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2017.03.26
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カテゴリ: デザスター映画
0722 大空港

『0722 大空港』オモテ面
※オモテ面

【スタッフ】
・監  督  ジョージ・シートン
・製  作  ロス・ハンター
・原  作  アーサー・ヘイリー
・脚  色  ジョージ・シートン
・撮  影  アーネスト・ラズロ
・音  楽  アルフレッド・ニューマン

【キャスト】
・ベイカーズ・フェルド…バート・ランカスター
・デマレスト……ディーン・マーティン

・グエン…………ジャクリーヌ・ビセット
・パトローニ……ジョージ・ケネディ
・ゲレロ…………ヴァン・ヘフリン
・クオンセット…ヘレン・ヘイズ
・イネス…………モーリン・スティプルトン
・ハリス…………バリー・ネルソン
・シンディ………ダナ・ウィンター

『0722 大空港』ウラ面
※ウラ面

【仕  様】
・型  番  UJSD-34096
・製作年度  1970年
・製 作 国  アメリカ

・そ の 他  片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、
       NTSC 日本市場向、DVD、セル専用
・発 売 元  ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
・販 売 元  ----
・収  録  約 131分(本編)

・音  声  1.英語 2.0ch モノラル
・字  幕  1.英 語字幕
       2.日本語字幕
・映像特典  予告編

『0722 大空港』アウターボックス
※BOX

【ジャケット】
・オモテ面:----
・ウラ面 :満員の旅客機内で緊急事態発生!
      極限下の空港に錯綜する人生模様

子供の頃、本作品のチラシを持っていた。宝モノだった。正直、DVDのジャケットには、あれを採用して欲しかった。(笑)
でも、まぁ、これはこれで良いデザインだ。ジェット機の尾翼部分しか映っていない。何と言うか、大人の雰囲気だ。
でも、ウラ面にも同じ画像が使われており、較べると分かるように、このジェット機の尾翼部分は合成だ。(苦笑)
そう考えると、やっぱりオモテ面は、公開時のポスター(チラシ)を、そのまま使って欲しかった。

『0722 大空港』ディスク
※ディスク

【感  想】
「ジョージ・ケネディの勇姿と、家に帰らない男の事情」

子供の頃から好きな作品だ。ジョージ・ケネディの勇姿に惚れ、ディーン・マーティンのプレイボーイ姿に憧れ、バート・ランカスターのような大きな男になりたいと願い、ジャクリーヌ・ビセットの壮麗な目にドキドキした。ヘレン・ヘイズのようなおばあちゃんがいたら楽しいだろうな、――なぁんて思ったりもした。
人間くさくて魅力的な登場人物を、ハリウッドスターが嬉々として演じている。「これぞ映画!」といった趣の一本である。

この後、『ポセイドン・アドベンチャー('72)』 が公開され、本作品のシリーズ第2弾である『エアポート'75('74)』が製作されると、同時期に公開された 『大地震('74)』とともに火付け役となり、パニック映画ブームが訪れる。パニック映画とは、今で言うところのデザスター・ムービーである。『ジャワの東('68)』 がパニック映画の始まりだとする方もいるが、私は本作品こそが原点だと思っている。オールスターキャストであること、人間ドラマとスペクタクル・シーンの融合具合い、キャラクタの設定や配置、物語の描き方など、必要な要素の原型が本作品に見られるからだ。大袈裟な言い方をすれば、後発のパニック映画の多くは、本作品をなぞらえていると言っても過言ではないだろう。

最近はTV放送されることもなくなったが、私が子供の頃、本作品は頻繁に放送されていた。勿論、放送枠に合わせて90分程度にカットされ、トリミング版だった。それでも私には十分だった。
TV放送を録音して丹念にCMをカットし、繰り返し聴いていたっけ。あの熱意で英会話の教材を聴いていたら、いま頃は英語がペラペラになっていたかも知れない。(笑) それくらい聴き込んだので、いまでも断片的だがセリフ(吹き替え)を覚えている。

いまの過剰な描写の作品に較べたら実にのんびりしたものだが、面白さは到底およばない。確かにスペクタクル・シーンは映画の醍醐味だが、やはり主役は人間。演じる俳優の魅力があってこそだ。本作品は、当時台頭していたニューシネマに一矢報いるかのようにハリウッド渾身の一本だった。そのせいか、スターがスターの輝きをはなっている。同時にまた、観客もそれを望んでいた。自分たちが観たい映画は何なのか気付かせる作品だったと言えるだろう。

70年代は、オカルト映画やSF映画のブームもあったが、粗製乱造の果てにやがて消えてしまった。しかし、パニック映画だけは姿カタチを変えて、今も連綿と繋がっている。娯楽映画としての王道だからだろう。或る意味、『イントレランス('16)』 や『ポンペイ最後の日('35)』 なんかもパニック映画の系譜なのかも知れない。

時に、本作品の男性陣はなかなか興味深い。子供の頃はよく分からなかったが、D.マーティン演じる機長も、B.ランカスター演じる空港長も、トラブルの一夜が明けた後、妻のもとに帰らない。何てこった。(笑) 半世紀近く前のハリウッド映画としちゃ画期的と言えるかも知れない。
子供の頃は、滑走路を塞ぐように往生したジェット機を動かし、空港長から葉巻をひと箱まき上げて飄々と帰って行くG.ケネディがヒーローだった。しかし、いまは空港中のトラブルを一身に引き受けてジタバタしている空港長の方に感情移入できるのだから困ったものである。(笑)

オススメ!





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Last updated  2017.03.26 09:15:03
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