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ちょっと読書に熱中しておりましたぁ♪小さい頃、大好きだった『南総里見八犬伝』。たまたまネットで見つけて「面白そう♪」と思って買ってしまいました。全四巻。挿絵もついていて、字も大きくルビもしっかり打ってあり、とっても読みやすいの。あっという間に読んでしまいました。(^o^)/それでも文章は結構しっかりしてる。"子供向け"というにはもったいない。勉強になりました。そして今度はいよいよ、全文に挑戦したいと思っています。(*^-^*)滝沢馬琴が書いたのは106冊。現在の文庫にすれば、約10巻だそうです。しかし原文のままは、とっても読みこなせないと思うので、現代語訳に直した上下2巻の分を読んでみようと思うのであります。いやぁ、しかし、これ、面白かったよ♪ちょっと前、TVでタッキー主演でやってたけど、ほぼこれと同じ筋立てでした。なにしろ「八犬伝」は長いので、ストーリーも色々にアレンジされています。(昔々の、真田広之と薬師丸ひろ子主演の映画も面白かったなぁ)なので、私はどれが原作に忠実なのか知りませんでしたが、原作を知るには結局、原作を読まなきゃダメってことで(笑)。改めて、登場人物たちがかっこいいです。だいたい綺麗なキャラに人気が集まるんでしょうね。犬塚信乃とか、犬坂毛野とか。どっちも"女装"してるし。あ、ちなみに紫野ちゃんの名前は、ここからつけたのではありませんです。が、何となくシンクロを感じてしまう★信乃は双刃の遣い手だし、毛野は妖艶でとっても身軽。うひゃひゃ☆どうしようもない作者だねぇ。滝沢馬琴自身、ちょっとホモセクシャルな匂いをさせるのが好きだったみたいで(この時代に人気もあったのか)、原作はそういう匂いプンプンだそうです。"色気"というスパイスは、今も昔も必要だってこと! (あれ、ちょっと違うか~^^;)この本のイラストをお描きになっている山本タカト氏の絵がまた素敵でして、私なんぞはすっかり、犬山道節の虜でございます♪道節さまと毛野ちゃんが、またちょっといい組み合わせなんだわ。最後には、二人仲良く仏像に眼を入れたりしてね◎キャ♪私の中では、勝手にカップル。いひひ。。。想像をはばたかせてくれる芸術作品は、いいですね~☆★楽天ブックスでどうぞ。 ★こんなものまである! ↓お手数ですが、励みにポチッ☆とよろしくお願いします。m(__)m私は毛皮製品を買いません! 皆で動物たちの『命』を愛しみましょう。
2007年01月11日
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『眠狂四郎無頼控』新歌舞伎座?落とし公演まずは、舞台公演にしちゃあ高すぎでしょガクトさん。まあこれも自信の表れかもしれんけど。たしかに高くても席結構埋まってるし、現にわたしも行ってるけど(--;でも、やっぱ、高いでしょ。まあそれでも思ってたよりは、よかったわ。どっちかいうと、全体的なセンスが昔ながらの商業演劇っぽかったけどね。いくら映像とかを最新技術で演出してみても、芝居は誤魔化せないですぞ~セリフとか、テンポとか、舞台の使い方とか、はたまた暗転のタイミングとか。そういうセンスが、いまいち若者らしくなかった。おかげで、お年寄りにもよくわかる芝居になってはいたけどね。(原作が原作ですから、『水戸黄門』っぽくても仕方ないのかも。悪代官やそれとつるんで儲けてる米問屋が出てきて、好青年が出てきて、勧善懲悪の物語。)主演のGACKTは、文句なく美しかった。でも前半は、彼が出てくるたびにこっちも緊張しちゃって。心なしかGACKTも浮いてたような…(汗)後半は、まあ狂四郎が本人になじんできて見やすくなったけど。正直、あの戦場カメラマン渡部陽一さんも真っ青なくらいの、ゆっくりトーク。思えば、GACKTが「元祖」なんじゃない?大河のときも、セリフひとりゆっくりだったし。しかし、さっきも言ったように、GACKTは美しかった。そして、映像も美しかった。背景もあんな風にスクリーンに映し出せたら、めっちゃ便利だよね。大道具、半分ですむし。映像と音楽が、この舞台の要になっているといっても過言ではないでしょう。でも、生の芝居はなんといっても役者さんの演技にかかっているのだ。その点では、脇を固める俳優陣がよかった。とくに、嶋田久作はさすが。演技力一本で勝負していた。GACKTは所詮ミュージシャンだから演技力うんぬんは置いといて、それでもあの間のゆっくりさはそれなりにすごいと思った。舞台上で長い間を取るというのは、実はとってもむつかしい。沈黙の間にも、観客に対する吸引力を失えないから。主役級の役のとき、舞台上で10分長セリフを言うよりも、1分間無言でじっとしている方がずっとずっとむつかしい。それはよく知っている。彩乃のとげを口で取るシーン(なんでわざわざ口なのか?!)や、満月の庭で酒を呑みながらの美保代とのラブシーンは、ほんとに絵のようだった。あんなに綺麗なラブシーンは、滅多にお目にかかれるものじゃないです。美保代役の女優さんの所作が、非の打ち所がないほど美しかったというのも大きな勝因でしたが、そこはやはり、GACKTの天性の美とあの止まっているかのような間のある動きによるものに間違いはありませんから。ラスト、円月殺法――ぐるぐる刀を回すだけで、なぜ相手が斬られるのかよくわかりませんが、照明が効果的に使われていて、かなりの迫力がありました。こういう演出の仕方は「なかなか◎」と思ったけど、でも全体的には平板で目新しさのない舞台配置でした。そして、この舞台は「映画のエンドロールのように出演者が紹介されて終わり」というのを聞いていたのですが、やはりカーテンコールはなし。カーテンコールは、役者にとっても観客にとっても最高の一瞬なのに。その最大の幸せを、役者と観客から奪った演出家は、やっぱりサイテーだ。もしこれがGACKT自身の希望なら、彼はまだ役者とはいえないね。マジ一人一人の名前がスクリーンに出たとき、その役者さんも出てきてくれたらよかったのに。あと、わたしの席の周りがお年寄りやオバちゃん(自分もだけど)だったからか、彼らがおしゃべりすると口臭がしてたまらんかった。見てるときも口をあけてるから臭くて…(泣)口は閉じて見てね。
2010年10月05日
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