読書備忘帖

読書備忘帖

2010.05.24
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カテゴリ: 評論・思想・時事
長く著者のゴーマニズム宣言の動向を見て来たが、「よくぞここまで」というのが率直な感想である。小林氏の「卑怯」をいち迅く嗅ぎつける感覚は、矢張り氏の「もののあはれ」と表裏を為すものである。そして、世の卑怯や賢しらと烈しく闘ってきた「直き心」は、大東亜戦争を真直ぐに仰ぐことで、遂に至尊へと辿りついた。この著者の言論活動は、どこか林房雄を髣髴とさせる。真直ぐであることは、実は、口で言うほど簡単ではない。必死懸命の努力は元より、何よりも勇気を必要とするのだろう。この著者の登場により、我が国の言論界は矢張り大きく変わったのだと思う。本著は、特に原武史氏の隠微な言論をきちんと暴露した点、或いは、東アジア情勢から聖徳太子の御徳業を精確に描いている点が素晴らしい。神話の記述となるとどうしても若干幼くなるが(神話を「描く」ということの難しさである)、そんなことは本著の瑕疵とはならない程に、我々が長く忘れている真直ぐど真ん中剛速球の心とは如何なるものであったかを見せ付けられるのである。B

天皇論





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Last updated  2010.06.13 04:21:44


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