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3年前の5月、私は真剣に「死ぬこと」を考えていました
正確には「この世から存在を消してしまうこと」といったほうがいいかもしれません
どうしてそんな風に思ったのか、それは今でも分かりませんが、とにかく 「私は存在してはいけない」 という強い強迫観念にも似た思いであったことは確かです
水曜日の夜に 「存在を消すこと」 を決意しました
その時に決めていたことは
1.薬で死ぬこと
これは、他の方法だと遺体の損傷が激しく、見るに耐えない場合が多いと思ったことと、
チビちゃんが保育園に行っている間に、私がいなくなってしまったら、チビちゃんが私を求めて捜し歩くのではないかと思ったから。
だったら、たとえ息をしていなくても、朝起きたときにいつもと同じように私がいるほうが、チビちゃんに与えるダメージは少ないと考えたからです。
そして、その当時チビちゃんは3歳前でした
3歳を過ぎると記憶力もしっかりとしてきます
だから、チビちゃんの記憶に深い傷を残す前に逝こうと思ったのです
2.アルコールを入手すること
これは 「完全自殺マニュアル」
に載っていたのですが、
薬と一緒にアルコールを摂取することによって、成功率が高まるとあったからです
なので、木曜日に酒屋さんに行ってお酒を買ってきました
3.決行は金曜日の夜に行うこと
これは、当時火曜日と金曜日に公文式のアシスタントをしていたので、その穴を開けるわけにはいかないと思ったからです
だから、仕事が終わって、いつものようにチビちゃんを寝かしつけ、その後お薬を飲んで逝こうと思っていました
そして、金曜日の午前中の内に家族と親しい人に遺書を書き、お薬の準備もしておきました
金曜日に死ぬ と決めてから、見るもの感じるもの全てに敏感になりました
心のアンテナをふるに使って、この世の美しいもの、楽しいこと、綺麗だと思ったこと、感じたこと、
全てを脳裏に焼き付けて逝こうと思いました
そう思ってみると、この世界は新鮮なことで満ち溢れていました
そして金曜日の夜
いつものように、チビちゃんをお風呂に入れて、寝室に行き、絵本を三冊読みました
チビちゃんに絵本を読んであげるのもこれで最後なんだなぁ・・・と思いながら
心は思っていた以上に平静でした
怖くもなく、後悔もありませんでした
ただただ、早く楽になりたい、存在を消してしまいたい
それだけを祈っていました
そんなささくれた心で読み始めた絵本なのに、読み進めていくうち、私の心が穏やかになっていくのを感じました
いつの間にか絵本の世界に入り込んでいて、私の心は穏やかに、安らかになっていました
これが、絵本の力なのか!
って、心底驚きました
いまさっきまで、死を決意していた人の心をほぐすことができるなんて、
どんな名医でもできないことだと思います
私は、自分が「死」を考えていたことすら忘れるくらい
穏やかで、優しくて、ふんわりとした、暖かい空気に包まれていました
チビちゃんを抱っこしながら読んだからかもしれません
とにかく、私の「自殺計画」は絵本によって、未遂に終わったのです
絵本とは、なんて素晴らしいものなのでしょう
私はチビちゃんのためというより、自分のために絵本を買っています
絵本から教わることはたくさんあります
5月のあの日、チビちゃんのために絵本を読んでいなかったら、私はココにいなかったことでしょう
チビちゃんを膝に乗せて絵本を読む これは、何にもかえがたい至福の時間なのです
私はきっとこれからも絵本を読み続けるでしょう
チビちゃんのためでもあり、私のためにも・・・
そんな私が気に入っている絵本です
これは、去年買ったのですが、何度読んでも涙が出ます
今でも絵本の力に助けられています
私に絵本を読む機会を与えてくれたチビちゃんへ
ありがとう(^^)
大好きだよ(^з^)-☆Chu!!
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