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2015.10.31
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カテゴリ: 邦画
0210 地震列島

『0210 地震列島』オモテ面

【スタッフ】
・製  作  田中友幸
・脚  本  新藤兼人
・監  督  大森健次郎
・特技監督  中野昭慶
・特別スタッフ 竹内 均
       大崎順彦
       諏訪 彰
・撮  影  西垣六郎
・美  術  阿久根巌

・録  音  林頴四郎
・照  明  小島真二
・特殊技術  
 撮  影  山本 武
       長谷川光広
 美  術  井上泰幸
 照  明  森本正邦
・協  力  グループ915

【キャスト】
・勝野 洋
・松尾嘉代
・永島敏行

・大滝秀治
・佐分利信
・松原千明
・村瀬幸子
・松村達雄

・山崎 務
・岡田英次
・三木のり平

『0210 地震列島』ウラ面

【仕  様】
・型  番  TDV-2732D
・製作年度  1980年
・製 作 国  日本
・原  題  ----
・収  録  本編 126分+映像特典 34分
・音  声  1.日本語4.0chステレオ
       2.音声コメンタリー
・字  幕  1.日本語字幕
・サ イ ズ  16: 9 LB ビスタサイズ
・そ の 他  片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、
       NTSC 日本市場向、DVD、セル専用、\4,800(税抜)
・発 売 元  東宝株式会社
・リリース  2003.09.25
・映像特典  1.中野昭慶「地震列島」を語る
       2.特報
       3.劇場予告編
       4.オーディオコメンタリー:勝野洋(川津洋一役)
                     古怒田健志(聞き手)

【ジャケット】
・オモテ面:―これだけは神ですら止められない―
・ウラ面 :東京を襲うマグニチュード7.9!
      直下型大地震発生!
      地獄と化した東京で、決死のサバイバルが始まる!
        過密都市・東京を直下型大地震が襲ったら?
        地球物理学・耐震工学・火山学に基づく緻密な考証により映像化された、
        パニック・スペクタクル巨編!


いいですねぇ、このイラスト!(笑)
昔の映画館の看板みたいで懐かしさが心の底から湧いてくる。
パニック映画だから、これ以上のデザインはないだろうなぁ。崩壊して炎に色づく東京の画に、出演者の顔がズラリと並ぶ。やっぱり、映画ってのは、こうでなきゃね。(笑)
ウラ面も、まずまずの出来映え。静謐な東京の遠景を上部に配して、その下にはスペクタクル・シーンの画像がバーンと出ている。出来れば、もう少し分かりやすい画像の方が良かったけど、まぁ、十分にそそられる出来映えです。見事!(笑)

【感  想】
「マグニチュード7.9」

日本映画界が世界に誇る特撮パニック映画の決定版。後半の地震の描写は、『日本沈没(1972)』よりも熱がこもっているかも知れない。(やや近視眼的だが……)

ところが、私は長いこと、本作品はTVMだと思っていた。劇場公開されたのを知らなかった。(他の作品と混同していたかも知れない)
TV放送を観て、随分と特撮に力を入れたなぁぐらいにしか思わなかった。
『日本沈没』と較べて、昼メロ風の展開について行けなかった記憶もある。学生だったからかも知れない。当時はスペクタクルとサスペンスとミステリーにどっぷりと浸っていたから、一般人のサバイバルなんて興味がなかった。
そもそも、どんな大災害が身に降りかかっても、自分だけは生き残ると思っていた。いまも、そう思っている。(笑)

――地震予知会のメンバーである川津博士は、大島の三原山や岩槻の深井戸の変化から、東京に直下型の大地震が起きると発言する。
防災意識の低さを懸念してのことだったが、変化が顕著になって来る。その行動に政府も興味を持ち、学会も動き始める。
しかし、時すでに遅し。東京をマグニチュード7.9 の大地震が襲う。
……というお話し。

主人公の川津博士の不倫や夫婦の再生物語などは、正直どうでもよくて、彼が東京の無防備さを懸念して、「大地震が来るゾ」と動き回る辺りが面白い。確かに、この過密都市が大地震に襲われたら、ひとたまりもない。

誰もがそう思っているのに、耐震強化だけでことを済まそうなんて間違っているような気がする。東京中に張り巡らされたガス管や上下水道管の老朽化は激しいし、交換工事も遅々として進まないとも聞いた。地下鉄の補強工事だって後回しだ。

東日本大震災の後、地下街がシェルターになるなんて話しもあったが、23区の半分は東京湾に沈むと言われているのに正気の沙汰とは思えない。(箱舟を埋めてあるなら解るけどね)
東京を大地震が襲った場合の検証と対策をしっかりお願いしたいものだ。(オリンピックより優先すると思うなぁ)

本作品の後半は、大地震の様子を嫌というほど描く。
マンションの崩壊シーンは、いま観てもスゴイ。多岐川裕美さんのお芝居なんか実にリアルだ。彼女の演じたキャラクタは好きじゃないけど、揺れるマンションの一室で家具が倒れる中を右往左往する姿は、アクション俳優顔負けだった。

―― 一方、川津博士は、妻と地下鉄に乗っている最中に地震に遭う。隅田川の水が流れ込み、車輌を押し流す。
他の生存者と一緒に車輌に捕まって何とか生き延びた2人だったが、水嵩は増すばかり。川津博士は、脱出口を見つけるために水中に潜るが……。

川津博士を演じるのは、勝野洋さん。私たち世代には“テキサス”だな。(笑)
妻役は、松尾嘉代さん。能面のように冷たい表情から生きる希望を見いだすラストカットまで、実に多彩な表情を見せてくれる。初めて、いい女優さんだなぁと思った。(失礼!)

大規模セットでの撮影も見事。全編通じて、熱い。人間模様も熱ければ、役者さんたちの体当たり演技も熱い。いまどきの“なんちゃって”俳優さんたちとは覚悟が違うのだ。

いい作品だった。

オススメ!





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Last updated  2015.10.31 06:20:17
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