読書備忘帖

読書備忘帖

2010.12.14
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立原正秋という小説家が執心したやきもの、正統的芸術的といえようが、その鋭敏な審美眼には何かが欠落している。何であろうか。どこか閉じている、やきものというもの、それを使い、或いは作って来た者、その歴史への懐かしい愛情といったものか。窯元探訪はよいが、「この地に旨いものはひとつもない」などと書けてしまう美食家である。我が国陶芸の草創の、数寄ものたちの勇躍やふかふかとした気分は見過ごされている。矢張りリアリズム。E
やきものの美を求めて 名碗「紫匂ひ」をめぐって (ランダムハウス講談社文庫)





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Last updated  2011.01.28 05:20:16


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