ヒーリングハウス『わし』へようこそ

ヒーリングハウス『わし』へようこそ

2006年07月19日
XML
カテゴリ: 日々の徒然草
わしは追われていた。
「はっ、こんなところに催涙弾が仕掛けてある。」
「ナパーム弾が雨のように飛んでくるんだよな・・・。」
「液化窒素瓶画道端にごろごろしてるのはちょっとなぁ。」
もはやボヤクのが日常になりつつあった。
何に追われているかは秘密である(もはや公然の秘密とも言うw)。


そんなある日・・・
「やば!足元にウサギの影が!動けないぞ、オイ!!」
油断したわしに迫り来るひとつの影。

「あれはやばい。今までよりはるかにやばい!」
震える手、逸らしたがる目、泡立つ肌、そして自然と漏れる悲鳴。
わしは死を覚悟した。


「あら、わしさん。こんな所で何をしているのかしら?」
おのずと知れた発言の主はわし姫。
そう・・・わしに降りかかる災難の数々は彼女の所業である。


「もう・・・逃がさない。」
わしはその台詞を戦慄と共に受け止めた。彼には姫の台詞がこう聞こえたのだ。
「地獄へようこそ。」
しかし彼の認識はある意味合っていたのかもしれないが、真実はまた別の所にあった。
それを彼が知るのは10秒後の事である。


姫はそうつぶやくと、両の目から涙をぼろぼろ流し・・・・・・・・そして彼に抱きついた。

わしがそばにいてくれれば、姫はそれだけで幸せなのじゃ。
これまでに溜まったお金はそちに好きにすればいい。
わしが傍にいてくれれば、姫はもう何も望まぬ!!」

一瞬沈黙が流れた。


「・・・・・・・・・・」

空は何処までも高く青く、雲は白く聳え立ち、日光が燦々と照っていた。
鳥が遠くでさえずり、虫の声がざわめき、魚の跳ねる音が聞こえた。
そして彼はそっとつぶやいたのだ。

(おしまい)



(以下あとがき)

耳で結構お話の続きを望む&楽しかったとの声を頂き、嬉しかった覚えがあります。
かなり悩んだんですが、しっかり終わりの時を決めておかなければとは感じまして、
こんな終わりになりました。
ちなみにフォーム軍資金は、どうしようか正直かなり迷っていまして、
GvのBIS役+αのアルファの部分で、殴りBISをやるか天使をやるかで
装備品がかなり違ってくるので(本当に勘弁ですよ)、考えています。

・・・ともあれ、読んでくださった皆様に心からの感謝の意を。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年07月19日 20時57分05秒
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

プロフィール

わし@あおいつかい

わし@あおいつかい

カレンダー

コメント新着

ごろう@ Re:復活。(05/21) ご無沙汰してます。自分は元気です。思い…
ライゾウ@ 秘密 自分もそうだったですが、分身だしてると…
D・エイクロイド@ 指と首 まず、首ですが 花乙女+黄金ブーツだと、イ…
D・エイクロイド@ 武道について 今は、鏡の時代。 まずは、地下界に通い…
サラ味 @ ありがたき・・ まさかこんなにも詳しく書いてもらえると…

バックナンバー

2024年12月
2024年11月
2024年10月
2024年09月
2024年08月

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: