あんじぇ(*・∀・)のボチボチ行こうっマイペース☆・・・☆

2008年02月16日
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テーマ: 掲載小説!(222)
カテゴリ: 自作小説
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陰陽伝

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第三百二十三話 秘密(一)


 ある日、疾風と聖羅が連れ立って寺へやって来た。

 二人は境内に入るなり、走ってきた珍念とぶつかりそうになって、思わず体を「おっと」とよけた。

「よお、珍念。鬼ごっこか?」

 疾風を見上げ、真っ赤な頬をした小坊主は唇を噛んだまま頷くと、ふたたび駆け出していく。
 さらに境内の裏から、藤吉の長男・一刀と翔太の一人息子・権三も走ってきて、
「あっ、疾風」
 その一言だけで、またもものも言わずに、あっという間に寺の奥へと姿を消した。


「恵心が鬼かな」


 聖羅は自分の言った冗談に可笑しくなって、ぷっと笑う。

 案の定、しばらくたってよろよろと後を追ってきたのは、藤吉の次男・吉であった。

 吉は生まれつき足が悪い。
 付け根からぐにゃりと内に曲がっているのだ。
 だが子供たちは吉がそうだからといって特別扱いにはしない。
 疾風も聖羅も、それでいいと思っていた。
 盗賊は、吉の足が悪いからと言って特別に命を助けてはくれないだろうから。


「おい、吉。みんな寺の裏へ回ったぞ」

 疾風が小声で教え、吉は鼻水で汚れた顔を上げてにっと笑った。
 その後ろ姿を見送りながら、聖羅が言う。


「まあ僧坊に上がってみよう。まずはミョウジに挨拶だ」


 だが紫野はいなかった。

 二人を出迎えた和尚は、すまなそうに、
「最近紫野は、よく野駆けにゆくんじゃ……そうか、わしはまた、おまえたちと一緒かと思うておったのじゃが」

 それを聞いた二人とも、意外そうに顔を見合わせた。


 和尚はできるだけのんびりと答えたことである。

「おそらく、ハナカゲに乗っていると、気持ちがすっきりするんじゃろう。このところ、色々と心の晴れぬこともあったようじゃからな」

「心の晴れぬこと?」

 疾風には聞き捨てならない言葉である。

 和尚は、しまったという顔をした。


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【あんじぇの徒然草】

一刀、権三、吉。
この三人の子供たちも、盗賊に殺されてしまいます。
こうして生きた証を書く作業って、ある意味昔のフィルムを見ているような気がします…。



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Last updated  2008年02月17日 00時31分36秒
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