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2006.11.10
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昨日から、夫の勤めるNGOと他の団体が企画した、あるワークショップが

始まりました。夫が見に行っていいというので、同行しました。


先日の日記 に書いたように、夫はあるNGOでエイズ対策のプロジェクトを

統括しています。そして、ワークショップの内容は、エイズに感染している

人たちが暮らしやすい環境をつくることを考える、というもの。参加者の

多くは、そういった活動をしている団体の人たちや、実際に感染している

人たちです。みんなで集まって共通のテーマを議論し、一緒にやっていけ

ることを決めるのが、ワークショップのねらいです。

(↓会場の庭の写真です。緑が多く、とても心安らぐ場所でした。)

Workshop site


シー確保のため、写真撮影禁止でした。


さて、イベントが始まり、冒頭のいくつかのスピーチと参加者の自己紹介が

終わって、始めのグループワークの説明に入った時のこと。参加者が次々と

手を挙げて発言を始めました。参加者の「人選」に異議を唱える人もいれば、

グループワークについて、「個人や地域によって状況が違うんだから、みんな

で集まってやるなんて意味がない」と言う人もいます。


議事進行の担当が上手にその場をとり仕切りましたが、私はちょっとびっくり

してしまいました。NGOで働いていた時、同じようなワークショップは、何度も

見たり、参加したり、企画したりしてきたけれど、「みんなでやるなんて意味が

ない」という発言を聞いたのは、初めてです。


この国が、ひとつのまとまった国として動き始めてから、まだ日が浅いことを、




植民地から独立した後、30年以上にもわたってこの国を支配した独裁政権は、

人々が集まって蜂起するのを防ぐため、わざと地域と地域とをつなぐ道路を分断

させたそうです。(そのせいで、いまだに他の地域に行くには、飛行機で移動す

るしかない状態です。)その後は、長年にわたる内戦続き。ワークショップの参加

者が、他の地域から来た見知らぬ人たちと一緒にグループワークをする気になら




言葉も民族もほとんど同じ日本という国に生まれ育つと、国としてのまとまりが

ない、という感覚が、どうしてもピンと来ません。が、思えば、戦国時代や江戸時

代など、日本にも似たような時代はあったのですね。そして、日本が近代国家と

しての形を整えるにも、沢山の時間がかかり、試行錯誤がありました。


歴史の中で、それぞれの国がそれぞれのステージを通っていく過程を、温かい目

で見守りたい。そんな気持ちにさせられました。そして、このワークショップのよう

な小さな機会を通じて、みんなで力を合わせることのパワーが広まっていくといい

な、と願いました。





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Last updated  2006.11.11 02:05:46
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