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麻耶里樹

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今日見たのは山の手事情社エクストラ公演『ひかりごけ』です。

目黒にあるダイニングレストランでの50名限定公演。友人が誘ってくれなければ観ることが出来なかったでしょう。
ホントありがとうございます!

会場についたらさぬきシェイクスピアでお世話になった山の手事情社の小笠原さんに遭遇。
客入れしてたんで会うのは当然ですが。
「また(香川から)でばってきたの?」と驚かれつつ中へ。

会場は普通のアジアンレストランという感じ。
大きなテーブルが一つとそのまわりを囲むように椅子が置かれ、四人がけくらいのボックス席が数個。
「え?どこで芝居をやるの?」と思っていたら役者が大きなテーブルの上へ。


出演は山の手の俳優、倉品さんと山の手事情社が五年前にワークショップで発見した逸材といわれる妙齢のご婦人方三名。

山の手演出家、安田さんの「うちの俳優にしちゃえばいいじゃん」との言葉で今回がプロデビュー公演になるそうです。
すげ~。

内容は戦時中に難破した軍人の船乗りが四人、食料がない生きるか死ぬかのせとぎわで、先に死んでいった仲間の肉を食べて生き残り天皇のために忠義をつくすと主張する船長と、道徳をつらぬきまっとうな日本人であろうとする部下たちの葛藤を描いた物語です。

スタッフとして客入れをしていた俳優さんのほのぼのとした雰囲気からは想像できない緊迫感。
どこかの訛りで語る台詞がさらに迫力をあおります。
私は「西川」役だった役者さんに心を持っていかれました。
彼女はまさしく徴兵されたのであろう村の男でした。
女性には見えない。
四畳半で動きをとめているからなのか、それとも実力なのか。
柔らかい動きが一切ない。

こちらは検事と被告人の船長とのやりとり。
死の淵をさ迷ったことのない検事に何がわかるのか。船長ばかりでなく、おそらく観客もそう思った瞬間。
だってさ、生きるために死んでしまった仲間を糧にするのと、お偉いさんのエゴのために罪のない人を殺すのとどっちが道徳を無視した行為なのかな?
忠義をつくせば何してもいいのかって話でしょ?
戦争=無差別殺人なのに兵隊は誰も罪に問われない。


…などなど、いろいろ考えさせられる舞台でした。

終了後、安田さんや出演者の皆さんと話せたのですが、あれだけの実力がありながら、自身の演技にとても謙虚で、怒り叫んでいたあの気迫からはほど遠い温かな空気をもった方々でした。
いつか一緒にやりたいわねと言ってもらえたので、あの演技に負けない実力を身につけなければ!

今度はなんと韓国で公演するらしい。
韓国版ポスターがありえないデザインになっていたけれどそれもご愛嬌ということで。
倉品さんは「食品」さんと書かれてたりね。誰よ?(笑)

さて、香川に帰ったらバイト先に直行しなきゃ。
というわけで今から寝ます!
乗り過ごさないように気をつけないと。





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Last updated  2006年04月23日 20時13分29秒
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