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麻耶里樹

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2005年11月01日
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カテゴリ: 演劇
夢のような時間が過ぎ去った。

稽古の間はいつかこの時間がなくなってしまうことなど考える暇もなく、ただ素晴らしい舞台を作り上げることに必死だった。
クリエイティブな現場は楽しい。
大勢で一つのものを作り上げる喜びがある。
だけど、いいことばかりじゃない。
辛いことがあったからこそ、喜びがあるし、達成感を感じることが出来る。

本番当日、カーテンコールで踊っているとき手拍子をもらった。
客だしのために客席を駆け抜けてロビーへ出るとき、わあっと歓声をあげてくれた。

涙は出なかった。

公演2週間前まで私自身はどん底にいた。
こんなんじゃダメだと繰り返し頭の中で響くのに、何がダメなのか分からない。
メンバーが悩んでいても自分に必死で気遣うこともできない。
演技が変わらない。
なのにあれほどイヤだった妖精の衣装(衣装さんごめんなさい)を着たとたん、何かが吹っ切れた。
「やるしかないじゃん」って。

それから演技(というか舞台での立ち方)をほめてくれる人が増えた。
「今のよかったよ」「思い切った演技だったね」
そして「ここをこうすれば?」なんてアドバイスも。
きっと少しだけでも演技が変わったのかな?

でもそれが自信につながった。

あの舞台での感動をきっとずっと忘れない。
かけがえのない仲間、そして時間を。

もしかしたら「さぬきシェイクスピア」は今年で最後?というウワサもある。
だけどこの素晴らしい香川の芸術文化をここで終わらせたくない。

そのために人生をかけてもっともっと演劇に関わっていこうと思った。





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Last updated  2005年11月01日 22時28分23秒
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