬか、兄を殺すかということを考えつづけてた。

でも、戦争が今もまだあって、この瞬間にも死んでいる人がいることを知ったときに、
わたしにも何かできることがあるんじゃないか?って思ったの。


そのとき、声が聞こえてきた。
「本当の世界を見なさい」って。


本当の世界を見ることをテ-マに生きているの。

死ぬくらいなら死ぬ気で生きてやろうと思って、その日に家を出たんだ。



家を出たからと言って、7年間も抱えてきた恐怖や
暴力にさらされる日常がすぐに癒されるわけがない。
耐えきれなかったわたしは、知らないうちに


10才から17才までの間の、
家を出るまでの記憶が抜け落ちていた。


こころの奥底の深い部分に追いやって
ちいさなわたしの涙も一緒に厳重に鍵をかけていた。

それでも時折、過去はわたしのところにやってきて
爆弾を落としてゆく。


それをひらく決意をしたのが2000年のこと。

曇りなき瞳でわたしをみつめるあるくのことを
それ以上のまっすぐな瞳で見つめ返したいと
そう思えることができたから。


わたしは愛する子どものために過去の扉を開いた。
少しずつ、すこしずつ・・・


兄から暴力を受け続けてきた私は
その一方で私のことをとても大切にする兄のギャップに苦しみつづけていた。
最近になってようやく理解することができたよ。
兄は、私のことが嫌いで殴っていたわけじゃない。
兄は不器用に私のことを愛していたんだろう。


愛しながらも憎んで、むちゃくちゃな家族の中で彼自身も苦しんで
どこへもやれない想いを、私にぶつけていた。


抱きしめ合うことを知っていたらよかったね
私たち家族は。
触れあうことを、あまりにも忘れていたんだよね。



ある時、瞑想をしていて知った。

私を殴りつづけていた心の幼い少年は、天流川の中にいると。
天流川を慈しむことで、あの日の兄に愛情を送ることができる。
愛する心は、時を越えるから。

私にたくさんのことを教えてくれたお兄ちゃん。
私がここまで来れたのは、地獄の日々を通り抜けたから。
母とも、兄とも、もう何年も会っていないけれど想いを送ろう。
ありがとう。ごめんね。つらい思いをさせて。

こんなに素敵なところに連れてきてくれて、ありがとう。
お兄ちゃんも、お母さんも、幸せに生きてね。
私は、ほんとうに幸せだから。





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Last updated  2011.06.06 10:51:24
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